「真実の口」2,255 サバイバー ⑬

前回の続き・・・。

頭頚部外科へ戻り、受付へファイルを提出する。

大阪国際がんセンター 2F 案内図

待合室で座っていると、しばらくして家内が合流した。

私:「なんか、食べられたん?」

家:「うん。ちょっと、大阪城の方へ散歩して、軽食取ってきた。」

私:「そう・・・。良かったじゃん。」

家:「待ってるん?」

私:「いや、まだそんなには・・・。」

待つことしばし・・・。

掲示板に 〇〇〇 番と表示され、それと同じくらいに・・・。

看:「 〇〇〇 番の方~。」

看護師さんが呼びに来た。

私:「はい。」

看:「診察室にお入りください。」

私:「はい。」

看:「お名前と生年月日を確認しますね~。」

私:「ささだきょういち。 1964 年 3 月 17 日です。」

看:「はい。佐々田さん。椅子にお掛け下さい。」

医:「佐々田さん。検査の結果、腫瘍を切除して、病理検査をしないと正確には分かりませんが、悪性腫瘍で間違いないと思います。」

私:「はい。」

医:「早いうちに切除したほうが良いと思いますので、入院の段取りをしていきます。」

私:「はい、いつ位になりそうですか?」

医:「少し、手術等が立て込んでいるので、少し先になりそうです。」

私:「その少しは大丈夫なんですかね?」

医:「ええ~。早いに越したことはないんですが・・・。出来るだけ、早いうちに段取りさせていただきます。」

私:「はい。」

医:「手術日が決まったら、その前日に入院して頂くことになります。」

私:「はい。」

医:「日程が決まり次第、病院の方から連絡させて頂きます。」

私:「はい。」

医:「注意事項は、別室で看護師の方からお伝えします。」

私:「はい。」

医:「何かご質問はありますか?」

私:「因みに~、アルコール等は?」

医:「ダメに決まっているでしょう(笑)。」

私:「あっ!やっぱり?」

医:「勿論です(笑)。」

私:「そうでしょうね~(笑)。」

医:「その他には?」

私:「いいえ・・・。」

医:「では、診察室の前の椅子でお待ち下さい。」

私:「はい。」

椅子に腰かけると、すぐに、看護師に呼ばれた。

看:「 〇〇〇 番の方~。」

私:「はい。」

看:「 ×× 番診察室へお入り下さい。」

私:「はい。」

看:「入院に当たって、来週、検査を色々受けていただきます。」

私:「はい。」

看:「心臓エコー、頭部 MRI 造影検査、 PET-CT 、麻酔科外来、歯科、日程はこちらの予約票で確認して下さい。」

私:「はい。」

看:「検査に関してのご注意と同意書がありますので、よくお読みになられてサインしてご持参下さい。」

私:「はい。」

看:「麻酔科外来に関しては、事前に動画をご覧になって頂く必要があります。」

私:「はい。」

看:「こちらの QR コードから見られますので、よろしくお願いします。」

私:「はい。」

看:「何かご質問はありますか?」

私:「いいえ・・・。特には・・・。 〇〇 は?」

家:「私も特には・・・。」

看:「アルコールは絶対ダメですよ(笑)。」

私:「分かってますよ~(笑)。」

家:「主人は飲まないと決めたら飲まないから大丈夫です(笑)。」

看:「へ~。凄いですね~。」

私:「はぁ・・・。」

看:「問診票に日本酒 1 日 3 合ってあったのでね(笑)。」

私:「好きは好きですけど、自制は出来ます(笑)。」

看:「素晴らしい・・・(笑)。」

私:「いえいえ・・・。」

看:「では、ご説明は以上になりますが大丈夫ですか?」

私:「はい。」

看:「今日はこれで終わりです。 1 階で会計を済ませたらお帰りになられて結構です。」

私:「はい。ありがとうございました。」

1 階会計へと移動する。

大阪国際がんセンター 1F 案内図

会計窓口の列へ並ぶ。

私の前には 1 人だけだったので、待つこともなく窓口へ・・・。

受付の女性へファイルを渡す。

私:「お願いします。」

受:「会計でよろしかったですね?」

声:「よろしかった・・・”o(-_-;*) ウゥム…。」

私:「はい。」

受:「お待ちください。」

私:「はい。」

受:「こちらの番号が掲示板に掲示されたら、左手の自動精算機で、こちらの QR コードを読み取り機にかざすか、診察券を入れて、会計をお済ませください。」

私:「はい。」

これは、若干、待つ必要があったようだ。

私の番号が掲示されたので、自動精算機へと向かう。

QR コードをかざすが反応しない・・・?

何度か試すが、私のやり方が悪いのか、反応しない・・・??

仕方がないので診察券を入れてみる。

金額が表示される。

28,750 円

声:「高っ・・!!!」

声には出さないが、若干、動揺する・・・(笑)。

支払方法の選択画面が出る。

カード決済と現金決済

迷わず、カード決済を選択する。

カード挿入口にカードを挿入するがエラーメッセージが画面に「このカードはご使用出来ません」と表示される。

声:「えっ!うそ~!!!」

今日は、即日入院もあるかもしれないと思って、現金も 1 万円しか持ってきておらず、財布もいつもの財布でなく、出張用の財布で他のカードも入れてきていなかった。

声:「やばっ・・・!!!!!!時々、楽 〇 V 〇 S 〇カードは使えないことがるんだけど、ここでか~~い!!!!!!」

慌てて、振り返って、家内を探すがどこにも見当たらない。

声:「これはどうしたもんだ・・・?」

そこでスマートフォンのカード入れにもう一枚予備のカードがあることに思い出したのだが、これは JCB だが同じ楽 〇 天発行のものである。

声:「え~い。ままよ・・・!」

カードを挿入してみた。

無事決済出来た・・・ᕦ(ò_óˇ)ᕤ

決済を済ませたところで、家内を発見・・・╮(︶﹏︶”)╭ヤレヤレ

私:「焦ったわ~。いつもの楽 〇 カードで決済しようとしたら、使えなくって、 〇〇 探すけどおらんし、結局、楽 〇 JCB で決済できたから良かったけど・・・(笑)。」

家:「ごめ~ん。レストランに何があるか見に行っててん・・・(笑)。」

私:「そうなんや・・・。どうやった?」

家:「結構、ヘビーそうやったわ」

私:「じゃあ、帰りながら何か食べるとこ入ろうか?」

家:「うん。」

次回へ・・・。