10月6日のブログに、抗酸化工法と環境回復サロンを併設して、医療施設に採用するという話しを寄稿した。
その施設がようやく完成した。
当初の予定では、環境回復サロンを併設ということだったが、話しを煮詰めていくうちに、ホルミシス効果に環境回復サロン的な働きをプラスαさせると言う方向に方針転換した。
ホルミシスとは?
聞き慣れない言葉だと思うが、1982年、ミズーリ大学のトーマス・D・ラキー生化学教授が、「微量の放射線は生命にとって有益である」ということをアポロ計画の中で提出したことから生まれた。
教授は、宇宙飛行士は2週間もの間、地球の何百倍という宇宙線(放射線)を浴びるが、身体にとってどのくらいのダメージになるのか?という調査研究を10年に渡り行った結果、上記のような結論に至ったのである。
そして、「微量放射線は人体に対して刺激として働き、生体を活性化させ、生命活動にとってはかえって有益である」と、米国保健物理学会「Health Physics」誌(1982年12月号)に論文発表された。
微弱な放射線による人体への効果は、ギリシャ語の「horme(刺激する)」より「放射線ホルミシス」と名付けられた。
その効果は、① 免疫機能の向上、② 身体の活性化、③ 病気の治癒、④ 強い身体をつくる、⑤ 若々しい身体を保つというものらしい。
ん?
どこかで良く聞く?いや私がよく話していることのような・・・?
1980年代に入り、低線量の放射線照射が生物の成長・発育の促進、繁殖力の増進及び寿命の延長などの効果をもたらすという研究結果も発表され、さらに話題を集めるようになった。
今回のホルミシスルームは、全体の下地にはいきいきコートを塗り、ホルミシスルーム専用の聚楽の中には抗酸化溶液を混入して施工している。
残念ながらスペースの関係で、環境回復サロンのように寝ころんで治療をするわけではないが、三方に環境回復サロン用の抗酸化タイルを敷き詰めて、パネルヒーターで熱をかけて、そこに座りながら治療をするという様式になった。
百聞は一見にしかず・・・
クリニック自体は借りているものなので、いきいきコートの塗布できない箇所は抗酸化溶液入り塗料を塗布することにより、抗酸化工法の効力を高めた。
前回のブログでも書いたが、開業しながら、隣室を改装し、隣室が完成するとクリニックをそちらに移し、最初の部屋を改装し、最終的に境目を取り除いて、一室にしなければならなかった。
今回は既存の抗酸化工法施工店ではなく、ドクターと共同でビジネスを展開している方達のお知り合いに施工していただいたのだが・・・
一番驚いたのは施工業者だったらしい。
「工事現場独特の臭いが全くしなかった」ということだった。
患者さんも同様に臭いはしないし、気持ちの良いクリニックが出来上がったと好評の様である。
また、クリニック内に置いていた観葉植物が枯れていたのだが、施工後、ほんの1週間程度で、新しい枝を出し、再生したらしい。
この樹を見た患者さん達は、この空間にいるだけで、生命が再生するという希望を持つ様になったらしい。
命の樹・・・
最後になったが、この施設がどこにあるかを紹介しよう。
この施設が病気で悩んでいる多くの方達のお役に立つことを心から願う・・・