前回、近藤誠氏著の『医者に殺されない47の心得』という著書を紹介させて頂いた。
ついでなので、最近、読んで面白かった本を、もう少し紹介させて頂く。
この本は、ブックワームを自称する私なのだが、出張の際に、予定よりも早く本を読み終わり、帰りの飛行機に読む本が無く、空港の本屋で本を物色していて、タイトルが目に飛び込んできて、中をパラパラと捲り、面白そうなので購入した本である。
著者の岡本祐氏は、大阪大学医学部・大学院を卒業後、大学病院、市中病院、大阪大学細胞工学センターにて、主としてがんの臨床、研究に勤しんでいた。
しかし・・・。
1993年、従来の医療・医学の考え方と手法に限界を感じ、臨床医をやめる。
1995年、阪神淡路大震災をひとつの切欠に、NPO「21世紀の医療・医学を考える会」を仲間と共に起ち上げ、健康情報を配信したり、健康セミナーを各地で開催したりする。
2001年、本音で応える医療相談ウェブサイト「e-クリニック」をスタート。
現在までに、延べ2,700名あまりのがん患者の医療相談に応えており、現在、がんの方を対象に医療相談、治療セミナー、中医治療ツアーを、慢性疾患や未病の方を対象に情報発信を行っている。
早速、「e-クリニック」のHPを閲覧してみる。
少し残念だった・・・。
オープンに対応しているのかと思ったのだが、会員・非会員の別があった・・・( ̄▽ ̄;)
会員になるには、17,600円の初期費用が必要になるらしい・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…
その内訳は・・・。
会費(6ヶ月間):・・・9,000円
書籍:「9割の医者は、がんを誤解している!」・・・1,200円
書籍「免疫を高めるとガンは自然に治る」・・・1,000円
DVD「がん完治の鍵探し・食事の重要性」・・・3,500円
DVD「自らのがんを治した医師からのメッセージ」・・・1,900円
送料手数料・・・1,000円
・・・というものである。
この他に、『様々な角度から治療法を研究している医師たちのアドバイスやがんを克服したサバイバーとの交流、同じ立場の会員たちとの情報交換など、自分で「がん」を治すために必要な情報を得る場を提供している。』らしいのだが・・・。
私が読んだ著書の中には、あまり、がんについては触れていなかったので、少し意外な感が否めない・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
正直言って、ガンに関しては、当ブログ内で紹介した『抗がん剤治療のうそ』、『医者に殺されない47の心得』の考え方をお奨めしたい・・・。
とは言え、病気のことなので、自身で判断できる・判断するということが、一番大切なことなので、e-クリニックを利用するのもひとつの手段であることは否定しない。
“9割の病気は自分で治せる”という表題の本は、2009年1月30日に発行され、その第2弾として、“9割の病気は自分で治せる②~こんな患者は命を縮める~”が、2009年12月1日に発行されている。
私は、“9割の病気は自分で治せる”の【はじめに】を読んで、私と同じ妄想を、別の角度で抱いている人がいるんだと、吹き出してしまった・・・(´゚ω゚):;*.’:;ブッ
そこには・・・。
『もしもある日突然、日本中の高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満症、痛風、便秘薬、頭痛、腰痛症、不眠症、自律神経失調症・・・などの患者さんがみんな、病院(医院)で治療を受けなくなったとしたら?自分で自分の病気を治すことに目覚め、必要以上に余計な薬も飲まない、検査も受けないという異変が起きれば、どうなるでしょうか?』とある。
株式会社ASKでは、“抗酸化溶液で世界は変わる・・・”という理念を掲げているのだが・・・。
私は、普段から、産科と救急救命以外は不要になる時代が来たらいいなあと言っている。
これも、その妄想の中のひとつである・・・。
奇しくも、岡本氏もプロセスやゴールの方向は違えど、同じ妄想をしているかと思ったら、親近感が沸いてしまった・・・。
更に、【はじめに】の中に、面白いキーワードが出てくる・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
「喜劇の病気」と「悲劇の病気」・・・(@・Д・@)??
更に、「おいしい患者」・・・( ̄へ ̄|||) ウーム
本の中身に触れる前に、少し、語りすぎたようなので、次回持ち越しと言うことで、乞うご期待・・・。