前回の続き・・・。
“オミクロン株”は、 WHO に報告があった先月 24 日から 10 日強で世界中に感染が拡大している。
NHK が 5 日午後 11 時時点でまとめたところでは、日本を含め世界の 42 の国と地域で確認されているようだ。
【アジア】
日本、香港、韓国、インド、シンガポール、マレーシア、スリランカ
【オセアニア】
オーストラリア
【北米】
アメリカ、カナダ
【中南米】
メキシコ、ブラジル、チリ
【ヨーロッパ】(※注 1)
イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー、デンマーク、チェコ、オーストリア、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、スペイン、ポルトガル、スイス、アイルランド、ギリシャ、アイスランド、ルーマニア
(※注 1 ) ECDC (ヨーロッパ疾病予防管理センター)が 4 日、ルクセンブルクでも感染が確認されたと発表しまが、 5 日になってまだ確認中だと訂正。
【中東】
イスラエル、サウジアラビア、 UAE (アラブ首長国連邦)
【アフリカ】
南アフリカ、ボツワナ、ナイジェリア、ガーナ、ジンバブエ、チュニジア、ザンビア
ただし、一方で、 WHO からは 12/3 、“オミクロン株”に関連した死者の報告は、現在のところ確認していないことも報告されている。
また、 ECDC (欧州疾病予防管理センター)の 12/3 の発表では、欧州連合( EU )では“オミクロン株”を域内 16 ヶ国で少なくとも計 109 件確認したが、全て無症状か軽症だったと発表している。
死者無し、重症化なしの状態が続くことを切に望む。
“オミクロン株”の感染拡大が進む中、世界各国でワクチンの 3 回目の接種“ブースター接種”を早急に進めようとする動きがある。
しかし、イスラエルでは、11月30日、ファイザー製ワクチンを 3 回接種済みだった医師 2 人が“オミクロン株”に感染していたことがわかっている。
“ブレークスルー感染”が起きやすいのであれば、ワクチン接種により、却って感染拡大を加速させる可能性は否めない。
必要であるならば、高齢者や基礎疾患のある方を中心に進めるべきであり、安易な“ブースター接種”は止めるべきであると私は提言する。
先週の感染動向を追う。
11 月 29 日
同日、東京都( 1 例)より、 1 件の死亡報告があった。
【概要・国内死亡 18,177 例目】
●年代: 20 代
●性別:男性
●居住地:都内
●診断日: 11 月 24 日
●死亡日: 11 月 24 日
11 月 30 日
同日、東京都( 1 例)、神奈川県( 1 例)より、 2 件の死亡報告があった(※注 1 )。
(※注 1 ) 厚生労働省の発表では、 1 件となっているので、後日、修正があるかもしれない。
【概要・国内死亡 18,178 例目】
●年代: 60 代
●性別:男性
●居住地:都内
●診断日: 10 月 16 日
●死亡日: 11 月 18 日
【概要・国内死亡 18,179 例目】
●年代: 70 代
●性別:男性
●居住地:神奈川県相模原市
●死因:新型コロナウィルス感染症
●経過:
・ 11 月 16 日、陽性判明。入院。
・ 11 月 26 日、死亡確認。
●備考:ワクチン 2 回接種済み
12 月 1 日
同日、東京都( 1 例)より、 1 件の死亡報告があった(※注 1 )。
(※注 1 ) 厚生労働省の発表では、 2 件となっているので、後日、修正があるかもしれない。
【概要・国内死亡 18,180 例目】
●年代: 50 代
●性別:男性
●居住地:都内
●診断日: 9 月 22 日
●死亡日: 11 月 11 日
12 月 2 日
同日、福岡県( 1 例)より、 1 件の死亡報告があった。
【概要・国内死亡 18,181 例目】
●年代: 50 代
●性別: –
●居住地:福岡県
●死亡公表日: 12 月 2 日
12 月 3 日
同日、東京都( 1 例)より、 1 件の死亡報告があった。
【概要・国内死亡 18,182 例目】
●年代: 40 代
●性別:男性
●居住地:東京都
●診断日: 9 月 3 日
●死亡日: 12 月 2 日
12 月 4 日
同日、各自治からの死亡報告はゼロだった。
12 月 5 日
同日、各自治からの死亡報告はゼロだった。
次回へ・・・。