「真実の口」1,970 新型コロナウィルス・・・456

前回の続き・・・。

『新型コロナワクチンへの反応 高齢者は立ち上がり遅くブレーキ早め?』

朝日新聞デジタルに掲載されたニュースである。

お年寄りは新型コロナウイルスのワクチンに対する免疫反応の立ち上がりが遅く、新型コロナのたんぱく質にくっつく「抗体」の量も若い人ほど増えにくい――。

解析結果を京都大のグループが 13 日、英専門誌ネイチャーエイジングに発表するらしい。

加齢とともに免疫の働きは低下、病原体に感染しやすく、重症化もしやすくなり、免疫の働きを応用したワクチンの効率も下がるとされるが、個人差が大きく、詳細はよくわかっていないというのが今までの常識だった。

グループは、免疫反応の実態を調べるため、ファイザー社の新型コロナワクチンを 2 回接種した 65 ~ 81 歳の高齢者 109 人と 23 ~ 63 歳の成人 107 人の協力を得て解析した。

抗体は、ワクチンを 2 回接種した後に大幅に増えた。

ただ、ピーク時でみると、高齢者の中央値は成人に比べて 4 割低かった。

次にグループが注目したのは、他の免疫細胞に働きかけて抗体作りなどを促す「ヘルパー T 細胞」。

ワクチン接種で、新型コロナのたんぱく質に反応するものが増える。

成人は 1 回の接種で増え、 2 回目も同程度を保ち、 3 カ月後に減少。免疫の働きを活性化するアクセルが速やかにかかり、ゆっくり「減速」する傾向がみられた。

高齢者のヘルパー T 細胞の増え方は、 1 回の接種後は成人に比べて低く、 2 回で成人と同程度になるが、 3 ヶ月後には成人より低くなった。

高齢者のヘルパー T 細胞は、免疫の反応を抑えるたんぱく質 PD―1 の発現が 2 回接種後に高くなった。

過剰な免疫反応を防ぐようにブレーキがかかりやすくなっている可能性が示された。

この研究を読み解くと、ワクチンを打てば打つほど、免疫にブレーキがかかりやすくなるということだろうか?

つまり、ワクチンを打てば打つほど、免疫力が低下し、基礎疾患の悪化、新たな疾病への抵抗力の低下などなど、考えれば考えるほど、ワクチン推奨派の考えが分からなくなる(笑)。

先週、土曜日の感染動向を追う。

1 月 7 日(土曜日)

次回へ・・・。