前回の続き・・・。
川嶋さんの単独ステージが終わり、川嶋さんはステージに残ったまま、先に合唱した“一簣中学校合唱部”と“郡山東高等学校合唱部”が再入場してきた・・・。
司会者によると、川嶋さんの多忙なスケジュールの合間を縫って、合同練習をしていたとのこと・・・。
川嶋さん、一簣中学校合唱部、郡山東高等学校合唱部とのコラボによる合唱・・・。
川嶋さんのピアノ伴奏で始まる・・・o(*’▽’*)/☆゜’パチパチ
1曲目は・・・『旅立ちの日に・・・』♪
毎年、卒業式にどこかの学校で歌われているくらいの卒業ソングの定番になっている曲らしい・・・。
サビの一部を紹介しよう!
♪今新たな 扉開き はるかな年月経て
♪つぼみから花咲かせよう
♪つぼみから花咲かせよう
2曲目は・・・『とびら』♪
プログラムに紹介されている川嶋さんのコメント。
「震災から4年経つ今、現地の想いとは裏腹に“震災”というワードが風化しつつあります。風化していくことによって、忘れ去られていく怖さがあります。
そんな中、私は、“震災”を風化させず、且つ心に少しでも明るさを取り戻せるようにと言う気持ちを込めて、新曲の制作に取り掛かりました。
復興のシンボルとなるような楽曲、そして歌い継がれていくような曲を作りたい!そこで、福島県南相馬市の原町第二中学校、岩手県大槌町の大槌中学校、宮城県石巻市の荻浜中学校の生徒と一緒に、この『とびら』を完成させました。」
サビの一部を紹介しよう!
♪悔やまぬようにさびないように 毎日に想いを注ぎ込もうよ
♪上手に生きていくことよりも 生かされてきたことを忘れずに歩きたい
♪少しずつ未来へと
この2曲が歌われている間、開場はシーンと静まりかえり、皆、歌詞を噛みしめて、それぞれの想いに浸っているようだった・・・。
被災者でない私でさえ、心にジーンとくるものがあった・・・o( ̄. ̄;。)ジーン・・
後日談だが、このコンサートで共演した郡山東高合唱部の歌声に感動した川嶋さんが、『とびら』のCD収録に際して、同部に合唱を依頼し、「合唱バージョン」を「通常バーションに併せて、7月1日に収録することになっているという・・・。
そして、感動の余韻の中、出演者全員が舞台に再登壇してのフィナーレを迎えた。
ラストソングは・・・『ふるさと』♪
・・・と言っても、あの「うさぎ追いし~」の『ふるさと』ではなく、2010年のNHK紅白歌合戦の企画で作られた曲で、「嵐」が歌っていた『ふるさと』である・・・。
観客の手元にも歌詞があり、出演者、会場、全員での合唱が始まった・・・。
サビを紹介しよう!
♪巡りあいたい人がそこにいる
♪やさしさ広げて待っている
♪山も風も海の色も
♪いちばん素直になれる場所
♪忘れられない歌がそこにある
♪手と手をつないで口ずさむ
♪山も風も海の色も
♪君の ふるさと
♪僕の ふるさと
♪ここは ふるさと
そして、エンディングには、天井から大量の風船が・・・。
今まで、宮城・岩手両県の追悼式に参列してきたが、福島への思いが詰まった素晴らしい内容だったと思う。
福島県では、震災後、毎年3月11日、3部構成で追悼式を行ってきていたようだ。
1部は追悼式なのは当然だが・・・。
それぞれ2部には以下のようなことが行われたようだ・・・。
2012年には、『復興の誓いシンポジウム』
2013年には、『復興の誓いコンサート』
2014年には、『ふくしまコンサート~復興のひびき~』
そして、3部にキャンドルナイト・・・。
次回へ・・・。