前回の続き・・・。
全国で新規感染者が増加傾向にある中、専門家会議も第 8 波の入り口にあるとしている。
新規感染者数を 11 月 7 日までの 1 週間平均で比較すると、全国では 1.42 倍と 47 都道府県すべてで増加し、私が前述したように、特に、東日本を中心に増加のペースが上がっている。
全国の 1 日当たりの平均の新規感染者数は 58,000 人余りで、先週の同じ曜日から 17,000 人余り増えている。
【北海道】
前週の 1.37 倍
【首都圏( 1 都 3 県)】
▽東京都・・・前週の 1.53倍
▽埼玉県・・・前週の 1.48倍
▽千葉県・・・前週の 1.35倍
▽神奈川県・・・前週の 1.54倍
【関西】
▽大阪府・・・前週の 1.27倍
▽京都府・・・前週の 1.43倍
▽兵庫県・・・前週の 1.25倍
【東海】
▽愛知県・・・前週の 1.63倍
▽岐阜県・・・前週の 1.43倍
▽三重県・・・前週の 1.41倍
【その他の地域】
▽宮城県・・・前週の 1.72倍
▽新潟県・・・前週の 1.72倍
▽長野県・・・前週の 1.72倍
▽福井県・・・前週の 1.62倍
▽広島県・・・前週の 1.43倍
▽福岡県・・・前週の 1.27倍
▽沖縄県・・・前週の 1.09倍
新型コロナウィルス対策政府分科会のメンバーの東邦大学・舘田一博教授は以下のように語っている。
★現在の感染状況について・・・。
「新規感染者数が前の週の 1.5 倍を超える地域が東日本を中心に見られ、全国で前の週を上回る状況も 3 週間以上続いていて、第 8 波が近づいている兆候が強まっている。これまで大きな感染拡大の波の前には検査の陽性率が高まる状況がみられてきたが、陽性率はいま、東京で 30% 近くに高まってきている。また、検査せずに陽性になっている人たちも増えてきていると考えなければならない。秋の行楽シーズンを迎え、旅行や移動の機会や会食も増え感染対策が緩みがちになっている中で、感染者が増加する傾向はより強まると考えられる。今後 1 週間から 2 週間は、感染状況の変化に特に注意を払う必要がある。」
★対策について・・・。
「オミクロン株の BA.5 に対応するワクチンが出てきているが、オミクロン株への感染を防御する効果が高いとされている。いま主流になっている BA.5 には BA.1 対応ワクチンでも十分に効果が期待されるので、接種できる人はできるだけ前倒しで接種していくことが重要だ。」
★新型コロナとインフルエンザの同時流行について・・・。
「今のところ、日本ではインフルエンザの急激な増加というものはみられていないが、寒くなってくる中で同時流行がある可能性を考えて密を避けることやマスクを適切に使うこと、それに換気などの基本的感染対策をしっかり行いワクチン接種を進めていくことが重要になる。」
ここで私の見解だが・・・。
残念ながら、ワクチンを打てば打つほど、感染が長引き、未だに他国との感染対策が違う状況を続ければ、日本だけ取り残されていくのではと危惧する。また、インフルエンザに関しても、脅威に感じているようだが、幸か不幸か、今のコロナ対策をしている限りは日本では流行しないのではないだろうか?
先週後半の感染動向をリンクで報告する。
次回へ・・・。