「Pure Soap」emina99販売開始!
ようやくemina99の販売にこぎつけた。
弊社の粉石鹸には歴史がある。
一番最初に、株式会社会田総合研究所発足の際に、旧体制時の商品に対応できるものとして廃油をリサイクル利用する粉石鹸を作る必要性があった。
まずは、製造会社探しからだった。
会田氏が、偶然、東急ハンズに行った際に目にとまった石鹸があった。
とりあえず、その製造メーカーにアポイントを取って会いに行った。
これも何かの縁なのか、その会社は、旧体制時の商品を作っていた会社の師匠筋にあたるところだった。
障害者を自立させたり、支援したりしている素晴らしい社長であった。
旧体制時の商品は、廃油臭い、白い服が黄ばむというかなりの数のクレームがあがっていたが、それでも抗酸化溶液の力の凄さに、一つ二つの欠点には目をつぶり、皆、使い続けていたということを伝える。
旧体制時の商品の作り方を聞いて、廃油臭かったり、黄ばんだりしたのかという原因が分かった。
この社長であれば、大丈夫と思い製造を依頼する。
その際、固形石鹸も作れないだろうかと依頼するが、化粧石鹸を作るための資格者がいないので、自身の師匠筋にあたる会社を紹介するということになった。
いやはや、人の縁は不思議なもので、その会社が現在の「化粧石鹸」ぽぽを製造している会社である。
そして、‘07年9月18日にようやく「万能粉石鹸」えみなが誕生した。
しかし、運悪く、原油の高騰に直面してしまう。(’08年の年明け早々には、原油が1バレル=100ドルを突破した。)
これに端を発し、アメリカの政策によるバイオエタノール転換の影響で、食物油の原料も高騰。
このため食物油自体も高騰。
飲食業界は、今まで数回程度で油を捨てていたものを、使用頻度を揚げて対応。
そのため、上質の廃油が手に入らなくなり、それどころか、廃油自体も高騰し、手に入りにくい状況に陥ってしまう。
「万能粉石鹸」えみなは、高評価を得たが、逆にその高評価により、受注がふくらみ、廃油が手に入らないことと重なり、生産が追いつかなくなってしまった。
そこで、’08年年明けと伴に、バージンオイルでの粉石鹸製造に踏み切る。
また、製造メーカーを探すことから始めなければならないのか・・・
と、考えていたら、弊社の役員でもある、株式会社佐藤商会の佐藤さんより、新潟に粉石鹸作っている会社があるよとの連絡。
取りあえず、佐藤さんに会いに行っていただく。
まるっきり解らない石鹸についての講義を2時間近く受けてきたらしい。
中々、面白そうな社長だと思い、早速、新潟へ行く。
会って、数分話して、この社長なら大丈夫と製造を依頼する。
そして、’08年2月12日「万能粉石鹸」えみな-Premium-が完成。
バージンオイルを使用することにより、廃油では消えきれなかった臭いを無くすことができた。
また、従来品より、泡立ち・汚れ落ちもUPしているようだった。
これなら、CS(化学物質過敏症)、アトピーの方で早く製品を欲しいという方にようやく提供できると胸をなでおろす。
しかし、人間とは不思議なもので、以前の体制では、ほとんどの人が商品に対してクレームを付けることも無かった。
しかし、私に対しては、言いやすいのだろうか?
「万能粉石鹸」えみなは、粒子が小さ過ぎて、霧散してむせてしまう。
「万能粉石鹸」えみな-Premium-は、粒子が粗いため溶けづらい。
等々の言う声が数件届いた。
以前であれば、取引停止騒動だろう(笑)
何かを求めれば、何かを失う。
人の欲求は限りない。
もちろん、「万能粉石鹸」えみな-Premium-は溶けなくても何ら問題はなく使える。
しかし、これで終わらせては、私のプライドが許さない。( ̄ー ̄)ニヤリ
そして、ようやくたどり着いたのが純石鹸分99%の「Pure Soap」emina99である。
何度かの試作とモニター調査で製品が完成した。
しかし、ここからがまた大変だった。
また、いつものように時間をかけてパッケージのデザイン作りで遊んでいた。
ようやく、デザインが完成し、印刷会社に入稿する段になり、一抹の不安を感じてサイズをサンプリングした花○の箱にemina99を1kg入れてみる。
ギョッ∑( ̄□ ̄ノ)ノ
・・・入らない。
emina99は非常に軽量な為、量がかさむのである。
慌てて、デザイナーに言って、サイズ変更をする。
そして、’10年、年明けにようやく印刷会社に入稿。
これで、一安心と思いきや・・・。
印刷会社の担当から、「Soap」が「Soup」になっていますよと電話が・・・。
エェエェエェエェエェエェエェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェエェエェエェエライコッチャ
石鹸を作っているつもりが、スープを作っていた・・・( ̄口 ̄∥)
唯一の救いが、印刷前だったこと。
慌てて、デザイナーに電話して、デザイン変更をして最終入稿。
そして、ようやく皆様のお手元に届けることが出来るようになった。
使っていただければ解ると思うが、今までのものより数段良い。
使用量も半分程度で良いようである。
まずは、試して欲しい。