「真実の口」 2,014 Coffee Brake 36

日本が、3 大会 14 年ぶりに世界一に返り咲いた‟ WBC 2023 ”。

準決勝のメキシコ戦は、 3 月 21 日の春分の日で祝日にあたり、アメリカで開催されることもあり、朝 8 時のテレビ放映にも拘らず視聴率 42.5% と高視聴率だった。

メキシコ戦での逆転勝利などもあり、決勝の日米対決に注目が集まっていたが、 22 日朝から Twitter で試合を実況するユーザーが続出していたらしい。

優勝直後には、 1 位から 29 位まで Twitter トレンドのランキング全てが WBC 一色に染まっていたようだ。

どのようなドラマがあったのか少し振り返ってみよう!

1 月 6 日、侍ジャパンメンバー 30 人のうち 12 人が先行発表。

背番号順に紹介する。

2 源田壮亮・内野手(西武)

3 牧秀悟・内野手(横浜)

8 近藤健介・外野手( ソフトバンク )

10 甲斐拓也・捕手(ソフトバンク)

11 ダルビッシュ有・投手(パドレス)

12 戸郷翔征・投手(巨人)

14 佐々木朗希・投手(ロッテ)

16 大谷翔平・投手(エンゼルス)

18 山本由伸・投手(オリックス)

21 今永昇太・投手(横浜)

51 鈴木誠也・外野手(カブス)

55 村上宗隆・内野手(ヤクルト)

メジャーリーガー 3 人に加え、“令和の怪物”佐々木朗希投手、 2 年連続澤村賞受賞の山本由伸投手、史上最年少3冠王‟村神様”こと村上宗隆選手などそうそうたるメンバーが招集された。

1 月 26 日、全 30 人が発表。

1 山田哲人・内野手(ヤクルト)

3 牧秀悟・内野手(横浜)

4 周東佑京・外野手(ソフトバンク)

5 牧原大成・内野手(ソフトバンク)

7 中野拓夢・内野手(阪神)

8 近藤健介・外野手(日本ハム)

12 戸郷翔征・投手(巨人)

13 松井裕・投手(楽天)

15 大勢・投手(巨人)

17 伊藤大海・投手(日本ハム)

19 高橋宏斗・投手(中日)

20 栗林良吏・投手(広島)

21 今永昇太・投手(横浜)

22 湯浅京己・投手(阪神)

23 ヌートバー(カージナルス)

24 大城卓三・捕手(巨人)

25 岡本和真・内野手(巨人)

26 宇田川優希・投手(オリックス)

27 中村悠平・捕手(ヤクルト)

29 宮城大弥・投手(オリックス)

33 山川穂高・内野手(西武)

34 吉田正尚・外野手(レッド・ソックス)

47 高橋奎二・投手(ヤクルト)

メジャーリーグへ移籍したばかりの吉田選手と日系メジャーリーガー・ヌートバー選手が招集!

★ 2 月 17 日、侍ジャパンがキャンプイン!

ダルビッシュ有・投手は 15 日に宮崎に入り、宮崎キャンプ中だった巨人の岡本和真・内野手らとひと足早く自主トレを行っており、初日から参加し、日本代表 26人のほか、サポートメンバーとして巨人・重信慎之介、松原聖弥、西武・西川愛也ら 3 人の外野手も加わってスタート。

★ 2 月 25 日(土)・宮崎/壮行試合 〇ソフトバンク 4 – 8 日本代表

先発は佐々木朗希・投手、 2 回を 1 安打無失点に抑え 3 三振を奪った。巨人岡本和真・内野手が先制適時二塁打を含む 2 安打 3 打点と活躍。

★ 2 月 26 日(日)・宮崎/壮行試合 〇日本代表 4 – 2 ソフトバンク

先発は山本由伸・投手、 3 回を投げ 2 安打 2 失点だった。序盤は拙攻が続き劣勢も、 5 回に周東佑京・内野手の足を絡めて同点。 9 回表に周東の盗塁からチャンスを広げ、源田壮亮・内野手が決勝打を放った。

2 月 28 日カブス・鈴木誠也・外野手が、左脇腹の張りを訴え、 WBC 出場を辞退を発表。

3 月 1 日、辞退した鈴木誠也・外野手の代わりに福岡ソフトバンクホークスの牧原大成・内野手が追加招集。

★ 3 月 3 日(金)・ナゴヤ/壮行試合 中日 7 – 2 日本代表 ●

中日先発の小笠原慎之介が好投。 5 回を 1 失点。日本代表先発の今永昇太も 3 回を 1 死点で 7 奪三振と上々のピッチングだったものの、後続の戸郷翔征が 2 失点、松井裕樹が 4 失点と中日打線に捕まった。大谷翔平・投手、ヌートバー・外野手も中日戦前の全体練習に合流。

★ 3 月 4 日(土)・ナゴヤ/壮行試合 〇日本代表 4 – 1 中日

先発・佐々木朗希・投手が 3 回1安打無失点。自己最速となる 165 キロを二度記録するなど、万全な仕上がりを披露。攻撃陣では、近藤が先制打を含む 2 本の二塁打をマーク。岡本は勝ち越しソロを放つなど、ここまで全試合でヒットを記録していた 2 人が好調ぶりを示した。

★ 3 月 6 日(月)・大阪/強化試合 〇日本代表 8 – 1 阪神

DH 大谷翔平選手が 2 打席連続 3 ラン本塁打を放つ活躍。初回、 ヌートバー・外野手が「1番・中堅」でスタメン出場し、左翼の侍ジャパン応援団からはミドルネームでもある「たつじ」コールが起きた。注目の第 1 打席から中前打を放ち、一塁ベースを回ると、メジャーでも見せる「ペッパーミルパフォーマンス」を披露した。吉田正尚・外野手にも適時打が飛び出すなど、メジャーリーガー勢が合流後の初実戦で存在感を示した。投げては、先発・山本由伸・投手が 3 回 1 失点、 2 番手・高橋奎二・投手が 3 回無失点の投球を披露。大会開幕へ向けて、順調な仕上がりを見せた。

【こぼれ話】侍ジャパンのチーム内で定着した「ペッパーミルパフォーマンス」は、「小さなことからコツコツと継続して進んでいけば、良いことが起きる」という意味が込められている。元々「ペッパーミルパフォーマンス」は、カージナルスでプレーするラーズ・ヌートバーによるパフォーマンスであったが、同選手が WBC 日本代表合流後にチームの団結力を高めるために、大谷翔平・戦士選手の提案でこのパフォーマンスを取り入れることになったという。

★ 3 月 7 日(火)・大阪/強化試合 オリックス 1 – 9 日本代表 〇

侍ジャパンは初回、吉田正尚・外野手の適時打と村上宗隆・内野手の 3 ランで先制に成功する。その後は山川穂高・内野手 4 回裏に対外試合初安打となる適時打をマークすると、 8 回にはソロを放つ活躍を見せた。終わってみれば 12 安打 9 得点と打撃陣が爆発し、 WBC 強化試合を勝利で締めくくった。

★ 3 月 9 日(木)・ 1 次 R ・プール B 〇日本 8 – 1 中国

侍ジャパンは 1 – 0 で迎えた 4 回裏、大谷翔平・投手の適時二塁打で 2 点を追加する。その後は 7 回に牧秀悟・内野手がソロを放つと、続く 8 回には山田哲人・内野手と甲斐拓也・捕手の適時打などで 4 点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・大谷翔平・投手が 4 回 1 安打無失点の好投し、初戦を勝利で飾った。敗れた中国は、投打ともに振るわなかった。勝利投手:大谷翔平( 1 勝 0 敗 0 S)。

【こぼれ話】日本の 4 番候補として期待され、並々ならぬ決意で今年を迎えていた鈴木は、所属するカブスのスプリングトレーニングで左脇腹痛を発症。大会直前になり、無念の欠場となった。しかし、侍ジャパンの盟友たちは本人のユニホームを掲げることで共闘する意思を表現。このことは多くのファンの感動を呼んだ。ただ、そのユニホームにある秘密をファンが発見。鈴木が痛めた左脇腹付近に白のテープが「×印」に貼られているのだ。明るいキャラクターで知られる鈴木に対し、愛の溢れるユーモアがネット上で拡散されると、 9 日の中国戦の試合中からさらなる話題を呼ぶことになった。

★ 3 月 10 日(木)・ 1 次 R ・プール B 〇日本 13 – 4 韓国

侍ジャパンは 3 点を先制された直後の 3 回裏、ヌートバー・外野手と吉田正尚・外野手の適時打などで 4 点を奪い、逆転に成功する。その後は 5 回に近藤健介・外野手のソロ、 6 回には 3 本の適時打が飛び出すなど、終わってみれば 13 安打で 13 得点を挙げ連勝。敗れた韓国は投手陣が精彩を欠き、開幕 2 連敗となった。勝利投手:ダルビッシュ有( 1 勝 0 敗 0 S)。

【こぼれ話】源田壮亮・内野手は、 3 回の走塁で右手を痛め、 4 回の守備から交代となった。試合途中に都内の病院へ向かい、医師の診断では全治 3 ケ月。しかし、侍ジャパンの守備職人は、二戦欠場後、フル出場で安定感光る守備や盗塁と魅せ続けた。

★ 3 月 11 日(木)・ 1 次 R ・プール B チェコ 2 – 10 日本 〇

侍ジャパンは 1 点を追う 3 回裏、吉田正尚・外野手と山田哲人・内野手の適時打で 3 点を挙げ、試合をひっくり返す。その後は 4 回に 3 者連続適時打などで 4 点を追加すると、 8 回には代打・牧秀悟・内野手がソロを放ち、着実に得点を重ねた。投げては、先発・佐々木朗希・投手が 4 回途中 1 失点 8 奪三振の好投。敗れたチェコは、投打ともに振るわなかった。勝利投手:佐々木朗希( 1 勝 0 敗 0 S)。セーブ:宮城大弥( 0 勝 0 敗 1S )。

【こぼれ話】エスカラ外野手に 162 キロの死球を当ててしまった 2 日後、佐々木朗希・投手はチェコ代表がオーストラリア戦に向けてホテルを出発する前、ロッテのお菓子を両手にエスカラに謝罪していたことをロッテ広報室公式ツイッターが伝えた。もちろん、お菓子は自腹のロッテのチョコレート(笑)。

★ 3 月 12 日(木)・ 1 次 R ・プール B オーストラリア 1 – 7 日本 〇

侍ジャパンは初回、 DH 大谷翔平・選手のじしんの看板に当てる推定飛距離 140 mの特大の今大会初アーチとなる 3 ランで幸先良く先制に成功する。その後は 2 回表にヌートバー外野手と近藤健介・外野手の連続適時打が飛び出すなど、 10 安打で 7 得点を挙げた。投げては、先発・山本由伸・投手が 4 回 1 安打無失点 8 奪三振の好投。その後は 4 人の継投で散発 4 安打に封じ、 1 次ラウンド全勝で 1 位通過を決めた。勝利投手:山本由伸( 1 勝 0 敗 0 S)。

【こぼれ話】 12 日の深夜に鈴木誠也・外野手が自身の SNS を更新し、不振にあえぐ村上宗隆・内野手のモノマネを披露。動画では、凡退して肩を落としてベンチに戻った村上宗隆・内野手のモノマネを披露し、最後に笑顔で「顔を上げて頑張れ」と愛のあるいじりメッセージを発信。

https://xn--tiktok-2h8iw54g.com/@suzuya_yk25/video/7209872211719539969

3 月 14 日(火)、栗林良吏・投手(広島)が、腰の張りを訴え、チームを離脱。 16 日からのイタリア戦から、山崎颯一郎・投手(オリックス)が、栗林良吏・投手の代わりに招集。

★ 3 月 16 日(木)・準々決勝 〇 日本 9 – 3 イタリア

侍ジャパンは 3 回裏、岡本和真・内野手の 3 ランなどで 4 点を挙げ、先制に成功する。その後は 5 回に村上宗隆・内野手と岡本和真・内野手の連続適時二塁打で 3 点を加えると、 7 回には吉田正尚・外野手のソロと源田壮亮・内野手の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・大谷翔平・投手が 5 回途中 2 失点で今大会 2 勝目を挙げ、準決勝進出を決めた。勝利投手:大谷翔平( 2 勝 0 敗 0 S)。

試合後の岡本和真・内野手の”爆笑”ヒーロー・インタビュー

Q:日本(代表)として東京ドームで浴びる歓声どうですか

岡本:最高です。

Q:三回第2打席のホームランを振り返って

岡本:最高です。

Q:球場中の大歓声を浴びながらのダイヤモンド一周はどうだったか

岡本:最高です。

Q:ジャイアンツでも多くのホームランを東京ドームで打ってきたが、WBCでのホームランはどうか

岡本:最高です。

Q:いよいよアメリカへ。この大歓声はどうか

岡本:最高です。

Q:日本を代表して、この先の戦いへの意気込みを

岡本:ええ、もう…最高です。

【こぼれ話】日本のベンチの壁に掛けられた鈴木誠也選手のユニホームは 1 次ラウンドの 4 試合、ただ掲げられているだけでしたが、この試合から首元の部分に鈴木選手の‟変顔写真”が貼られた。そして、この試合から背番号 20 のユニホーム栗林良吏・投手が隣に掲げられた。

3 月 17 日(金)・午前、準決勝、決勝が行われる米フロリダ州マイアミに向け、予定通り“弾丸渡米”を敢行。最大 200 人程度、搭乗可能なチャーター機が用意され、本来はない「東京-マイアミ」の直行便は約 15 時間のフライトとなった。

★ 3 月 21 日(火)・ローンデポ・パーク・準決勝 〇 日本 6 – 5 メキシコ

侍ジャパンは、 4 回二死から 1 , 2 塁にランナーを置き、 6 番 ウリアス・内野手に左中間への先制 3 ンホームランを打たれ先制される。 5 回、岡本和真・内野手のホームラン性の大飛球もレフト・アロサレーナ・外野手のファインプレーに阻まれる。 7 回一死 1 塁、二盗を試みたトレホ選手が源田壮亮・遊撃手のタッチをヘッドスライディングしながらたくみに体をひねってかいくぐり、一度はセーフ判定。栗山英樹監督が求めたリプレー検証の結果、アウトに覆って空振り三振との併殺で 3 アウト。サッカー WC スペイン戦で魅せた“三笘の1ミリ”に例えられ、“源田の1ミリ”とBuzzる。そのままの勢いで、 3 点を追う 7 回裏、吉田正尚・外野手の 3 ランで試合を振り出しに戻す。しかし、その直後の 8 回表、2番ベルドゥーゴ・外野手が、一死 2 塁からセンターへのタイムリーツーベースで勝ち越し。続く、3 番メネセス・内野手にもレフト前ヒットを打たれ、1 , 3 塁。そして、代走の 1 塁走者に盗塁を決められ、二死 2 , 3 塁。そして、 5 番パレデス・内野手がセンターへのタイムリーツーベースでメキシコに 3 – 5 と突き放される。 8 回裏、先頭打者:岡本和真・内野手は死球。続く、山田哲人・内野手はレフト前ヒットで無死 1 , 2 塁。源田壮亮・内野手の送りバントで、一死 2 , 3 塁。甲斐拓也・捕手に変わり代打・山川穂高・が内野手が、犠牲フライで 1 点を追加。9 回表、一死を取った大勢・投手だが、次打者トレーホ・内野手のショート後方へのフライに対し、源田壮亮・遊撃手がレフト方向へ走り落下地点に入ると、最後は両ひざをグラウンドにつきながらボールをグラブに収めた。このファイ・プレイのお陰で、後続を抑えろことができた。 9 回裏、 3 番 DH 大谷翔平・選手がツーベースヒット。一塁を回る際にヘルメットを投げ捨て、 2 塁上では、ベンチに向かって俺に続けと鼓舞。 4 番吉田正尚・外野手は四球で無死 1 , 2 塁。1 塁へ歩く際、次打者の村上宗隆・内野手に向かい指を立て、後は任せたぞと鼓舞。吉田に変わり代走・周東佑京外野手。村上は期待に応え、センターオーバーのタイムリーツーベースで、俊足・周東が逆転のホームを踏みさよなら勝ちで 3 大会ぶりの決勝に駒を進めた。勝利投手:大勢( 1 勝 0 敗 0 S)。

【こぼれ話】佐々木朗希・投手が、0 – 0 で迎えた 4 回ニ死 1 、 2 塁のピンチでウリアスに浮いたフォークを捉えられ、痛恨の 3 ランを打たれた。この回、ニ死走者なしの場面で「侍ジャパン公認サポートキャプテン」の中居正広氏が佐々木についてリポートを伝えた。「 WBC 球についてなんですが『赤い縫い目のところが幅が広く、ボール自体が少し大きく感じる』と。『フォークボールが高めに抜けることがある。ブルペンでできていても、実戦でどうしても力が入ってしまい、力むことがあるのでその感覚を調整したい』と話していました」と伝えた。佐々木が被弾したのはこの中居氏のリポートの約 6 分後。打たれたのは、甘く入ったフォークボールだった。佐々木自身が語っていた不安が現実となる形になった。

★ 3 月 22 日(水)・ローンデポ・パーク・決勝 〇 日本 3 – 2 アメリカ

侍ジャパンは、先発:今永昇太投手が、 2 回今大会絶好調の 6 番ターナー内野手に先制のソロ・ホームランを浴びる。直後の 2 回裏、村上宗隆・内野手のソロ・ホームランで同点。一死満塁から、ヌートバー外野手の内野ゴロの相あだに 1 点を追加。4 回 6 番岡本和真内野手が左中間へソロ・ホームランを放ち追加点。 5 回が終了し、大谷翔平・投手がブルペンへ。スタンドがざわつく。その後は、息詰まる展開が続きながらも両チーム追加点を上げられない。 8 回ダルビッシュ有・投手がマウンドに上がる。先頭打者の 4 番アレナド・内野手は抑えるもの、続く昨季は 46 本塁打を放ち、ナ・リーグ本塁打王に輝いた 5 番シュワーバー・外野手に、粘りに粘られ球数 10 球目をライトスタンドに運ばれ 1 点差に迫られる。後続は、抑える。 9 回表、大谷翔平・投手がマウンドに上がる。侍ジャパン公認サポートキャプテンの中居正広氏称する「泥だらけのストッパー」の登場である。表先頭打者を四球で歩かせるものの、続くベッツ外野手を内野ゴロに打ち取りゲッツー。 2 死からエンジェルスの同僚で、 3 度 MVP に輝いているトラウト・外野手との対戦。手に汗を握る投球の中、 2 ボール 2 ストライクから空振り三振に仕留めてゲーム終了。大谷翔平・投手は雄叫びわあげながら、グローブと帽子を投げて感情を爆発。歓喜の瞬間‼️今永昇太( 1 勝 0 敗 0 S)。セーブ:大谷翔平( 2 勝 0 敗 1S )。

【こぼれ話】試合前、ロッカールームで円陣で声出しを務めたのは大谷。第一声は「僕から一個だけ。憧れるのをやめましょう」だった。その真意を続けて明かす。

「ファーストにゴールドシュミットがいたり、センターを見ればマイク・トラウトがいるし、外野にムーキー・ベッツがいたり、野球をやっていたら誰しも聞いたことがあるような選手たちがいると思う。憧れてしまっては超えられないので、僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう」

そう言うと、決意を込めた表情で「さあ、行こう!」と鼓舞した。ロッカールーム全体に拍手が響く。大谷の一言で最高のムードができた。

大谷翔平で始まり、大谷翔平で終わった WBC2023 ・・・。

大谷翔平・選手の主な投打の両成績を紹介しよう。

投手・大谷翔平
・勝利数: 2 勝( 5 人が並ぶ同 1 位タイ)
・投球回数: 9 回 2/3 (全選手内で 1 位)
・奪三振: 11 (同 3 位)
・セーブ数: 1 セーブ( 同 5 位タイ)
打者・大谷翔平
・打率: 4 割 3 分 5 厘(同 4 位)
・本塁打: 1
・打点: 8 (同 4 位タイ)
・ OPS1(※注 1 ) :345(同 3 位)

(※注 1 ) On-base plus slugging の略であり、野球において打者を評価する指標の1つ。出塁率と長打率を足し合わせた値である。打席あたりの総合的な打撃貢献度を表す指標であり、数値が高いほど、打席あたりでチームの得点増に貢献する打撃をしている打者だと評価することができる。

当然の如く MVP 大谷翔平!!!!!

色んなドラマがあった大会だった。

感動をありがとう!