「真実の口」2,342 サバイバー SeasonⅡ ㉖ ~入院 4 日日 ⅱ ~

前回の続き・・・。

しばらくして、ドアがノックがされた。

コンコンコン♪

看:「佐々田さ~ん。良いですか?」

私:「はい。」

看:「 1 時過ぎに降りますので、ソックスを履いて準備して下さい。」

私:「はい。」

看:「それと、貴重品をお預かりしますね~。」

私:「はい。ああ、ちょっと家内に LINE 入れときます。」

LINE・私:「予定通り1 時過ぎに降りるらしい。」

LINE を送り、貴重品入れの封筒に携帯電話とスマートフォンを入れる。

私:「はい、これで大丈夫です。」

看:「これで全部ですか?」

私:「はい。」

看:「封をしますので、真ん中にサインをして下さい。」

私:「はい。」

私:「(サインをして)これで良いですか?」

看:「はい。手術後に HCU(※注 1 )か ICU(※注 2 )に入ると思いますのでそちらでお返ししますね。」

(※注 1 ) High Care Unit の略で、「高度治療室」や「準集中治療管理室」と訳され、 ICU と一般病棟の中間に位置する。 ICU より重症度は低いけれども、一般病棟の看護師配置基準( 7 対 1 や 10 対 1 など)で看護するには難しい状態の患者を対象としており、患者 4 人に対して看護師 1 人の配置基準が設けられている。

(※注 2 ) Intensive Care Unit の略で、「集中治療室」と訳され、内科系・外科系を問わず、重篤な急性機能不全の患者、あるいは手術後の容態観察が必要な患者を受け入れる。看護師配置基準は、患者 2 人に対して看護師 1 人の配置基準が設けられている。

私:「はい。」

看:「手術室に持っていくのは、この紙袋ですね?」

私:「はい。」

看:「これは私たちが持っていきますのでこのまま置いていてください。」

私:「はい。」

看:「それでは、もうしばらくお待ちください、手術担当の看護師が呼びに来ますので・・・。」

私:「はい。」

コンコンコン♪

看:「佐々田さん。準備できていますか?」

私:「はい。」

看:「じゃあ、案内します。」

私:「はい。」

スタッフステーションをぐるりと迂回して、エレベーターで階下に降りる。

ふと、看護師の名札を見ると、名前が ## となっていた。

私:「名前、 ## さんなの?」

看:「はい。」

私:「私の娘も ## なんです。下の漢字が私の佐々田の“ノマ”(※注 3 )の方じゃないですが・・・。」

(※注 3 ) 「々」には本来、決まった読み方はないが、見た目がカタカナの「ノ」と「マ」を縦に重ねたように見えるため、俗称として「ノマ」「ノマ点」と呼ばれる。

看:「そうなんですか?(笑)。」

私:「はい。今日、控室に来てますよ(笑)。」

看:「そうなんですね?」

私:「はい。」

・・・と、看護師さんと会話を交わしながら 4 階家族控室へ向かう。

4F家族控室

控室に入ると、一斉にこちらを向くのは前回と同じだが、今回は、昼からの手術ためか前回よりも満室状態だった。

視線が・・・ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

看:「ご家族はいらっしゃいますか?」

私:「え~っ、ああ、あそこに・・・。」

一番奥の席にいた。

家内と次女と三女である。

看:「おはようございます。」

家:「おはようございます。」

私:「これがウチの ## です。」

次女:「えっ?」

看:「私も ## なんです(笑)。」

家族等:「えっ?ああ・・・、ホントだ~(笑)。」

控室に不似合いな笑い声に注目が集まる・・・。

私:「シーッ!」

・・・と口に指をあてる。

次女:「ああ・・・。ごめん・・・(笑)。」

家:「ああ・・・」

仕切り直して・・・。

看:「これから手術に入ります。予定では 3 時間半程度になっていますが、状況はお伝えしますので、出来るだけ控室にいらっしゃるようにしてください。」

家:「はい。」

看:「手術が終わりましたら、外の通路でお顔を見ることは出来ます。」

家:「はい。」

看:「麻酔が効いているので、会話ができるかどうかは分かりません。」

家:「はい。」

看:「その後に、執刀医から説明室で説明があります。」

家:「はい。」

看:「手術後は、 HCU か ICU に入りますので、術後の面会は出来ません。」

家:「はい。」

看:「それではよろしいですか?」

私:「はい。」

家:「よろしくお願いします。」

看:「行きましょうか?」

看護師さんに案内されて中央手術室へと向かう。

中央手術室(イメージ)

前回と同じく、あくまでイメージである(笑)。

看:「突き当りのブースで問診を行います。」

私:「はい。」

看護師さんと手術室のスタッフさんがやり取りをしている。

看:「ササダキョウイチさんです。」

ス:「はい。」

しばらくして・・・。

ス:「ササダさん。こちらにお掛けください。」

私:「はい。」

ス:「ネームタグをお願いします。」

私:「はい。」

ス:「問診票に回答して頂いておいて良いですか?」

私:「はい。」

アレルギーや病歴等、身に何もつけていないか等のチェックである。

2 度目なので手慣れたものである(笑)。

ス:「回答出来ましたか?」

私:「はい。」

ス:「チェックしますね~。」

私:「はい。」

ス:「はい。大丈夫です。ネットを頭に付けて頂けますか?」

私:「はい。」

ス:「はい。それでは手術室に案内します。」

私:「はい。」

ス:「 B の ◎ の手術室です。」

私:「はい。」

ス:「こちらへどうぞ。」

案内されて手術室へ入る。

次回へ・・・。