前回の続き・・・。
いつ位から芳香性柔軟剤が売られるようになったのか調べてみた・・・□_((ヾ(・ω・*)カタカタ
どうやら、元々は、ダ〇ニ〇という海外の柔軟剤が諸悪の根源らしい・・・チッ(・д・)
ダ〇ニ〇とは、P〇Gが、アメリカ・東南アジア・メキシコで発売している衣類用柔軟仕上げ剤のブランド名である。
日本にも、P〇&Gジャパンという子会社はあるものの、ダ〇ニ〇の香りが日本の消費者には適していないというP〇G本社の判断により、日本では取り扱いがなかった。
その為、並行輸入品となり、海外のスーパーチェーンや輸入雑貨店など限られた店舗でしか手に入らなかった。
ところが、その独特の香りと希少性が「周囲と違うものを使いたい」という“〇〇”な層に受けてクチコミで人気となり、その勢いで一部の大手スーパーの店頭にも並ぶようになったという代物だ。
元々、欧米では、香水文化の発達し、香りを付けることが一般的であった。
それに対し、日本では、「防臭」「消臭」など、香りがしないことの方が支持されてきた。
しかし、ラ〇オ〇調べによると、この頃から、香りにそれほど抵抗のない世代が柔軟剤の購買層である主婦となり、「生活の中に自分の好きな香りが欲しいというユーザーが増えており、日常の家事をできるだけ楽しみたいという意識が強く、洗濯物を干したり、たたんだりするときに自分の好きな香りがすることで、洗濯の負担が軽減される。」という声が増えてきたらしい・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ
そうなると、P〇G、花〇、ラ〇オ〇の大手三社が、指を咥えて見ているわけがない。
大手3社から芳香性柔軟剤七製品が投入されたのである。
先行するP&Gからは、“レ●ア●ピ●ス”シリーズ2種類。
花〇からは、“ハ●ン●”シリーズ2種類。
ラ〇オ〇からは、“ソ●ラ●”シリーズ3種類。
時が流れること5年・・・。
「売り上げは直近5年で約1.5倍」(花〇)。
「2008年に約850億円だった市場規模は、2012年は約1000億円超に達する見込み」(P〇G)。
「1~3月、高残香タイプの柔軟剤市場は前年比約110%」(ライオン)。
各社、思惑通り、市場拡大を達成している・・・ヽ(`ε´*)ノブーブー!!
更に、この芳香性ブームは一向に萎む気配を見せず、第二ラウンドへと突入していくのである。
やはり、P〇Gが仕掛けたものが端を発している・・・。
そうあれである・・・!
“レ●ア●ピ●ス ア●マ●ュ●ル“
ア●マ●ュ●ルは、元々、海外では人気商品だったのだが、満を持しての日本市場への投入となった。
“レ●ア●ピ●ス ア●マ●ュ●ル”は形状がビーズ状になっており、それ自体に柔軟剤効果はなく、洗濯の最初に洗濯槽に直接投入して衣類に完全に“香りを付けること”に特化した製品だ・・・( ゚ Д ゚!)・・・・マヂカッァァァ
ア●マ●ュ●ルの量で香りの強さを調節可能にし、更に、ア●マ●ュ●ル3種と柔軟剤レ●ア●ピ●ス4種をそれぞれ組み合わせることで、12種類の香りをカスタマイズすることが可能にした。
2012年2月の発売後3週間で予定の2.5倍、発売後1カ月半で想定していた半年分を完売、供給が追いつかないことから一時出荷停止となったほどのメガヒットを叩き出したのである。
それに対抗するかの如く、ラ〇オ〇は、“ソ●ラ● ア●リ●チ”シリーズに姉妹品“香●の●ス●”を併用して、自分好み香りを作り出す香りのブレンドを提案する。
“ソ●ラ● ア●リ●チ”は4種類の柔軟剤の香りと3種類の“香●の●ス●”の組み合わせで9種類の香りが楽しめるという・・・。
芳香性柔軟剤の大ヒットにより、製品数は急増・・・(@з@)ウゲ~
芳香性柔軟剤百花繚乱という時代へ突入・・・(lll-ω-)ズーン
またまた、ラ〇オ〇調べだが・・・。
「いろいろな香りを楽しみたい」・・・95%
「新しい香りを試したい」・・・89%
「2種類以上の香りのタイプを保有している」・・・60%
P〇Gは、芳香性柔軟剤の開発を進める一方、香り付き洗剤の開発にも力を入れていた。
「香●のマ●ッ,●ビ●ズ」配合“ボ●ル●”である。
衣類に触れたりこすったりする度にビーズがはじけて、洗いたての香りが着る時まで長続きするようというキワモノだ・・・ヽ((◎д◎ ))ゝ ひょえぇ~
ハイテンションな明るい外国人の女性が、「〇〇〇〇〇ポン🎶」と叫びながらCMに出てくる例の奴だ・・・!
しかし、花王調査によると・・・。
「洗濯製品の香りにこだわる層は、洗剤と柔軟剤の香りが別々のため、その相性に不満を持つ人も多いことがわかった。」
そして、花王は次の一手に打ってでるのである・・・=( =`д´= ;)⇒グサッ
2013年3月、柔軟剤と相性の良いフレグランスで香りの下地を作る新発想の洗剤「フ●グ●ラ●ス ニ●ー ビ●ズ」シリーズを発売・・・。
本末転倒な話だが、洗濯の主役は洗剤であり、柔軟剤はサポーター的存在のはず・・・(@~@)フムフム
しかし、柔軟剤の香りを優先する主婦が増えたため、柔軟剤の香りを邪魔しない洗剤が求められるようになったということらしい・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…
そうなるとラ〇オ〇だって黙っていない・・・。
“ト●プ”シリーズに、”香●の●くト●プ“を投入するのである・・・。
そう・・・!
今度は、香りの強弱だけでなく、香りの持続力が勝負になっていくのである。
私にとっては、一日中、香りに苦しめられるという地獄の戦いが続くことになるのである・・・。
次回へ・・・。