前回の続き・・・
私が田中さんに送ったのは、アルツハイマーに関してのニュースである。
当 Blog でも取り上げた話である。
「真実の口」865 リ・ある体験談・・・③
「真実の口」866 リ・ある体験談・・・④
食い入るようにニュースを読む田中さん・・・。
読み終わって・・・。
田:「これ?本当ですか?」
私:「うん。俺の体験談じゃないからねぇ~(笑)。」
田:「凄いですねぇ・・・。」
私:「韓国に来ていない5年の間に、抗酸化溶液はここまで進化しているってこと。」
田:「え~っ!!!」
私:「アルツハイマーだけじゃなく、色んな病気に対して、何故、効果が上がっているのかってのも、朧気ながら、説明できるようになってきるんだよ。」
田:「そうなんですか!!!!!」
私:「うん。とりあえず、明春に話してあげて・・・!」
明春にニュースを翻訳して伝える田中さん。
明春も驚きを隠せないようだ・・・!
以下、田中さんを介しての会話・・・。
明:「この話本当ですか????」
私:「うん。韓国ではどうなの?」
明:「韓国でもアルツハイマーは深刻です。」
因みに、データで比較してみよう!
厚生労働省の 2017 年 1 月の発表によると、日本の認知症患者数は 2015 年時点で約 525 万人と推計されている。
人口( 2015 年 10 月現在:約 12,711 万人)比換算すると、認知症の有病率は約 4.1% である。
高齢者( 65 歳以上)比換算すると、 2015 年 10 月現在 3,392 万人なので、約 13.6% である。
高齢者の約 7 人に 1 人は認知症ということになる・・・w( ̄△ ̄;)wおおっ!
更に、団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年には、日本の認知症患者数は約 700 万人と増加すると予想されている。
人口比換算( 2025 年予想: 11,662 万人)すると、認知症の有病率は約 6% である。
高齢者比換算すると、 2025 年予想 3,626 万人なので、約 19.3% である。
高齢者の約 5 人に 1 人は認知症ということになる・・・ヽ((◎д◎ ))ゝ ひょえぇ~
更に更に、 2050 年には、認知症患者数は 800 万人前後に達すると予想されている。
人口比換算( 2045 年予想: 9,708 万人)すると、認知症の有病率は約 8.2% である。
声:「 2050 年には 1 億切っているのか~。」
ただし、これは楽観的観測で、認知症有病率が一定の場合を想定しており、有病率が上昇したら以下のようになるらしい・・・。
2025 年・・・ 730 万人
2030 年・・・ 830 万人
2040 年・・・ 953 万人
2050 年・・・ 1,016 万人
2060 年・・・ 1,154 万人
以下のグラフは、内閣府から出されている 平成29年版高齢社会白書(全体版) の中にある“将来推計人口でみる 50 年後の日本”である・・・。
2060 年の人口予想は、 8,674 万人で、 1,154 万人の認知症有病数ということは、人口比換算約 13.3% 、高齢者比換算は、 2060 年予想 3,465 万人なので、約 33.3% である。
高齢者の約 3 人に 1 人は認知症ということになる・・・ヾ(0д0∥)ノ
ゾッとするのは私だけだろうか?
一方、韓国では・・・。
現在、約 50 万人の認知症患者数と言われている。
人口比換算すると、 2015 年現在、約 5,125 万人なので、認知症の有病率は約 0.97% ということになる。
高齢者比換算すると、 2015 年現在、約 980 万人なので、認知症の有病率は約 5.1% である。
日本より少ないんだと楽観視してはいけない・・・!
韓国では、 2050 年には、 4.7 倍増えて、認知症患者数は 271 万人に達すると予想されているのだ・・・。
韓国も日本同様、現在、少子高齢化が深刻な問題となっているが、 2050 年の人口予想は 4,000 万人程度まで減少すると予想されている。
人口比換算すると、認知症の有病率は約 6.7% である。
高齢者比換算すると、 2050 年予想 1,528 万人なので、約 17.7% となる。
日本よりも、遥かに速いスピードで、認知症の有病者数が増えているのである。
内閣府から出されている『平成 24 年版 高齢社会白書』の中で、日韓の人口推移比較がなされている。
日韓の人口高齢率の推移(1960-2050)【単位:年、%】
1960 | 1970 | 1980 | 1990 | 2000 | 2010 | 2020 | 2030 | 2040 | 2050 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 5.7 | 7.1 | 9.1 | 12 | 17.3 | 23.1 | 29.2 | 31.8 | 36.5 | 39.6 |
韓国 | 2.9 | 7.1 | 3.8 | 5.1 | 7.2 | 11.3 | 15.6 | 24.3 | 32.5 | 38.2 |
日韓の高齢化速度
到達年(高齢率) | 所用年数 | ||||
7% | 14% | 20% | 7%-14% | 14%-20% | |
日本 | 1970年 | 1994年 | 2006年 | 24年 | 12年 |
韓国 | 2000年 | 2018年 | 2026年 | 18年 | 12年 |
高齢率が 7% 以上を“高齢化社会”、 14% 以上を“高齢社会”、 20% 以上を“超高齢社会”というのだが、超高齢化社会への速度が韓国は急加速している・・・。
韓国人口激減の元凶は、産児制限にあるとされている。
韓国の出産率は 1970 年には 4.53 人だったものが、 1980 年には 2.63 人、 1990 年には 1.60 人と急激に減少しているのだ。
その理由は、 70 年代に始めた取られた産児制限政策にある。
韓国政府は、先進国になるためには人口を減らさないといけないとして、「子供を 3 人以上産むな」と制限したのである。
声:「 3 人でこれだけ急加速度的に人口減が見られるのであれば、一人っ子政策を取っていた彼の国はどうなるやら・・・。」
次回へ・・・。