前回の続き・・・。
ボクシングに興味のない方には、どうでも良い話かもしれないが、どうしても語っておきたかったので長きにわたり投稿してしまったのだが、今回は興味のない人でも「へ~っ!」と思う話を追加しよう。
今回の『The Day – やがて、伝説と呼ばれる日 -』と銘打たれた一戦は、地上波では放送されなかった。
NTTドコモが提供する映像配信サービス“ Lemino ”での独占配信となった。
“ Lemino ”とは、ドラマ・映画・スポーツ・音楽・韓流など様々なコンテンツをスマートフォンや PC 、テレビで視聴できるプラットフォームである。
本来は、“ Lemino ”に加入していないと見られないが、今回は、チケットぴあ・イープラス・ローソンチケット・ WOWOW 百貨店などのプレイガイドで PPV(注 1 ) チケットを購入することにより観戦可能だった。
(注 1 ) Pay – Per – View (ペイ・パー・ビュー)。視聴する番組や動画ごとに料金を支払う“都度課金型”の有料配信方式のこと。主にスポーツやライブ、映画などのオンライン配信・ CS / BS 放送で使われる。
私が調べたところではイオンシネマでも観戦可能だった。
料金は・・・。
事前購入(ブラウザ/ DAZN /プレイガイド): 6,050 円( 2026 年 5 月 1 日 23:59 まで)
当日購入(ブラウザ/ DAZN /プレイガイド): 7,150 円( 2026 年 5 月 2 日 0:00 以降)
Lemino アプリ(アプリ内課金): 7,590 円(アプリ手数料込み)
対戦カード
【 第 1 試合 】
10R WBO アジアパシフィックフライ級タイトルマッチ
富岡 浩介( RE:BOOT ) vs 田中 将吾(大橋)
【 第 2 試合 】
10R OPBF 東洋太平洋 & WBO アジアパシフィックスーパーミドル級タイトルマッチ
ユン・ドクノ(韓国) vs 森脇 唯人(ワールドS)
【 第 3 試合 】
10R フェザー級
阿部 麗也( KG 大和) vs 下町 俊貴(グリーンツダ)
【 第 4 試合 】
10R OPBF 東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ
田中 空(大橋) vs 佐々木 尽(八王子中屋)
【 第 5 試合 】
12R WBC 世界バンタム級タイトルマッチ
井上 拓真(大橋) vs 井岡 一翔(志成)
【 第 6 試合 SEMI FINAL 】
8R スーパーバンタム級
武居 由樹(大橋) vs ワン・デカン(中国)
【 第 7 試合 MAIN 】
12R 世界統一スーパーバンタム級タイトルマッチ
井上 尚弥(大橋) vs 中谷 潤人( M.T )
通常、タイトルマッチのアンダーカードでも 4 回戦や 6 回戦(注 2 ) が戦われることが多い。
(注 2 ) ボクシングは、 A 級・ B 級・ C 級の 3 種類のライセンスがあり、 C 級ライセンスは、 4 回戦( 4R )までの試合にしか出場できない。 C 級ボクサーが 4 回戦を通算 4 勝(引分は 0.5 勝に換算)すると B 級ライセンスへ、 B 級ボクサーが 6 回戦 ( 6R )を通算 2 勝(引分は 0.5 勝に換算)すると、 A 級ライセンスへと切り替えることができる。 A 級ライセンスのボクサーは、 8 回戦以上( 8R 、 10R 、 12R 制)の試合に出場することができる。 8 回戦で勝利すると 10 回戦に出場でき、日本ランキング評価の対象となる。
ボクシングが好きな人は、この 4 回戦当たりの試合を楽しみにしている人もいる。
今回の大橋ジムの興行は、 10R 以上のタイトルマッチが複数組まれ、世界タイトルマッチも 2 戦組まれ、大橋ジムのジムとしての強さが見えてくる。
これだけ大きな興行での興行収入は・・・?
観戦チケットは 3月 6 日から販売され、約 55,000 席は即日「あっ!」という間に売り切れたようだ。
SRS 席: 330,000 円
RS 席: 220,000 円
SSS 席: 165,000 円
SS 席: 137,500 円
S 席: 110,000 円
A 席: 99,000 円
B 席: 77,000 円
スタンド内野指定下段席: 33,000 円
スタンド内野指定上段席: 22,000 円
2 階指定席: 11,000 円
SRS 席は東京千代田区の 2LDK の家賃相場である・・・www
因みに、 43,000 人の観客数だった 2 年前の 24 年 5 月に東京ドームで行われた井上尚弥 vs ルイス・ネリ(メキシコ)戦は・・・。
SRS 席: 220,000 円
RS 席: 165,000 円
SS 席: 137,500 円
S 席: 110,000 円
A 席: 99,000 円
B 席: 77,000 円
スタンド内野指定下段席: 33,000 円
スタンド内野指定上段席: 22,000 円
2 階指定席: 11,000 円
井上 vs 中谷戦の注目度が分かる(笑)。
そして、 PPV の売り上げだが、 60 万件超と言われ、推定すると約 40 億円に上るらしい。
一夜明けた会見で大橋秀行会長が、ライブ配信した Lemino の PPV の売り上げ件数が過去最高だったことを明かしている。
日本の格闘技の配信で過去最高は、 4 年前に東京ドームで開催された那須川天心 vs 武尊の「 THE MATCH 」の 50 万件とされていたがそれを大幅に上回ったことになる。
海外での過去最高は、 2015 年 5 月 2 日、米ラスベガスの MGM グランド・ガーデン・アリーナで行われた「 WBA ・ WBC ・ WBO 世界ウェルター級王座統一戦」ロイド・メイウェザー・ Jr. (米) vs マニー・パッキャオ(フィリピン)の“ Fight of The Century-世紀の一戦-”の 460 万件である。
無敗で世界 5 階級制覇を達成したフロイド・メイウェザー・ Jr. と世界 6 階級制覇王者のマニー・パッキャオの一戦は、流石に桁が違い過ぎるが、 2023 年 7 月 29 日、米ラスベガスの T -モバイル・アリーナ
で行われた「世界ウェルター級 4 団体統一戦」エロール・スペンス・ジュニア(米) vs テレンス・クロフォード(米)戦でも約 65 万件なので、井上 vs 中谷の数字は、近年の海外のトップスターの契約件数にもヒケは取らないのではないだろうか?
東京ドームでの推測されている売り上げは約 44 億円で、 PPV の売り上げと合算すれば 84 億円に上る。
ここに物販の売り上げとスポンサー料が加わってくる。
東京ドームの外に設置されたグッズ売り場は、開演 3 時間前から長打の行列でほぼすべてのアイテムが完売したそうだ。
100 億超の興行になったのは間違いないだろう?
気になるのは、 2 人のファイトマネーだが・・・(笑)。
大橋会長は、「ファイトマネーは巨額です。金額はちょっと言えないけど、もちろん 2 人とも(自身)過去最高額だと思います。井上拓真も過去最高額です。」と語っている。
井上選手は 2025 年に 4 度の防衛戦を戦っている。
ファイトマネーは非公表だが、スポーツビジネス専門の米メディア、スポーティコが 1 月 14 日に発表した、「 2025 年の年収によるスポーツ選手の長者番付」では、年収 6,200 万ドル(約 98 億 6 千万円)で世界 2で 25 位にランキングされている。
因みに、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、 1 億 250 万ドル(約 163 億円)で 8 位にランキングされている。
Wiki 情報だが・・・。
井上選手が軽量級としては破格のファイトマネーを稼ぐボクサーと言うことは勿論のことだが、 WBSS 準決勝では、基本給と勝利給を合わせて約 80 万ドル(約 8,768 万円)、 WBSS 決勝では主催者のカッレ・ザウアーラントによると 100 万ドル(約 1 億 800 万円 )以上の優勝賞金を獲得している。
また、ラスベガスデビュー戦のジェイソン・モロニー戦、続く 2 戦目のマイケル・ダスマリナス戦、日本国内で行われたケンナコーン・ルアンカイモック戦ともファイトマネーが 100 万ドルを超え、ドネアとの 2 戦目では約 2 億 3,000 万円、バトラーとの 4 団体統一戦は視聴者数から算出されるインセンティブを除いた最低保証額が 3 億円・・・。
4 階級制覇を賭けたスティーブン・フルトン戦では約 5 億円、ルイス・ネリとの試合では総額 10 億円超となったとされている。
関係者によると、昨年 12 月のサウジアラビア・リヤドで行われたアラン・ピカソ(メキシコ)戦は日本人最高額だったという。
今回は“サウジマネー”を超え、数十億円規模になるとみられる。
因みに、ファイトマネーの史上最高額は、前述した“ Fight of The Century-世紀の一戦-”に勝利したフロイド・メイウェザー Jr. の約 2 億 1,000 万ドル(当時約 252 億円)が史上最高額とされる。
この試合の入場料収入は約 7,000 万ドル(約 84 億円)、 PPV の購買件数は収益は約 4 億ドル(約 480 億円)とされている。
また、敗れたパッキャオのファイトマネーは約 1 億 5,000 万ドル(約 180 億円)と伝えられている。
そんなことより、私が今回の興行で驚いたのは、一夜明けての大橋ジムの会見である。
元 4 階級制覇王者・井岡一翔に 12R 判定勝利を収めた WBC 世界バンタム級王者の井上拓真への記者からの質問への大橋ジムの面々の回答が秀逸である。
記者:「家に帰ってから試合映像を見直しましたか?」
井上琢磨:「見直そうとしたんですけど、 PPV を買ってなくて、その日は諦めました。」
父・真吾トレーナーも:「買ってない。システムも分からなくて…」
井上尚弥:「僕は買いましたよ」と胸を張る
大橋秀行会長:「俺も買ってない」
主催者でさえ購入しなければ見られないというのも驚きだが、購入さえしていない面々・・・(笑)
元 4 階級制覇王者・井岡一翔に 12R 判定勝利を収めた WBC 世界バンタム級王者の井上拓真への記者からの質問への大橋ジムの面々の回答が秀逸である。
記者:「家に帰ってから試合映像を見直しましたか?」
井上琢磨:「見直そうとしたんですけど、 PPV を買ってなくて、その日は諦めました。」
父・真吾トレーナーも:「買ってない。システムも分からなく・・・。」
井上尚弥:「僕は買いましたよ。」と胸を張る
大橋秀行会長:「俺も買ってない。」
主催者でさえ購入しなければ見られないというのも驚きだが、購入さえしていない面々・・・(笑)











