前回の続き・・・。
今朝、一本の電話が入った。
前回の以下の記述に不安を持っての問い合わせだった。
『ASK株式会社と中兆生物科技有限公司は正式に代理店契約を結んだことになる。
私は、塗料における抗酸化溶液を配合した商品の開発及び販売、その他塗料に付随する一切の中国国内の特別代理店の権利を中兆生物科技有限公司に与えることを宣言した。』
これは、あくまで中兆生物科技有限公司が製造するパテ、塗料、あるいはそれに付随する商品に関してのことで、ASK株式会社が製造し、中国国内で販売している抗酸化工法資材に関しては、影響を及ぼさない。
安心して欲しい!
合作式終了後、今回の本来の目的である環境回復サロンの施工指導に移る。
中兆生物科技有限公司の意向で、1床分のサロンを4か所作りたいということで、その一つを本社事務所に作るということだった。
縦2.5mX横1.6m×高さ2.2m
これに対して、予め、必要資材の見積もりとサロンの図面は送っていた。
そして、陳さんからは以下のようなメールを訪中直前にもらっていた。
原文まま
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2017/06/24 (土) 22:07
1)もう一つ確認したいことがあります。
環境回復サロンの床の加熱層上のタイルを敷く部分について、
こちら側は事前に加熱仕事を行い、佐々た様が現場に着いてから、
一緒にタイルを敷くことを実施しますか。
それとも加熱施工も佐々た様が着いてから行いますか。
また、壁に対して加熱施工したら宜しいですか。
壁に加熱施工すれば、加熱効果が更に出ると思いたがるからです。
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以下、私(佐々た)からの回答である。
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原文まま
2017/06/26 (月) 9:21
> 1)
そこまでの施工は分かるのでしょうか?
すべて、私が行った後の方が確実だと思います。
> また、壁に対して加熱施工したら宜しいですか。
> 壁に加熱施工すれば、加熱効果が更に出ると思いたがるからです。
これは断熱のことでしょうか?
これもすべて行った際にお伝えします。
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そして、このメールに関しての陳さんからの返事がないまま、上海訪問のスケジュールと質問集が届いただけである。
一抹の不安を覚えながら、工事中のサロン内部を覗いてみた・・・(「  ̄ー ̄) ドレドレ・・・
工エエェェ(´ロ`ノ)ノェェエエ工
そこには、既に床部コンクリートを打設して、壁面には断熱材まで貼っている内部が・・・。
以下、通訳の陳さんと、あるいは陳さんを通しての会話である。
私:「え~っ。俺が付いてからにした方が良いって言ったじゃん・・・。」
陳:「何だか、間に合わないと思って作業に掛ったらしいです。」
私:「え~っ。ちゃんと出来てんの~?」
陳:「聞いてみます。」
私:「床はどんな構造になってんの?」
李:「コンクリートを打って、ヒーターを入れて、コンクリートをもう一度打っています。」
私:「コンクリートには抗酸化溶液は入ってる?」
李:「いえ。入れてないです。」
私:「う~ん・・・。熱源は何かな?」
李:「床暖用のパネルを使ってます。」
私:「えっ?パネル?エクセルパイプ使わなかったの?」
李:「ガスが引けないので電気式じゃないと駄目だったんです。」
私:「パネルヒーターの上は何cm位、コンクリート打ったの?」
李:「2~3㎝位です。」
私:「そのヒーターって何度まであがるの?」
少し調べて・・・。
李:「50度です。」
私:「50度じゃあ、タイルも温度が上がらないわ。」
李:「何度位まで上がればいいですか?」
一応、以下、技術を盗まれないように数字に関しては〇で対応する。
私:「〇~〇度まで上げる余力があれば良いんだけど・・・。もしかしたら、このヒーターもリミッターが付いているかもしれないんで、もしあったら、それを解除できるかどうか聞いてみてください。」
李:「はい・・・。」
私:「ところで、床には断熱材は入れた?」
李:「はい。」
私:「ほう~っ。何cm?」
李:「これと同じ奴です。」
・・・と、壁面に使っていた断熱材を見せてくれた。
私:「4cm~。本来ならば、ここは階下に空間があるので〇cmは欲しいんだよね。」
李:「え~っ。」
私:「そして、その断熱材の上にコンクリートを〇~〇cm打って欲しいんだよね。」
李:「え~っ!じゃあ、床部だけで何cm位見とけばいいんですか?」
私:「まあ、床が既に打設されている場合、断熱材:〇cm:、コンクリート:〇cm、そこにメッシュ貼って、メッシュの厚さが〇cmだから、そして、最後に馴らしモルタルで〇cm、そこにタイルを貼っていくから〇cm、・・・トータルで〇cm位かな?」
李:「え~っ!!私たちがいままでやってきた床暖とは全然違う。」
私:「だから、私が規定からの方が良いって言ったんだよ~。」
李:「・・・。」
次回へ・・・。