前回の続き・・・。
遂に、 1 日の新規感染者が 10 万人を超えた。
しかし、 PCR 検査キットや抗原検査キットが不足する中での新感染者数を公表しても実数では無いので発表する意味があるのか甚だ疑問である。
重視しなければいけないのは、死者、重症者、中等症者がどのていどいるかである。
死者は先週 577 人と先々週 257 人から 2.2 倍に増加している。
重症者も 2/4 (金)に昨年 9/28 以来の 1,000 人を超え 2/6 (日)時点で 1,134 人と先々週の月曜日( 1/24 )の 439 人から比べると約 2.6 倍となっている。
入院・療養中の方の数も、先々週の月曜日の 344,062 人から 2/5 (土)時点で 778,808 人と約 2.3 倍に増加している。
いつまでこのイタチごっこが続くのだろうか?
総合研究大学院大学・佐々木顕教授らのグループが、“数理モデル”と呼ばれる手法で、新型コロナウィルスがどう進化していくか、分析したところ、「しばらくの間は重い症状を引き起こすウィルスが流行するおそれがある。」とする試算結果を発表した。
ウィルスは、ヒトが免疫を獲得すると押さえ込まれるが、その後、変異を繰り返して免疫をすり抜けるようになる。
今回の試算では、この際、短期間で大量に増殖するウィルスの方が変異が起こりやすく、免疫から逃れて感染を広げるのに有利になるという結果になった。
ウィルスの増殖力が高まると症状が重くなるとされることからグループでは、新型コロナのように新しいウィルスでは、重い症状を引き起こす変異ウィルスがしばらくの間、流行を繰り返すおそれがあるとした。
佐々木教授は「免疫から逃げ続けてまだ根絶されていない感染症は数多くある。新型コロナウィルスもそうなると考えていろいろな対策をしていく必要があると思う。」と語っている。
ワクチンを何度打てばコロナと共存できるのだろうか?
そろそろワクチンが共存を遠ざけているということに気づいたほうが良いのではないだろうか??
先週前半の感染動向を追ってみる。
死亡報告の増加に伴いリンクでの報告にする。
次回へ・・・。