前回の続き・・・。
もう一泊する覚悟を決めた私たちは、再度、深セン航空のカウンターへ・・・。
Mさんによると、明日の便に乗る手続きをしなければいけないらしい・・・。
全部、Mさん任せお願いする・・・。
M:「しかし、2ケ月続けてこんなことってあります?」
私:「いや~。私等に言われても・・・。だって、Mさんの所為でしょ(笑)?」
N:「流石、Mさん、持ってますねぇ・・・(笑)」
M:「いやいや、違うでしょ!台風の所為でしょ(笑)。」
私:「えっ!そうなんですか?てっきり、Mさんの所為かと思ってました(笑)。」
N:「私も・・・(笑)。」
M:「はいはい・・・。私の所為です(笑)。」
・・・とMさんをいじりながら手続きを進める。
私:「しかし、今、ここですよ。強風圏には入ってますが、到着する14:00でさえ、暴風圏にも入ってないんですよ。」
M & N:「本当ですよね~。」
私:「南方航空と違って、根性無いんですかね?」
M:「いや。でも、先月は逆だったんですよ。」
私:「えっ?」
M:「先月は、南方航空を予約してて、南方航空が飛ばなかったんですよ。」
私:「そうなんですか?」
M:「はい。だからさっきのカウンターでキャンセルして、このカンターで新しい飛行機を取ったんですよ。」
私:「そん時は欠航だったんですか?」
M:「そう。だから、お金は返ってきたんですけどね。」
私:「いや~。自分の所為とは言え、2か月も続けて大変ですね~(笑)。」
M:「そうなんですよ~。自分の所為なんですけどね(笑)。だから、台風の所為だって!」
私:「これで、明日も飛ばないって言ったら目も当てられませんよ(笑)。」
M:「え~っ!冗談でも止めてくださいよ。仕事が溜まっているんですから・・・(笑)。」
まだまだイジリは続く・・・。
M:「ああ。思い出した。あの時もこの娘に手続きしてもらったんだわ。」
私:「そうなんですか?」
M:「この娘、愛想良いんですよ。嫌な顔せずに笑顔で対応してくれるんで・・・。」
私:「昨日の娘と大違いですね・・・(笑)。」
M:「中国では、昨日みたいなのが普通なんで、この娘みたいな娘は本当稀ですよ。」
私:「たしかにそうでうね。私も、随分、中国へ来てますが、初めてかもしれないです(笑)。」
M:「100人に2~3人ですかねぇ?」
私:「え~っ。そんなにいます?」
N:「1,000人に2~3人とか・・・(笑)。」
私:「それ以下じゃないですか(笑)?」
M:「でもこの娘は、別れ際にバイバイって手を振ってくれたんですよね~。」
私:「え~っ!それは癒されますねぇ。飛行機が飛ばずにイライラしていた気分を少しは気晴らししてくれそうです。」
そうこうしているうちに、3人分の手続きが終わったようで・・・。
こんな紙を受け取った。
(※注)個人情報は伏せさせていただいた。
ZH9054 便から ZH905W 便へ変更・・・。
声:「 W って何だ?」
日本では、前日に飛ぶ飛行機が、故障その他、なんらかの理由により、翌日に飛ぶときに末尾に“ C ”を付けることがあるので・・・。
これは、勝手に Change かと思っていたのだが・・・??
因みに、余談だが・・・。
ZH9054 の ZH は航空会社コードと呼ばれる航空会社を識別するために付けられる固有のコードで、深セン航空(Shenzhen Airlines)を表し、その後の数字は便名である。
国際航空運送協会(IATA)によって定められるIATA航空会社コード(通称:2レターコード)、国際民間航空機関(ICAO)によって定められるICAO航空会社コード(通称:3レターコード)の2種類がある。
例えば、日本航空(英称:Japan Airlines)であれば、略称JALなのでJLである。
そして、全日空は、これ自体が略称で、正式には、全日本空輸(英称:All Nippon Airways)で、略称 ANA なので AN とはならない・・・(笑)
ZN (全日本)でもない・・・。
全日空のフライトコードは NH である。
ああ、日本ね・・・と思った方も多いと思うが、残念ながら違う!
全日空の前身の会社が、日本ヘリコプター輸送株式会社当会社(Nippon Helicopter Transport)だったので NH と付けられたのだ。
現在使われている航空会社コード表の中に、 AN も ZN もないのでそっちの方が分かりやすいのになあ・・・。
これは、海外出張が増えてきたときに、「全日空って、何故、 NH 何だろう?」と思って調べて、「 NH って、日本ヘリコプター!!!」と知って驚いたのを覚えている。
まだまだ、愚痴は続く・・・。