年: 2012年
「真実の口」420 命のちから(リアル入院編)・・・その拾参

「真実の口」420 命のちから(リアル入院編)・・・その拾参

前回の続き・・・。 やることもなくボーッとしている間に、少しうたた寝したのか、時刻が11時になっていた。 しかし、何もすることがない、何も出来ないということが、こんなに苦痛だとは思わなかった。 病室の窓から、雀のつがいが

「真実の口」419 命のちから(リアル入院編)・・・その拾弐

「真実の口」419 命のちから(リアル入院編)・・・その拾弐

前回の続き・・・。 看護師が部屋を後にして、しばらくすると、朝食が運ばれてきた。 生まれて初めての病院食である。 声:「は~・・・。パンかぁ~・・・。」 私は、戦後、GHQの策略により、日本の食文化がねじ曲げられたことを

「真実の口」418 命のちから(リアル入院編)・・・その拾壱

「真実の口」418 命のちから(リアル入院編)・・・その拾壱

前回の続き・・・。 トイレからの帰り、車椅子を押してもらってた看護師が、嬉しいことを言ってくれた。 看:「自分でしてみますか?」 私:「はいっ!」 私は、車椅子の両輪を動かしてみた。 特段、腰に響いても来ない・・・。 初

「真実の口」417 命のちから(リアル入院編)・・・その拾

「真実の口」417 命のちから(リアル入院編)・・・その拾

前回の続き・・・。 家内も帰ってしまい、ぽつりと病室に残された私・・・。 テレビはあるのだが、テレビを観るには、テレビカードが要るらしい。 私は活字中毒で、移動の時には必ず文庫本を持ち歩いている。 うっかり、本を忘れて、

「真実の口」416 命のちから(リアル入院編)・・・その九

「真実の口」416 命のちから(リアル入院編)・・・その九

< 前回の続き・・・。 採血が無事終わると、看護師が尋ねてきた・・・。 看:「次は、検尿ですけど、こちらでしますか?奥様がなさいますか?」 私:「・・・?」 看:「奥様で大丈夫そうですね~?」 私:「いやいや・・・

「真実の口」415 命のちから(リアル入院編)・・・その八

「真実の口」415 命のちから(リアル入院編)・・・その八

前回の続き・・・。 20~30分程度で、痛みが取れると言うことで、家内と雑談をしながら待っていた。 完全に、横になると痛みが増すので、ベッドを少しリクライニングしてもらった。 その間にも、救急車で搬送されてきたり、急患が

「真実の口」414 命のちから(リアル入院編)・・・その七

「真実の口」414 命のちから(リアル入院編)・・・その七

前回の続き・・・。 私は、病院の可動式ベッドで、レントゲン室に連れて行かれることになった。 ふと気付くと、診察室のドア付近に、先ほどの救急隊員がまだいらっしゃるではないか!? 救急隊員は、医師に最終的な診療の方向を確認し

「真実の口」413 命のちから(リアル入院編)・・・その六

「真実の口」413 命のちから(リアル入院編)・・・その六

退院してから、1週間・・・。 駐車場から自宅前まで、車を家内に運んでもらい、約6km程離れたところにある事務所まで自分で運転し、マンション駐車場から5階にある事務所までを歩き、帰りは自宅前まで運転していき、家内に車を駐車

「真実の口」412 命のちから(リアル入院編)・・・その五

「真実の口」412 命のちから(リアル入院編)・・・その五

前回の続き・・・。 救急専用の入り口から、処置室へ搬送された私には、数々の試練が待ち受けていた。 まず、最初の試練である。 看護師は、いとも簡単な調子で、「ベッドへ移ってください」というのである。 救急車のストレッチャー

「真実の口」411 命のちから(リアル入院編)・・・その四

「真実の口」411 命のちから(リアル入院編)・・・その四

7月21日・土曜日、8日間の療養生活を終えて、退院することができた。 当ブログやFBで、私の入院を知り、多くの方から、電話やメールで連絡をいただいた。 ご心配をお掛けして、非常に申し訳ない・・・m(_ _)m。 しばらく