前回の続き・・・。
カタールで開催されている『 FIFA ワールドカップカタール 2022 』だが、日本代表は、グループリーグで W杯優勝経験のあるドイツ、スペインに勝利し、グループリーグ 1 位通過した。
格上の相手に勝つことを‟ジャイアント・キリング”というらしい。
スポーツの試合などで明らかに格上の相手から(大方の予想を覆して)勝利をもぎ取る、いわゆる‟大番狂わせ”を意味する表現のようだ。
‟ジャイアント・キリング( giant killing )”は英語由来の表現で、「 Jack the Giant Killer 」と呼ばれる御伽話が直接の語源とされる。
モチーフ自体は旧約聖書に遡れる寓話で、強大な巨人を打ち負かすというものらしい。
日本の FIFA ランキングは 24 位。
ドイツの FIFA ランキングは 11 位。
スペインの FIFA ランキングは 7 位。
サッカー・日本代表がドイツ代表と過去に対戦した国際 A マッチ全試合の結果と通算対戦成績は、過去 2 回対戦し、 0 勝 1 分 1 敗で 2 得点・ 5 失点。
サッカー・日本代表がスペイン代表と過去に対戦した国際 A マッチ全試合の結果と通算対戦成績は、過去 1 回対戦し、 0 勝 0 分 1 敗で 0 得点・ 1 失点。
どちらにも勝ったことはない世界が認める強豪国である。
どちらの国との対戦も、前半に 1 点を先取され、後半に 2 点を奪い返しての逆転勝利である。
まさに‟ジャイアント・キリング”である。
決勝トーナメントでは、これまでは、初戦敗退というベスト 16 止まりで、初のベスト 8 進出に日本国民の期待が寄せられた。
相手は FIFA ランキングは 12 位のクロアチアである。
サッカー・日本代表がクロアチア代表と過去に対戦した国際 A マッチ全試合の結果と通算対戦成績は、過去 3 回対戦し、 1 勝 1 分 1 敗で 4 得点し 4 失点。
日本時間 12 月 5 日(月) 24：00 キックオフ
月曜の深夜と言う時間帯にも関わらず、ジテレビ系で中継された日本 vs クロアチアは、均世帯視聴率は関東地区で 34.6% 、関西地区で 33.1% だった。
前半 43 分、右コーナーキックから堂安がけり入れ、鎌田、伊東とつないで、堂安が左足でクロスを上げ、ゴール前の吉田が競り、右足で折り返したところを前田が左足で蹴り込み、日本先制。
前半終了、 1 – 0 と日本がリードで試合を折り返す。
後半 10 分、右サイドのクロスに遠いサイドにいたペリシッチが頭で合わせ、クロアチアに同点に追い付かれる。
後半終了、 1 – 1 で延長戦突入。
延長前半 15 分、延長後半 15 分、どちらも譲らず、 PK 戦に突入。
日本： 1 人目・南野は、右に蹴ったが GK がセーブ。 ✖
クロアチア： 1 人目・ヴラシッチが左に蹴って成功。 〇
日本： 2 人目、三笘は失敗。左に蹴ったが GK がセーブ。 ✖
クロアチア： 2 人目・ブロゾヴィッチが真ん中に蹴って成功。 〇
日本： 3 人目・浅野が右に蹴って成功。 〇
クロアチア： 3 人目・リヴァヤはゴールポスト直撃で失敗。 ✖
日本： 4 人目・吉田は左に蹴ったが GK がセーブ。 ✖
クロアチア： 4 人目・パシャリッチが左に蹴って成功。
結果、 3 – 1 クロアチアが勝利し、日本初のベスト 8 はまたもお預けとなった。
日本中へ感動を与えてくれた日本代表、お疲れ様でした！
ここからが本題である。
ワールドカップを見ていて、分かることだが、誰もマスクなどしていない。
新型コロナウィルスが猛威を振るって以降、初めて世界各国から大観衆が集う巨大スポーツイベントなのだ。
厚生労働省は 4 日(日)、空港検疫所で新型コロナウィルスの感染者が 14 人確認されたこをと発表し、このうち 13 人はカタールで滞在した後に入国していた。
13 人はいずれも羽田空港や成田空港、関西国際空港に 3 日に到着しており、大半は無症状らしい。
5 日(月)にも、空港検疫でカタールに滞在した 9 人の陽性が確認され、 3 人は発熱や咽頭痛の症状があり、 6 人は無症状だった。
6 日(火)には、空港検疫でカタールに滞在した 1 人の陽性が確認され、 発熱、咳、咽頭痛の症状があった。
7 日(水)には、空港検疫でカタールに滞在した 2 人の陽性が確認され、 1 人は咳、咽頭痛の症状があった。
8 日(木)には、空港検疫でカタールに滞在した 3 人の陽性が確認され、 1 人は倦怠感の症状があった。
厳戒態勢の東京オリンピック 2020 でも世界中へ感染が拡大されたようだが、ノーマスクのワールドカップは間違いなく感染が拡大されるだろう。
先週後半の感染動向をリンクで報告する。
次回へ・・・。
