令和 8 年熊本地震が発生して、 2 週間が経過した。
真夏の震度 7 以上の地震は初めての経験となる。
地震以降の熊本の気温を見てみると以下のようになっている。

連日 35℃ 以上の猛暑が続き、 8/3 には熊本で初の 40℃ を超える 40.3℃ という酷暑日を記録した。
最低気温も 25℃ を下回ることがない熱帯夜が続いている。
雨も降っていない。
更に、この先 2 週間を見てみると・・・。

最高気温は 35℃ 前後が続き、最低気温も 8/12 に 23℃ と予想されているが、連日の熱帯夜が続いている。
今後も雨も降らないので暑さを和らぐげることもなさそうだ。
余震に怯える被災者の中には、車中泊と言う選択肢をチョイスするしかない方もいらっしゃる。
前回の熊本地震は 4 月だったので状況がかなり異なる。
2016 年 4 月の熊本市の天気

2016 年 5 月の熊本市の天気

8 月 9 日(日) 10 時 00 分の消防庁の発表によると、県内 12 ヶ所の避難所に 6,362 人が避難している。
この中には、車中泊の方は含まれていない。
避難所周辺の駐車場や商業施設、自宅近くなどで車中泊を続けている人たちの全体像は、この数字だけでは見えてこない。
10年前の平成28年( 2016 年)熊本地震でも、多くの被災者が車の中で避難生活を送っていた。
奇しくも、熊本市は、今年 4 月に「車中泊避難者支援ガイドライン」を策定している。
このガイドラインの“はじめに”に以下のように記載されている。
「平成 28 年熊本地震では、家屋の倒壊や損壊等で避難した人や、屋内滞在を恐れる人が避難所に集中し、市内の避難者数は最大で約 11 万人に達した。
また、避難所が満員で入れない、余震による家屋倒壊の恐れ、乳幼児やペットがいる、障害を持つ家族がいるなど様々な理由で車中泊を選択せざる得ない人々が発生した。
その結果、公園、スーパーの駐車場などで寝泊まりする車中泊避難が多数発生した。
後の調査結果により熊本市民の約 40% の方が車中泊避難を経験したとされている。」
このガイドラインを見ると車中泊避難者の情報の把握が出来るようにデジタル技術が活用されている。
車中泊避難者自らが、支援に必要な調査票を、スマートフォン等で登録し、体制整備に取り組むことを目的としている。

これが構築されいるのであれば安心感も増すのではないだろうか?
以下、詳しく見てみる。
( 1 ) 車中泊避難者支援の考え方
車中泊避難は、プライバシーの確保やペットの世話ができるなどの利点がある一方で、エコノミークラス症候群を発症する危険性があり、健康管理が課題となる。
これまでの災害における車中泊避難の発生状況を踏まえると、災害発生時には、様々な理由によりやむを得ず車中泊避難を選択する避難者がある程度発生することが予想される。
このため、車中泊避難は、健康管理や車中泊避難者の状況把握の面で課題があり望ましいものではないこと、長期の生活を送る手段として適切ではないことを前提に、本市の実情に応じた車中泊避難者の支援方策について、平時から検討・準備を行う。
〇 車中泊避難は 7 日間を目安とし、周辺の避難所や避難者に応じた支援場所を案内す る。
〇 車中泊避難はプライバシーの確保が可能である一方、閉鎖的な車内で行われるため、 事前の準備や健康管理等への知識が車中泊避難者自身を守るために必要となる。
〇 市が指定する車中泊避難場所を推奨することで、車中泊避難者の状況を把握できる ように努める。
・平時から車中泊避難を安全に行うための周知活動を行い、発災 後は車中泊避難場所における車中泊避難者同士による自発的な避難生活を支援する 体制を整備する。
( 2 ) 平時からの取組
ア. 車中泊避難を行うためのスペースの検討・環境整備 車中泊避難を行うスペースに関して、まず車中泊避難場所を以下の方法で選定 する。
〇 市が所有する施設等を確認する。
〇 現在、他の使用用途(宿営地、支援拠点など)がある施設等を除外する。
〇 特に重要となる項目(駐車場数 50 台以上・トイレあり)を調査する。
〇 駐車場の台数の多い順、市民に分かりやすい場所を選定する。
・対象施設から場所を選定し、随時追加していく。
次に、車中泊避難を行うためのスペースの環境整備に関して、
〇トイレ(照明等の設備を含む)
〇 給水/排水施設
〇 外灯
〇 電源
〇 通信環境 などを整備する。
令和 7 年度に指定する車中泊避難場所を以下のとおり。
中央区 熊本競輪場 150 台
南区 アクアドームくまもと 150台
イ. 携帯トイレ、水、弾性ストッキング等必要な備品の備蓄
携帯トイレや水などの備蓄に関しては、車中泊避難場所での備蓄を検討する。
車 中泊避難に必要となる弾性ストッキング等に関しては、専門家 (師等等)の意見を踏 まえ検討する。
ウ. 車中泊避難を想定した訓練
車中泊避難場所では、発災後の運営に関することや、健康観察に関する訓練を行う よう努める。
エ. 車中泊避難の留意事項や事前の準備、車中泊避難を避けるべき方についての広報活動
車中泊避難による健康被害を防ぐために、車中泊避難を行う際の注意点の周知を 行う。
車中泊避難については、健康面で注意が必要な点も多いことから、平時から車 中泊避難の留意事項や事前の準備、車中泊避難を避けるべき方についての広報活動 を行う。
〇車中泊避難者のリスク(エコノミークラス症候群、一酸化炭素中毒など)を防ぐた めの広報を実施する。
〇平時から避難スペースの確保、支援体制の構築、デジタル技術を活用した情報提供 を進める。
これが、平時の今年 4 月に熊本市で策定されたガイドラインであるのだが、どれだけ市民に周知されていたのか・・・?
また、このシステムが、今回の地震に於いて、他市あるいは他の自治体に共有されいるのだろうか・・・?
余り報道では耳にしないのだが・・・???
暑さが続く避難生活で、災害関連死者がでることだけは避けてほしい。











