「真実の口」738 食の安全に関する再考53

前回の続き・・・。

前回、GM作物耐性害虫について寄稿したのだが・・・。

今日は、最近話題になったニュースについて取り上げてみたいと思う。

8月27日、海外渡航歴のないデング熱患者が確認されたと厚生労働省より発表された。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20140827-01.pdf

国内での感染は70年ぶりということだったのだが・・・。

感染者は、さいたま市内の10代の女性・・・。

デング熱騒動より少し前のことだが、我が家では、「今年は蚊が少ない」という話題をしていたのだが・・・。

家内は、「庭に雑草対策のシートを敷いたからではない?」ということを言っていたのだが・・・。

同27日のフジテレビの情報番組「とくダネ!」で、『大阪から蚊が消えた?!ナゾ追跡』というニュースを取り上げていたのである・・・。

どうやら、蚊の幼虫のボウフラは、気温30度以上の所では死んでしまい今年は猛暑続きで繁殖できず、さらに、今夏の大阪は降雨量が多く、例年ならば90.9ミリが315ミリにまで達していたため、ボウフラが成長する水溜まりの多くが流されたということが、蚊の数を減少させたということのようなのだ・・・。

ネットで、”大阪 蚊が少ない 2014年”で調べてみると・・・カタカタ(*^-^)ヘ_/

確かに、約400,000件以上がHitして、同調する声が多かった・・・。

この状況下でのデング熱騒動である・・・。

翌28日、海外渡航歴のない都内在住の男性と埼玉県在住の女性のデング熱感染が新たに確認され、国内感染者は3人となった。

新たな感染者はいずれも20代で、既に感染が確認されている埼玉の10代女性と同じ都内の学校に通っていることが判明。

いずれも都立代々木公園(東京都渋谷区)において蚊に刺されたことが分かっており、ここでデングウイルスを保有した蚊に刺されて感染した可能性が・・・?

9月1日、厚労省が新たに19人の感染が確認されたと発表。

東京や神奈川、新潟など6都県の男女で、こちらも全員渡航歴はなく、8月中に代々木公園付近を訪れていたという・・・。

翌2日午後、大阪府高槻市内の病院に海外渡航歴がないデング熱患者が3人いるとの届け出が、高槻市保健所に出されたと発表。

3人はいずれも同市在住の10代女性で、8月25日から26日に東京都の代々木公園ですごしたという・・・。

高槻は私の住んでいる隣の市である・・・。

まだ、保育園児がいる我が家でも、他人事では無くなってくる。

4日、厚生労働省は、デング熱の国内感染が、東京、神奈川、千葉に住む男女8人で新たに確認されたと発表。

いずれも直近の海外渡航歴がなく、代々木公園やその周辺を訪れており、国内感染は11都道府県在住の計55人になった。

同日、東京都は、園内10カ所で捕獲した蚊のうち4カ所でウイルスが検出されたと発表すると伴に、検出箇所が広範囲に及ぶため、公園の8割のエリアを閉鎖。

しかし、人間の対策を嘲笑うかのように、その後、明治神宮、神宮外苑、新宿御苑、新宿中央公園と感染箇所を広げていった。

厚労省によると、デングウイルス感染者のうち高熱や発疹などの症状が出るのは10~50%という。

報道では、自覚のない感染者が各地に散らばり、別の蚊に刺され、その蚊が別の人を刺してという二次感染、三次感染とひそかに全国に広がっていく可能性もある事を伝えていた・・・。

そして、17日の厚生労働省の発表では、国内の感染者は17都道府県・計131人になっている。

暑さも一段落して、“デング熱”騒動も一段落してきたようだが・・・。

それを媒介する“ヒトスジシマカ”も一躍有名になった・・・。

ヒトスジシマカ

今まで聞いたことがない蚊の名前なので、珍しい種かと思えば、岩手以南の日本中アチコチに生息しているというではないか・・・(@・Д・@)??

そこで、ネットで調べてみたら、何のことはない、我々が一般的に言う“ヤブカ”のことではないか・・・Σ(゚Д゚;エーッ!

遺伝子組み換え作物とデング熱に何の関係があるのと訝しがった人も多いかも知れないが・・・???

少し気になるニュースが・・・。

ああ・・・、ちょっと長くなりすぎた。

次回へ・・・。