「真実の口」1,947 新型コロナウィルス・・・436

前回の続き・・・。

乳幼児のワクチン接種が 10 月 24 日(月)から始まっている。

乳幼児接種の対象は、原則、日本国内に住民登録のある生後 6 ケ月~ 4 歳となっている。

・ワクチン(※注 1 ):ファイザー社
・接種回数: 3 回で 1 セット( 1 回 0.2ml )
・接種間隔(※注 2 )
【 2 回目接種】 1 回目接種から、通常、 3 週間以上
【 3 回目接種】 2 回目接種から、 8 週間以上

(※注 1 ) 初回接種については、 1 回目の接種時の年齢に基づいて判断する。 1 回目の接種時に 4 歳だったお子様が、 3 回目の接種時までに 5 歳の誕生日を迎えた場合、 3 回目接種にも 1 回目と同じ乳幼児)( 6 ケ月~ 4 歳)用ワクチンを使用する。

(※注 2 ) 1 回目の接種からの間隔が3週間を超えた場合または 2 回目の接種からの間隔が 8 週間を超えた場合は、できるだけ速やかに 2 回目または 3 回目の接種を受けること。

【他のワクチンとの接種間隔】
☞インフルエンザワクチンは、新型コロナワクチンとの同時接種を受けることができる。
☞前後にインフルエンザ以外の予防接種を行う場合、原則として新型コロナワクチン接種と 13 日以上の間隔を空けること。

先行して始まった 5 歳から 11 歳のワクチン接種は、令和 4 年 2 月 21 日から開始され、 3 回目については、令和 4 年 9 月 6 日から接種可能になった。

接種状況は以下のようになっている。

ワクチン接種率 '22/11/24

5 人に 1 人は接種していることに驚きなのだが・・・。

乳幼児は接種が開始され、4 週間が経過したが・・・。

1 回目を接種した人数は 20,352 人( 0.5% )

2 回目を接種した人数は 101 人( 0.0% )

11 月 24 日公表のデータだが、この数字を見て如何感じるだろうか?

私には小児接種よりも驚きの数字なのだが・・・。

乳幼児は小児よりも自身の症状を伝えることは出来ない。

11 月 5 日、愛知県愛西市の集団接種会場でオミクロン株‟ BA.5 ”対応ワクチンを接種した飯岡綾乃さん( 42 )が接種直後に死亡するという不幸な出来事があった。

経過は以下のようだ。

【 11 月 5 日
午後 2 時 18 分、オミクロン株‟ BA.5 ”対応ワクチンを接種。
7 分後、せき症状が出始め看護師と救護室へ移動。
11 分後、医師の初診では顔面蒼白・呼吸難。
12 分後、泡状の血タンを大量に吐く。
16 分後、呼吸停止・心停止。医師は酸素投与や心臓マッサージなどの救命措置行う。
37 分後、搬送開始。
1 時間 40 分後、死亡確認。

素人が見ても明らかにアナフィラキシー症状である。

日本救急医学会によると、アナフィラキシーが疑われる場合は、ためらわずに‟アドレナリン”を筋肉注射し、即座に救急車を呼ぶことになっており、接種会場には、太ももにアドレナリンを筋肉注射する‟エピペン”が備えられている。

この問題で、 17 日に愛知県医師会から検証結果が発表された。

経緯を再確認したところ・・・。

1. 女性が医師の初診を受けたのは、せきの症状が出始めてから 4 分経過後だった。

2. 女性が看護師と救護室まで移動すると、そこに駆けつけたのは接種業務を行っていた別の医師だった。

3. 女性には呼吸の苦しさはあったが、アナフィラキシーで見られるとされる皮膚症状や消化器症状は見られなかった。

4.アドレナリンは結果的に打たれることはなく、その後、心肺停止となった。

愛知県医師会:

「ワクチン接種後であったことからアナフィラキシーが強く疑われた。躊躇することなくアドレナリンを注射すべきだった。救護室に移動させず、体調変化に気づいた時点で注射できるようにするなど、今回の会場を含む全国の集団接種会場の『体制に問題があった』。」

更に・・・。

「今回はアナフィラキシーかどうか判断する間もなく容体が急変したため、救命救急措置を優先することになったと思われる。仮に女性は初診の時点でアドレナリンが投与されたとしても、“最重症型”だった可能性があるので、救命できなかった可能性が高い。」

この説明を聞いてあなたは如何に感じるだろうか?

自分らに落ち度はないと言わんばかりの検証結果をだらだらと述べるばかりで、遺族の気持ちには一つも答えていない。

亡くなった綾乃さんの夫飯岡英治さんは・・・。

「何があったか全然わからなくて…朝まで元気でいたのに。対応のミスですよね。なぜアナフィラキシーだと確実にわかってないようなのに、そのことに対応しなかったのか?」

また、会場にいた医師と看護師に質問したところ・・・・。

飯岡さん:あなたたちはアナフィラキシーの対応をしたことがあるのか?

看護師:ありません。

医師:経験がない。薬も使ったことがない。

こんな状況で見捨てられた患者とご主人はどこに怒りをぶつけたら良いのだろうか?

飯岡さんは 17 日の愛知県医師会の検証結果を受けて会見を行っている。

「やっぱり全てちゃんとはっきりさせたいので、もっとちゃんとした調査をしてほしいと思う。結局のところ、今のシステム的には無理だったという事になっているので、結局、責任の所在をあやふやにしているだけの会見ですね。全部があやふやです。医師会からの説明もはじめに一切受けていません。ぼくの大事な妻のことを勝手に世間に公表し、勝手に調査して、勝手に報告する。報告する前の内容でさえ、僕のところには知らせがありませんでした。発表の中に重篤なアナフィラキシーだったためとありますが、なんで重篤なアナフィラキシーの人間は亡くならなければいけないんですか。」

厚生労働省は、 11 日、オミクロン株‟ BA.5 ”対応ワクチンを接種した 42 歳と 87 歳の女性 2 人が死亡したこと明らかにしている。

42 歳・女性:

11 月 5 日、米ファイザー製ワクチンの 4 回目接種を受けた後、体調が悪化。
約 15 分後、呼吸停止。医師が強いアレルギー反応「アナフィラキシー」の治療に用いる‟エピネフリン”の投与を試みたが、静脈のルートが確保できず、死亡確認。

87 歳・女性:
基礎疾患:糖尿病、パーキンソン、脳梗塞後遺症、心房細動、認知症

11 月 5 日、米ファイザー製ワクチンの 4 回目接種。体温 35.8℃。
11 月 6 日午前 9 時時点、発熱はないが、体温低下 34.5℃。
同日午後 9 時時点、体温 35.5℃。湿性咳嗽(喀痰を伴う湿った咳)あり。
11 月 7 日午後 0 時、体温 33.9℃。応答良。喀痰吸引やや増加。
同日午後 9 時時点。体温 35.5℃。喀痰吸引は少量。
11 月 8 日午後 2 時、喀痰吸引多、応答良。
同日午前 4 時、呼吸停止状態で発見。

東京都青梅市でも、オミクロン株対応 2 価ワクチンン集団接種後における死亡事例が発生している。

被接種者: 70 代・男性
既往歴:あり
接種回数: 5 回目
使用ワクチン:ファイザー社製オミクロン株対応 2 価ワクチン( Ba.4-5 対応型)
接種会場:住友金属鉱山アリーナ青梅
発生年月日:令和 4 年 11 月 13 日(日曜日)
概要:
集団接種会場で新型コロナウィルスワクチン接種を受けた方が、接種後の経過観察中に体調が急変し、心肺停止状態となったことから、現場の医師および看護師により酸素吸入や心臓マッサージを実施。その後、病院に救急搬送され、救命措置がとられましたが、死亡が確認されました。死体検案の結果では、アナフィラキシーショックの可能性は低いとのことです。

ここでも所見ではアナフィラキシーの可能性が低いとされているが、アドレナリンが注射されるということはなかったようだ。

当然ながら、接種会場で医師や看護師にアナフィラキシーの対応をしたことがあるか等の質問を出来る空気ではないだろう・・・。

自分の身は自分で守るしかない。

次回へ・・・。