令和 8 年熊本地震が発生して、今日で 1 週間が経過した。
詳細が伝えられているので報告する。

震源は、現在も続く余震の震源地である宇城市になる。
この地震に関しては九州自動車道路のすぐ近くが震源のようだ。

地震発生から翌朝( 5a.m.)までに震度 5 弱が 3 回観測されているが日奈久断層帯で起こっている。
専門家・鹿児島大学地質学・井村隆介准教授によると・・・。
Q. 今回の地震について
「 10 年前の熊本地震の時に、布田川断層と日奈久断層の北の方だけ動いた。日奈久断層は益城町のところから、長島が見えてますけど、出水市沖まで。こんなに大きく長い一連に見える断層なのに、( 2016 年の)熊本地震の時には一番北の端しか動いていなかった。今後いつ動くかわからないけれども、かなりポテンシャルが高いという評価をしていた部分。基本的には横ズレがメイン。エネルギーとしては 10 年前の熊本地震の方が倍ぐらい大きい」
Q. 今回の地震を引き起こした断層のズレの発生確率について
「具体的には 30 年以内というところでは、 1% とか 2% とかそれぐらいの確率だった」
Q. 今後について
「この八代海区間の方はまだ全然動いていない。この部分が動くと鹿児島県内にも影響が大きい。出水市や長島町、この区間が断層として動くと津波がこの辺を襲うということになると思う。今回の地震を教訓に、(県内で)強く揺れたところ、より大きな地震が来ればそのエリアが広くなる。日本中どこでも震度6になるというのは別に熊本で起こったからではなく、鹿児島市の直下でも起こりうる。普段から“備える”ことを今一度確認して頂きたい」
7/28 16 時から 8/2 15時までの最大震度別・日別地震回数表は以下のようになっている。

発生頻度は減ってきているものの、上記の専門家のコメントを考慮すれば油断は出来ない状況であろう。
次に、現時点で分かっている被害状況を見てみよう。(消防庁情報: 8 月 3 日 7:30 現在)
【 人的被害 】
●死者: 38 人(八代市 20 人、宇城市 3 人、嘉島町 7 人、甲佐町 1 人、氷川町 4 人、災害による負傷の悪化又は身体的負担による疾病により死亡した可能性のある死者 1 人、災害との関連を調査中 2 人 )
●負傷者:117 人(《熊本》重傷 13 人、軽傷等 101 人、《福岡、大分、鹿児島》軽傷等 各 1 人 )
【 住宅被害 】
● 2,205 棟
《熊本県》
全壊:181 棟
半壊:245 棟
一部損壊: 1,771 棟
《福岡県》
一部損壊: 8 棟
【 消防本部等情報 】
●火災等の発生状況
・火災:発生していた 11 件は全て鎮火済み
・救助:発生していた 64 件は全て鎮火済み
【 重要施設の被害 】
●現時点で被害報告なし
【 避難指示等の状況 】
●熊本県 3 市 4 町 116,909 世帯 246,540 人
【 避難所の状況 】8 月2 日 07:10 時点
( 1 ) 避難所・避難者数
開設自治体数: 21 (全て熊本県)
避難所数: 206 ケ所(最大 506 ケ所)
避難者数: 8,700 人(最大 9,931 人)
【 ライフラインの状況 】
① 水道(国土交通省情報: 8 月 2 日 05:30 時点)
○ 4 県( 15 自治体)において断水が発生(最大断水戸数約 108,100 戸)。
○ 1 県( 5 自治体)において約 45,000 戸が断水中。
【熊本県】
熊本市:約 900 戸(管破損に伴う漏水)
八代市:約 25,269 戸(管破損に伴う漏水)
宇土市:約 15,575 戸(管破損に伴う漏水)
宇城市:約 15,648 戸(管破損に伴う漏水)
甲佐町:約 300 戸(管破損に伴う漏水)
氷川町:約 3,231 戸(管破損に伴う漏水)
○日本水道協会、地方整備局による応急給水を順次実施中。
○国土交通省の現地派遣職員が日本水道協会と連携し、自衛隊等による給水活動とも調整しながら、避難所・医療機関に加え、新たに福祉施設などの重要施設における給水ニーズを把握し、優先度を踏まえ応急給水を実施。引き続き、自衛隊の協力や、巡視船等からの給水により、応急給水の量や頻度を向上。
○水資源機構が保有する可搬式浄水装置を派遣準備中。
○自治体(熊本県及び菊陽町)からの申請に基づき、既存井戸の所在地等の情報提供を実施。
○国土交通省及び日本水道協会より先遣隊を被災自治体へ派遣し、水道の被害状況や復旧に係るニーズを確認済み。被害が甚大な自治体の復旧支援を行うための水道技術者を、 8 月 1 日より被災自治体に派遣。

② 電力
ア) 停電状況
・電力について、最大約 48,530 戸( 7/28 17:09 時点)の停電が発生したが、7 月 31 日(金) 16 時 44 分に復旧済み。
・余震による停電復旧対応に備え、引き続き電源車は拠点待機中。
・九州電力・電源開発の火力発電所の被害なし。運転継続中。
・電気の低圧線・引込線を原因とする停電については、九州電力が 24 時間体制で相談窓口を設置済み。
イ) 電力需給
・現時点で問題なし。
③ ガス関係
ア) 都市ガス
● 八代
・安全上の措置により 8,892 戸供給停止したが、現在 867 戸で供給再開。
・災害時連携計画に基づき他のガス事業者が応援派遣中( 7 社計 561 名)で、現在 598 名で復旧作業中。
・事業者は、被害が比較的小さい八代市の市街地の北部(約 3,000 戸)について、漏えい箇所を特定の上で復旧作業に着手し、 8 月 3 日(日)の供給再開を目指して作業中。
・他方、導管の損傷個所が多いと見込まれる市街地の南部(約 5,900 戸)については、再度詳細な漏えい検査を実施した上で、導管の交換や補修作業を進めるが、安全性が確認できるまでに少なくとも 1 〜 2 週間程度を要する見通し。ガス事業者の要請に応じ、導管内部の水の抜き出しを行う作業班など、約 80 人(予定)の追加派遣を決定。
● 熊本県等から要請のあった 6 ケ所の重要施設
・ 1 ケ所の病院については復旧作業を行い供給再開。
・残り 5 ケ所((病院: 4 、避難所: 1 )についても移動式ガス発生設備によりガス供給を再開。
・なお、発災後から需要家の求めに応じてカセットコンロを配布中。
・業界団体を通じて、今回の地震の影響を受けた地域のガス事業者に対し、余震に注意しながら、ガス関係設備の健全性について速やかに点検を実施し、確認するよう 7 月 29 日に要請済み。
※ 熊本市の供給支障はすべて解消済み
イ) LPガス
・業界団体を通じて、今回の地震の影響を受けた地域のガス事業者に対し、余震に注意しながら、ガス関係設備の健全性について速やかに点検を実施し、確認するよう 7 月 29 日に要請済み。
・LPガスでガス供給されているイオンモール熊本の被害状況や原因については、現在、消防にて確認中。
・ 7 月 30 日から、警察などとともに、経済産業省職員が現地に入り、事故の状況の確認を行っている。
④ 製油所・油槽所、SS (経済産業省情報: 8 月 3 日 06:30 時点)
【製油所・油槽所】
八代油槽所(ENEOS・コスモ・出光)では、 7 月 30 日から出荷を再開。
【SS】
・被災市町村(震度 6 弱以上または震災による停電が確認された 16 市町村)に所在する SS は 337 ケ所。
※熊本県内(熊本市など県内の他の市町村を含む県全体)は 634 ケ所、九州全域は 3,815 ケ所
・うち八代市、宇城市、氷川町の SS の営業状況は以下のとおり。( 8/3 06:30 時点)
八代市: 44 ケ所(営業中 39 ケ所、営業停止中 5 ケ所)
宇城市: 23 ケ所(営業中 22 ケ所、営業停止中 1 ケ所)
氷川町: 6 ケ所(営業中 1 ケ所、営業停止中 5 ケ所)
【タンクローリー】
・石油元売事業者への要請( 7/28 )を受けて、全国からタンクローリーが集結。通常時の 2 倍以上の 65 台程度を配備。
・ SS へは、八代油槽所だけでなく、福岡県・大分県・鹿児島県の油槽所からの応援配送を実施中。
・その際、国交省や警察と連携し、上記市町付近の通行止め区域の迂回輸送ルートを確定。
( 2 ) 原子力施設関係(原子力規制庁情報: 8 月 2 日 07:30 現在)
・原子力施設については現時点で異常なし。
( 3 ) 道路(国土交通省情報: 8 月 2 日 04:00 時点)
①高速道路
[被災による通行止め: 2 路線 9 区間]
・E3 九州道((松橋 IC ~えびの IC ): 6 区間(道路損壊、橋梁損傷)
※松橋 IC ~宮原 SA 管理用出入口: 2 区間(緊急車両通行可)
※坂本 PA 工事用出入口~えびの IC : 3 区間(緊急車両通行可)
・E3A 南九州道(八代 JCT ~田浦 IC ):3区間(道路損壊、橋梁損)
※八代南 IC ~田浦 IC :2区間(緊急車両通行可)
②有料道路
ア) 被災による通行止め:なし
③直轄国道(直轄高速除く)
ア) 被災による通行止め:なし
④補助国道
ア) 被災による通行止め: 1 県 1 区間
・国道 219 号(熊本県八代市)、橋梁損傷(新萩原橋)
※緊急車両通行可
⑤都道府県道等
ア) 被災による通行止め: 3 県 11 区間
熊本県 9 区間(落石 2 、道路損壊 3 、橋梁損傷 2 、家屋倒壊等 2 )
※このほかに側道橋(歩道部)の落橋が 1 区間あり(県道 42 号植柳橋)
宮崎県 1 1区間(落石 1 )
鹿児島県 1 1区間( 土砂流入 1)
(4) 孤立集落
・現時点なし
主な被害状況は上記のとおりである。
ただ、恐ろしいのは被災地の気温である。

8/3 は最高気温 40 度超が予想され、連日、最低気温が 28 ~ 29 度と 30 度に近く夜でさえ熱いのである。
7/30 日(木) 後 9 時半ごろ、氷川町の住宅で「熱気がこもっている車内で女性が心肺停止状態」と 119 番通報があり、救急隊が駆け付けると、住宅の駐車場に止まっている車内から 70 代の女性が見つかり、その後、死亡が確認されている。
熱中症とみられ、発見時、車はガソリンが切れた状態だったということらしい。
給油をするにも長蛇の列が出来るような状況である。
31 日午前 8 時半、八代市の九州道八代インターチェンジ( IC ) 近くの「 ENEOS シーライン八代 SS 」では、開店前から既に 1km ほどの車列ができるほどだったようだ。

過酷な状況に置かれている被災地に対して、我々のできることは何なのか?
私は私が出来ることをしたいと思う。











