「真実の口」238 エコライフ・フェア2011④

会田氏からの電話で急いで戻ってみると・・・

我々のテントの4つ位先に人だかりができている。

会田氏は、何かを慌てて書いていた。

覗き込むと・・・

“二酸化炭素 30%以上の削減 実現できています”

えみなのアピールシートの上に貼っているのが、その紙である。

二酸化炭素削減

ふむふむ・・・どうやらこのことを環境大臣にアピールするらしい。

係員とSPに伴われて、松本環境大臣がやってきた。

私は会田氏と大臣が談笑するシーンを撮影しようとポジショニングした。

@ ̄Д ̄@;)あら・・・?

カメラを構えた途端、大臣が去って行くではないか?

何故に・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

また、いつもの調子で、変なことを言ったのではと思いつつ・・・

私は慌てて、会田氏に「何を話したのさ?」と聞いてみる。

以下が、その時の会話を脚色なく再現する。

松:「ここは何をしているんですか?」

会:「二酸化炭素、30%以上の削減が実現できている会社です」

松:「ああ・・・そうですか」

大臣去る・・・。

会:「・・・」

まあ、これがその時の写真である!

@ ̄Д ̄@;)あら・・・?

実に、数秒で第一次接近遭遇は完結した。

まあ、大臣職はご多忙だから、仕方ない。

・・・て、そんなことあるかいヽ(*`Д´)ノ

その後の大臣が訪れるテントを見てみると、数分近く話しているではないか・・・|д゚)ノ⌒●~*

我々も、環境省主催だから、環境大臣が顔を出すということが単なるパフォーマンスと言うくらいは理解できている。

我々の考えとは全く違うが、二酸化炭素削減は地球レベルの問題になっているのではないか???

ましてや、民主党の初代総理大臣が、国連で二酸化炭素25%削減という大風呂敷を掲げ、世界中から賞賛(爆笑)を受けたのではなかっただろうか???

いくら環境大臣というポストが、小沢グループから与えられた腰掛けのポストであったとしても・・・。

菅首相が退陣するまでの残りわずかな在任期間としても・・・。

国会議員という肩書きがなくても、もう少し想像力を働かしてくれよ・・・。

いやいや・・・違ウヽ(´д`=´д`)ノ違ウ

我々が知らないだけで、きっと、この大臣は、知識レベルが高く、既に、二酸化炭素削減ができるノウハウをもっている上、これまでにも、誰もが認める素晴らしい功績をさぞや残しているに違いない。

私は、この一件から、我がテントに訪れる人全てに聞いてみた。

その数、300人超・・・

「現在の環境大臣は誰か知っていますか?」

皆はどのくらいの人が知っていたと思うだろう?

5割・・・?

3割・・・??

1割・・・???

いやいや・・・!

ただの一人も答えられなかった・・・。

名前を出してもおおかたの反応は・・・。

「誰それ?」

確かに、代々木公園では、福岡1区選出の票にもならない・・・。

いや、それとも、本当に二酸化炭素削減が実現できたら、環境税の導入ができない???

彼の信条は、“受けて忘れず、施して語らず”という仏教の教えらしい・・・

想像力のない政治家に民意を実現することはできやしない・・・

当ブログは、政治色を出すつもりはないのだが、現環境大臣を知ってほしくて、今回はありおのままを寄稿した。