前回の続き・・・。
前回、各メーカーのカレールーの脂質分を調べた。
その結果、カレールーはほぼ脂ということが判明した・・・。・゚・(*ノД`*)・゚・。 シクシク
それにも関わらず、カレーは国民食と言われるほど、日本に根付いたのだろうか?
カレーの歴史を紐解いてみよう!
ナント、農林水産省で取り上げられているではないか・・・Σ(・ω・ノ)ノ
原文ママ
『カレーは 18 世紀、インドからイギリスに伝わりました。
イギリスはインドを植民地として支配しはじめており、インドのベンガル地方の総督(そうとく)だったイギリス人がしょうかいしたといわれています。
19 世紀、イギリスで初めてカレー粉が作られました。
インドにはカレー粉というものはなく、いろいろなスパイスを組み合わせて、カレーの味をつくっているのです。
もうひとつ、インドのカレーとの違いは、小麦粉でとろみをつけたところです。
明治時代は、アメリカやヨーロッパの文化が日本に積極的に取り入れられ、その中でイギリスからカレーが伝わりました。
そのころの『西洋料理指南』という料理の本に、カレーの作り方が紹介されています。
なんと、この本には、カエルや長ネギを使うように書いてあり、今のカレーとはちょっとちがうようです。
その後、カレーの材料であるタマネギ、ジャガイモ、ニンジンが日本でも北海道を中心にたくさん作られるようになり、また国産の安いカレー粉が広がり、大正時代に今のような日本のカレーライスのもともとの形ができました。
日本のカレーはインド生まれ、イギリス育ちでしたが、今わたしたちが食べているカレーはインドのカレーとも、イギリスのカレーともちがう料理なのです。』
当時の作り方は、「ネギ、ショウガ、ニンニクを刻んだらバターで炒めた後、水をくわえ、ニワトリ、エビ、カエル等を入れてよく煮る。さらにカレー粉を入れて煮込み、塩、水溶き小麦粉を入れる。」というものらしい・・・。
カレー大學講師・カレー研究家・フードコーディネーターの一条もんこさんが再現した日本最古のレシピに基づいた「明治五年のカエルを使ったカレー」・・・。
意外にも、イベントでは大人気らしい・・・ヒソ・・・(*・/(・д・;)ホントウ?!
声:「ただ、カエルと長ネギだったら、国民食にはならなかったな・・・(笑)。」
日本とインドのカレーが違うことは誰もが知るところである。
私もそうなのだが、日本人の多くは、インド料理の煮込み料理を「カレー」と認識しているのではないだろうか?
しかし、我々が「カレー」と呼ぶインドの煮込み料理は、サーグ、サンバール、コルマ、ダール等々、それぞれに固有の名称があり、「カレー」という料理ではないらしい・・・( ̄□ ̄;)!!エッ
更に、インド固有の言語には「カレー」という言葉もないというのだ・・・( ゚ Д ゚!)・・・・マヂカッァァァ
香辛料を多用するインドの料理を、十把一絡げにして「カレー」と総称するのは、日本料理に例えるならば、醤油を使った料理を全て、「ショウユ」と呼ぶようなことのようだ・・・_| ̄|○イママデスイマセン
まあ、とは言え、カレーと称しないと話が進まないので、とりあえず、インドのカレーという体で話を進める。
我々が、カレーの虜になるのは、やはり、香辛料であろう・・・?
まあ、麻薬みたいなもんだ・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛
香辛料と言っても数限りなくあるのだが・・・。
ネットで検索してみたら・・・□_((ヾ(・ω・*)カタカタ
ハウス食品の HP に、「 8 種類のスパイスでつくるカレー」
S&B 食品の HP に、「 6 つのスパイスで作るカレーレシピ」
その他にも、「カレーは 4 つのスパイスがあれば作れる マニアに学ぶスパイスカレー」、「カレールウを使わずに 4 種のスパイスだけでつくる本格チキンカレー」 などがあった。
レッドチリ
ターメリック
クミン
コリアンダー
基本、この 4 つがあれば、カレーは作れるようだ。
ここで、各メーカーの成分表示を見てみると・・・(「  ̄ー ̄) ドレドレ・・・
ハウス食品・バーモントカレー
『食用油脂(牛脂豚脂混合油、パーム油)、小麦粉、砂糖、食塩、でんぷん、カレーパウダー、砂糖粉乳混合品、全粉乳、脱脂大豆、はちみつ、チーズ加工品、玉ねぎエキス、ローストオニオンパウダー、トマトパウダー、オニオンパウダー、ポークエキス、バナナペースト、粉乳小麦粉ルウ、ココア、酵母エキス、ごまペースト、トマト調味料、りんごペースト、香辛料、しょう油加工品、ガーリックパウダー、ローストガーリックパウダー、チーズ、トマトエキス、着色料(カラメル、パプリカ色素)、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、香料、酸味料、香辛料抽出物、(原材料の一部に鶏肉を含む)』
あれ・・・?
個々のスパイスは明記されていなようだ・・・??
カレーパウダーがそうなのかな・・・???
他の製品も見ていくが、“カレーパウダー”という表記が、上位 5 番目位に書かれているようだ。
S&B 食品・ゴールデンカレー
『小麦粉、食用油脂(パーム油、なたね油)、砂糖、食塩、カレー粉、でん粉、酵母エキス、香辛料、焙煎香辛料(香辛料、コーン油)、ハーブオイル、たん白加水分解物(ゼラチン)、ソースパウダー、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酸味料、(原材料の一部に大豆、りんごを含む)』
おっ・・・(;◔ิд◔ิ)
5 番目にカレー粉
他の製品を見ても、“カレー粉”という表記が上位 5 番目までには、カレー粉と書かれている。
グリコ、エバラ食品、その他各社、カレー粉あるいはカレーパウダーという表記で上位 5 番目位までには表記されているようだ。
全体には、どの位の量を占めるのだろうか・・・?
次回へ・・・。