前回の続き・・・。
担当医師が去って、再度、DVD鑑賞をしていた。
すると、別の医師がやってきた。
医:「リハビリ担当の□□です。」
私:「はい?」
怪訝そうな私の表情を悟ったのか・・・。
リハンビリ担当医(以下:リ):「主治医の〇〇が治療方針を立てて、私がリハビリのお手伝いをしていきますので・・・。」
私:「ああ。そういうことですか・・・。よろしくお願いします。」
リ:「腰の具合は如何ですか?」
私:「痛みとしては、随分、和らぎました。」
リ:「どの程度動けますか?」
私:「車椅子を使って、トイレに行ったり、病棟を動き回る程度は出来ます。」
リ:「自立歩行はまだ難しいですか?」
私:「今朝、試してみたんですが、腰から砕けるような感じで、まだ、無理みたいです。」
リ:「そうですか~。少しずつで良いですから、無理しない程度に、身体を動かしてくださいね。」
私:「わかりました。」
リ:「日に何度か、状況を伺いに来ますので・・・。」
私:「ありがとうございます。」
声:「双輪体制とは心強い・・・!早めに退院せねば・・・!」
・・・と、心に強く思うものの、なかなか、身体は付いてきてくれない。
再度、私はDVD鑑賞へと・・・。
しかし、しばらくすると、また、誰かやって来た。
男性:「すいません。空調の修理にやって来たんですが・・・。」
私:「ああ・・・。お願いします。」
空調の業者(以下、業):「20~30分程度、かかると思うんですが、その間、どうされますか?」
私:「ああ。空調、止まってしまうんですね~?」
業:「もし、あれだったら、隣の部屋を先に修理して、この部屋を修理している間、隣でお待ちしますか?」
私:「ああ~。面倒なんで、廊下かデイルームで時間を潰しますから、ここからやってください。」
業:「解りました。終わったら、呼びにお伺いします。」
私:「よろしくお願いします。」
私は、タブレットを抱えて、車椅子で廊下に出た。
声:「ん?やっぱり、室内より廊下の方が涼しかったのか???」
そのまま、入院患者が見舞い客の歓談用に作られたデイルームへと車椅子を向かわせた。
しかし、行ったは良いが、開放感を演出しようとしているのか(?)、総ガラス張りになっているため暑い。
テーブルにタブレットを置き、ネットサーフィンするのだが、汗がだらだらと流れてくる。
テラスガーデンなる物が、デイルームの外に設置されて、四季折々の花が植えられてらしいのだが、この暑さじゃ、とてもじゃないが、表に出る気も起きない。
仕方がないので、諦めて、病室近くの廊下に戻り、時間を潰すことにした。
声:「車椅子でしか移動できないってのも不便だなあ・・・。」
何もしないで、待つというのも、本当に苦痛なのだが、長時間、車椅子で腰が固定されているせいか、段々、辛くなってきた・・・il||li _| ̄|○ il||li。
待つことしばし、ようやく調整を終えた業者の人が病室から出てきた。
業:「お待たせしました~。修理済みましたんで、中にお入りいただけます・・・。」
私:「ありがとうございました。」
中に入ってみると、修理前とは、段違いに快適である。
朝から人がたくさん来て、多少、疲れが出てきたので、睡眠を取ることにした。
次回へ・・・。