前回の続き・・・。
【仮説14】砂糖はビタミンやミネラルを消費する。
【検証14】これも巷でよく言われている話である。
Yahoo!で「砂糖とビタミン」で検索すると、404万件もヒットする・・・。
因みに、前項の「砂糖と糖尿病」を検索すると、538万件だから、砂糖はビタミンやミネラルを消費するというのも当たり前になってきるのだろうか?
では、実際はどうなのか?
『前項で、炭水化物(糖質)が、消化・分解されて“ブドウ糖”となって、我々の血液中に送り込まれ、日常生活における重要なエネルギー源となっている』ということを記した。
そして、その炭水化物を分解する際には、ビタミンB1の力を借りて吸収分解していく。
前々項で述べたように、砂糖は、炭水化物(糖質)なので、分解するにはビタミンB1を必要とする・・・。
なんだ、やっぱり、そうなんだ・・・、と早合点しては困る・・・┐(’~`;)┌
炭水化物を分解するにはビタミンB1が必要なのだから、日本人が、毎日食するご飯や味噌汁も炭水化物である・・・。
いやいや、私はパン食派だからという人もいるかも知れないが、パンはご飯よりも遙かに炭水化物の含有量が多いのは、前々項で書いたとおりである・・・。
そろそろ美味しい季節になってきた“みかん”も果物の中では、炭水化物の含有量が一番多い・・・!
こういう風な展開をすると、「砂糖は生成過程でビタミンを除去しているので、分解するのに、他の食品より、余計にビタミンを必要にするのだ。」という人が多々いるようである・・・ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ
ご飯100gに対して、ビタミンB1の含有量は、0.02mgである・・・….〆(・ω・。)
食パン100gに対して、ビタミンB1の含有量は、0.07mgである・・・…_〆(゚▽゚*)
因みに、ビタミンB1の1日の推奨量は成人男子で1.4mg、成人女子で1.1mgとなっている・・・。
これに比較すると、ご飯や食パンのビタミン含有量は微々たる物である・・・(・0・。) ホホ-ッ
そんなにビタミンB1を摂りたいのであれば、豚ヒレ肉(0.98mg)、生ハム(0.92mg)、豚モモ肉(0.9mg)、きな粉(0.76mg)、たらこ(0.71mg)等々のビタミンB1が豊富な物を、食べれば良いだけのことである・・・。
∴ これらを考えても、砂糖だけが悪者にされる理由にはならないと思うのだが・・・(@・Д・@)??
Q.E.D
【仮説15】砂糖は酸性食品で、体を酸性に傾け害がある。
【検証15】酸性食品やら、アルカリ食品やらという話しは、当ブログの初期の頃、寄稿しているので、結論を知りたい方は、読んで欲しい・・・。
どこかの無知な輩が、アルカリ性の空気を吸うことによって、ガンに効果があるというようなこと言っていたような・・・アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノ ㌧㌦! ㌧㌦!
では、砂糖のpHは・・・???
残念ながら、砂糖のpHは、溶かす水のpHに左右されるので、決まっていないというのが正解である!
∴ 人間には、恒常性(ホメオスタシス)というものが備わっており、ある食品を食べただけで、酸性、アルカリ性に傾いたら大変なことなので、このような話しをする人は相手をしない方が良い・・・。
Q.E.D.
次回へ・・・。