前回の続き・・・。
日本人のための‟がん”予防法( 5+1 )を実践した生活を送っていても、長寿社会を生きる我々にとって、以下の確立を見てわかる通り避けては通れないものである。
【‟がん”と診断される確率】
男性 65.5% ( 2 人に 1 人)
女性 51.2% ( 2 人に 1 人)
【‟がん”で死亡する確率】
男性 26.7% ( 4 人に 1 人)
女性 17.9% ( 6 人に 1 人)
‟がん”と診断されたとき、多くの人は死を意識してしまう人の方が多いのではないだろうか?
がん情報サービスというサイトには‟がん”についての様々な情報が特筆されている。
以下、ピックアップしながら紹介していく。
ただし、これは一般的な対応の紹介であり、私たちが勧める抗酸化の世界の話ではないことを頭に入れておいて欲しい👍
《‟がん”と診断されたあなたに知ってほしいこと》
「ある日いきなり‟がん”と言われても・・・・」
「ショックで先生の話がぜんぜん入ってこない・・・。」
「これから自分はどうなるのだろう・・・?」
「誰に相談したらいいのだろう・・・。」
1.不安・悲しみ・怒りなどの感情がわき起こることは自然な心の反応であること
☞ ‟がん”と診断されて、動揺するのは無理もない!
「頭が真っ白になって、記憶がほとんどない・・・。」
「いろいろ決めなくてはいけないのに、何も考えられない・・・。」
☞ 徐々に悲しみや不安が押し寄せてくるかも?
「なぜわたしだけ苦しい思いをしなくてはいけないのか・・・?」
「まさか私が・・・、‟がん”であるはずがない・・・!」
☞ 気持ちが不安定になったり、やり場のない思いがあらわれたりすることは、事実を一度に受け止められないときに起こる、自然な心の反応である。
☞ 自分の心の動きをありがままを受け止める!
2.今の気持ちを誰かに話してみよう
☞ 不安や落ち込みを「ひとりで解決しなくては」と我慢してしまう方もいるかもしれないが、今の気持ちを誰かに伝えることで不安や落ち込みがやわらぐこともある。
☞ あなたのまわりにいる家族や信頼できる友人、そしてあなたの近くにいる医師や医療スタッフに話してみては如何だろう?
3.思いをうまく伝えられないときには
・どう伝えたらよいかわからないとい・・・。
・不安で不安でしょうがない・・・。
・何も考えられない・・・。
☞「‟がん”相談支援センター」に相談する
「‟がん”相談支援センター」は、全国の「‟がん”診療連携拠点病院」や「‟小児がん”拠点病院」「地域‟がん”診療病院」に設置されている、‟がん”に関する相談窓口である。
施設によって「医療相談室」「地域医療連携室」「患者サポートセンター」などの名称が併記されていることもある。
例えば、私の住む大阪であればこれだの相談支援センターが見つかる。
大阪市立総合医療センター
大阪市立総合医療センター(小児)
大阪赤十字病院
大阪国際がんセンター
大阪公立大学医学部附属病院
大阪急性期・総合医療センター
大阪医療センター
堺市立総合医療センター
大阪労災病院
市立岸和田市民病院
市立豊中病院
大阪大学医学部附属病院
大阪医科薬科大学病院 (旧称:大阪医科大学附属病院)
関西医科大学附属病院
八尾市立病院
大阪南医療センター
和泉市立総合医療センター
地方独立行政法人市立東大阪医療センター
近畿大学病院
これだけあればセカンドオピニオンどころかいくらでも自分の納得のいく相談が出来るのではないだろうか?
貴方も‟がん”になる前に上の地域から選択でご自身のお住まいにどんな相談センターがあるのか知っておくのも良いのではないだろうか?
《情報を集めるときに大切にしたいこと》
「‟がん”のことは、どのように調べればいいの・・・?」
「わたしに必要な情報って、何だろう・・・。」
「テレビで見た最先端医療が気になる・・・。」
「インターネットで検索すると、いろんな情報があって混乱する・・・。」
1.主治医は、一番大切な、あなたの情報源
☞ 主治医は、あなたの診断や治療に関してもっとも重要な情報源である。
☞ あなたにとって、今、どのように対応するのが医学的に一番良いか、医学の専門家として責任を持って提案してくれる。
☞ まずは主治医の説明をよく聞き、そして、知りたいことは遠慮せずに聞いてみる。
☞ 特に確認したいのは・・・
「正確な‟がん”の名前」
「その‟がん”の詳しい性質」
「‟がん”の広がり(病期/ステージ)」
主治医と話すときに必要なこと
① あとから見直せるようにメモをとる
・専用のノートを作り、日付を入れて順番に書く。
・家族や信頼できる人に同席してもらう。
・会話の録音の可否を聞く(施設によっては禁止されているところもある)。
② 質問リストをまとめておきましょう
・質問したいことを忘れないように準備しておく。
・がん相談支援センターで一緒に考えてもらうことも一手。
・主治医にリストを渡して、読んでもらうのもよい。
2.国立がん研究センター「がん情報サービス」が検索の入り口
インターネット上には膨大な情報がある。
中には、すでに使われなくなった古い治療法や、ある人にとっては当てはまるけれど今のあなたには当てはまらないもの、効果が科学的に確認されていないものを、保険外で患者負担が高額となる自由診療として提供しているもの、なども数多く存在することを理解する。
☞ 自分に合った確かな情報を見つけ出すことは、非常に難しいかもしれないので、まずはがん情報サービスをご利用する。
☞がんの冊子を見てみる。
3.確かな情報源から自分に合った情報を探す
その情報は大丈夫か?
以下の点を要チェック!
当てはまったら要注意・・・。
① 情報が古くないか?
医療は日進月歩、現時点で最良の内容ではないかもしれまない。
② 保険診療で受けられない治療ではないか?
一部の民間のクリニックや病院において「自由診療として行われる治療(免疫療法など)」は、効果が証明されておらず、医療として確立されていません。安全に受けられない場合もある。
③ こんな言葉が入っていないか?
「必ずよくなる」「〇〇すれば治る」「奇跡の」「特別な」「副作用がない」「どんな‟がん”にも効く」「‟がん”が消えた」…… これらは宣伝文句として使われることが大半である。
④ 「わたしはこれで‟がん”が治った!」ブログや動画
ある人に効果があった治療法が、そのままあなたの‟がん”にも効くかはわからない。
次回へ・・・。