「真実の口」828 東日本大震災慰霊の旅⑧

前回の続き・・・。

コンサート会場を後にした私は、第3部となるキャンドル・ナイトの会場へと移動することにした。

県内7つの会場でキャンドルが灯されているらしく、私は、福島駅傍の“街なか広場”の会場へと車を走らせた・・・。

総合プロデュースは、毎年、「一般社団法人LOVE FOR NIPPON」代表のキャンドルアーティストのCandle JUNE氏がされているようだ。

そう、見た目にインパクトのある方である。

Candle JUNE 氏

私は、この時まで広末涼子さんのご主人という程度しか知識がなかったのだが、今回、彼のブログ等を覗いてみたのだが、見る目が180℃変わってしまった・・・。

Candle JUNE Blog

人間見た目じゃない・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

その後の食事等の利便性を考えて、福島駅に近い駐車場に車を停めて、徒歩で会場へと移動した・・・。

今年は、「育もう、ふくしま。~繋げ、子供たちの未来へ~」をテーマに、各地の幼稚園で当日に灯すキャンドル作りを行なったとのことである。

会場へ着くと、何やらコンサートが・・・。

キャンドル・ナイト①

そして、その周りに、キャンドルが・・・?

キャンドル・ナイト② キャンドル・ナイト③

あれ・・・???

思ったより数が・・・??????

どうやら終わりかけで少しずつ撤去していっている所だったようだ・・・。

県のHPで紹介されていた写真も併せてUPしよう!

キャンドル・ナイト④

ライトの一つ一つにメッセージが書かれていた。

メッセージが以下のHPに紹介されていたので、いくつか紹介しよう。

http://fukushima311.jp/#messageList

過去3年のメッセージも掲載されているようだ・・・。

『家族皆で早く近くに暮らしたい』

『あれから3年 まだ流れ者 いつから元の生活に戻れるのかな』

『おそとであそべますように!』

『五年目の仮設住宅突入!!日々楽しく暮らしてます。将来は浪江に帰って釣りの出来るような海を見たい。』

『救える命 救えなかった命 忘れない』

全部のメッセージに目を通すのは容易ではないが、福島に住んでいる人、福島を離れなければいけなくなった人、福島を想う県外の人、それぞれの福島への想いが伝わってくる・・・。

キャンドル・ナイトの会場を後にした私は、遅めの晩ご飯を摂ろうと思い、出発前にチェックしていた店へと向かう・・・。

途中、開いているかどうか確認の電話を入れると、大丈夫とのこと・・・。

しかし、例の如く、私の前に立ちはだかるものが・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

そう・・・、雪・・・。

吹雪

スマートフォンで地図アプリを見ながら行こうとしていただのが、画面に雪が・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ

ようやく、着いた店は、結構、混んでいて、カウンター席が一席空いているだけだった・・・(^▽^)=3 ホッ

私の特性の一つなのだが、誰とでも、簡単に会話ができる・・・。

この日も、隣の席のお客さんと何気なく会話する。

どうやら常連客らしく、看板メニューと地元の美味しい酒等々を色々教えてもらった。

そして、その常連客が帰った後は、大将と話し込み、気付いたら、大将と二人だけになり、閉店の時間になっていた・・・ァハハ・・(^д^;)

しかし、そのお陰で、福島の色んな事を聴くことが出来た。

県外から働きに来た人たちと地元住民とのトラブル・・・。

原発から避難してきた被災者と地元住民とのトラブル・・・。

地域による東電からの補償額のへの不満・・・。

福島市自体の被害は、人的被害については、死者 3 名(うち 4 月 7 日余震によるもの1名)、重傷者 2 名、軽傷者 15 名(うち 4 月 11 日余震によるもの 3 名)、住宅被害は、全壊:171 棟、大規模半壊:257 棟、半壊:2,436 棟、損壊:2,851 棟というものだったのだが・・・。

福島県内、色んなところで話を聞いてきたが、やはり、原発事故による県民感情の相違が色濃く感じられた・・・。

次回へ・・・。