前回の続き・・・。
前回、私の若いころの話の中で、当時、一番人気のマイルドセブンが200円から220円へと値上がりしたという話をさせていただいた・・・。
その後も、煙草は事あるごとにターゲットにされて、順調(?)に値上がりを続けている。
ご丁寧にセブンスターの価格変遷を調べている人が大勢いるので、拝借して転載させていただく。
時系列 | 価格 | 理由 |
---|---|---|
1969年2月1日発売 | 100円 | 物価上昇による値上げ |
1975年12月18日~ | 150円 | 物価上昇による値上げ |
1980年4月22日~ | 180円 | 物価上昇による値上げ |
1983年5月1日~ | 200円 | 物価上昇による値上げ |
1986年5月1日~ | 220円 | 物価上昇による値上げ |
1997年4月1日~ | 230円 | 消費税増税(3%→5%) |
1998年12月1日~ | 250円 | たばこ特別税の創設 |
2003年7月1日~ | 280円 | たばこ税の増税 |
2006年7月1日~ | 300円 | たばこ税の増税 |
2010年10月1日~ | 440円 | たばこ税の増税 |
2014年4月1日~ | 460円 | 消費税増税(5%→8%) |
2016年4月1日には、セブンスターは現状維持だったが、主力銘柄であるメビウス(旧:マイルドセブン)シリーズ35銘柄が、「ブランド名をマイルドセブンからメビウスに変更したことに伴う費用などを転嫁」を理由に430円から440円に引きあげられている。
その際、我々世代にとっては、懐かしい銘柄も一挙に引き上げられたようだ・・・(;´∀`)・・・うわぁ・・・
わかば(1966年8月20日発売) 260円 → 290円
エコー(1968年8月20日発売) 250円 → 280円
しんせい(1949年6月1日発売) 250円 → 280円
ゴールデンバット(1906年9月1日発売) 210円 → 260円
うるま(1972年5月15日発売) 260円 → 290円
バイオレット(1972年5月15日発売) 250円 → 280円
1985年にたばこ事業法が施行されるまで、たばこは葉の品質によって1〜3級品に分類されていて、この6銘柄は旧3級品として扱われてきた・・・。
ウルマとバイオレットは、沖縄限定品で馴染みのない方もいるかもしれないが、大学時代、毎年1か月以上にわたり沖縄に写真を撮りに行っていた私にはなじみの銘柄だったりする・・・(笑)
更に、この6銘柄は今年4月1日、2年連続引き上げられた・・・。
わかば 290円 → 320円
エコー 280円 → 310円
しんせい 280円 → 310円
ゴールデンバット 260円 → 290円
うるま 290円 → 320円
バイオレット 280円 → 310円
元々、当該6銘柄については、たばこ税軽減措置が取られ、他の銘柄に比べて価格が安くされていたらしいのだ・・・。
更に、当該6銘柄の軽減措置が段階的に縮小・廃止され、増税となるため、2019年度まで段階的に引き上げられていくらいい・・・。
我々世代の懐かしいと思う人でも、質のいい煙草が出回りだしてからは、実際に吸っていた人は希少ではないだろうか?
しかし、この財布にやさしい旧3級品は、たばこ増税の影響を受けて徐々に売り上げを伸ばしていたらしいのだ・・・。
2009年までは上位20銘柄に入っても来なかったのが・・・。
ナ・・・ナ・・・ナントー・・・ヽ(;^o^ヽ))) (((/^o^;)/
2010年の一箱140円ものたばこ大増税以降、大躍進を遂げているのである・・・。
2010年・・・エコー(19位)
2011年・・・エコー(8位)・わかば(16位)
2012年・・・エコー(8位)・わかば(10位)
2013年・・・わかば(8位)・エコー(9位)
2014年・・・わかば(6位)・エコー(7位)
2015年・・・わかば(4位)・エコー(5位)
2016年・・・エコー (4位)・ わかば(5位))
更に面白いのは、マイルドセブンは1977年の発売以降、常にそのシリーズでナンバー1の売り上げを誇っていた。
マイルドセブン(1977年~)→マイルドセブン・スーパーライト(1998年~)→マイルドセブン・ライト(2002年~) →マイルドセブン・スーパーライト(2005年~2007年)
2008年、長きに渡り王座に君臨し続けたマイルドセブンシリーズの牙城を崩したのは・・・!
ダダダダダダダ━━ヽ(゜∀゜)ノ━━ダダダダダダダ
新商品でも何でもないセブンスターの返り咲きである・・・w( ̄△ ̄;)wおおっ!
実は、この前々年度(2006年)6月までのマイルドセブンの価格は270円、セブンスターの価格は280円とセブンスターが10円高かったのである。
それが、2006年7月1日以降は、たばこ増税により、どちらも300円と価格が並んでしまったのである・・・。
一時は、マイルドセブン&マイルドセブン・ライト&マイルドセブン・スーパーライトのスリートップとセブンスターを比較するとトリプルスコア以上の開きが出ていた。
この間、マイルドセブンとセブンスターは発売以降、2003年7月1日の値上げまでは同一価格で売られていたのである。
しかし、価格が同じならば、より美味しいものを吸いたいというのが人情というところだろうか・・・。
いやいや・・・。
やはり、煙草が一箱300円を超えた時点から、煙草はヘビーユーザーの嗜好品になってきたのではないだろうか・・・?
次回へ・・・。