前回の続き・・・。
2016年9月10日土曜日。
平成27年9月関東東北豪雨から、ちょうど、1年が経過した日、私は彼の地に足を運んだ。
前日、別件で東京泊していた私は、定宿である品川のホテルでレンタカーを借り、午前9時に出発した。
距離にして約65km・・・。
事前に調べた所要時間は1時間15分ほどだった・・・。
ただ、東京はすぐに渋滞するので、当てにはならない・・・。
レンタカーは、6時間レンタルで、午後3時までしか借りていないので、先を急いだ。
思ったよりも順調で、休憩を挟んでも、1時間半程度で現地に着いた。
『常総魂 がんばっぺ!常総』の幟が迎えてくれた。
1年前土砂と瓦礫に埋もれていた畑には、緑が帰ってきていた・・・!
寸断されていた道路も、無事、舗装し治されていた。
やはり、決壊場所で、堤防が新しくなっているので、よそ見する人が多いのだろうか・・・???
あちこちに脇見運転注意の看板が・・・。
この日、堤防決壊時間の午後0時50分に併せて、慰霊祭が執り行われるらしく、準備もされていた。
また、常総市新石下の市地域交流センターでも、被災された住民や国土交通相、県知事ら約600人が出席する復興祈念式典も開かれた。
堤防の高さは5.5m・・・。
丁度、どこかの記者らしき女性が堤防を上っていたので、高さを実感しやすいかと思う。
実は、私がカメラを構えているのを解っていながら、自分もカメラを扱うにも関わらず、ズカズカとフレームインしてきた無礼なヤツなのだ・・・ヽ(`Д´)ノ怒
堤防から川側を見た景色・・・。
堤防から町側を見た景色・・・。
田畑以外に、家が無いのがわかると思う・・・。
写真左の中央よりやや右に、野中の一軒家の如く、ポツンと建っているのが、例の奇跡の家である・・・!
その後、濁流に流された地盤の工事を経て、今年三月末から戻られているらしい・・・。
道路は畑を迂回するように接続されていたのだが、もう、生活がはじまられているということで、遠景から一枚納めさせていただいた。
この盛土工事も、今月いっぱいで終わるらしいのだが・・・。
写真を見ていただけばご理解いただけることとは思うが、インフラは整備されても、まだまだ、復興の途中である。
平成27年9月関東・東北豪雨により、鬼怒川の堤防が決壊した茨城県では、3人が死亡し、常総市や境町などで、住宅およそ5,600棟が全半壊。
このうち常総市ではおよそ5,100棟の住宅が全半壊。
現在でも、78世帯196人が、隣接するつくば市などの県営住宅や公務員宿舎での避難生活を余儀なくされている。
常総市によると、この中には現在、住宅の建て直しや修復中という人もいるが、国からの最大300万円の支援だけでは、費用が足りずに、再建できないという人が多数に上る。
他にも、住宅の修復が終わらず、浸水被害を免れた2階で暮らしている人もいる。
常総市では、この1年で人口がおよそ1,000人減少している・・・。
あなたに出来ることがあれば、是非、動いて欲しい・・・m(_ _)m