前回の続き・・・。
私:「ところで、Uさん、この農園の土って、前回来た時より、柔らかくなっているみたいですけど・・・?」
U:「そうでうよね?私も柔らかくなっているような感じがするんですよ!えみなと一緒にバケツで作った酵素を蒔きましたからねぇ。」
私:「・・・(ノ_-;)ハア…。Uさん、その努力が報われいるんですが、それって、一番、気付かなければいけない大事な変化ですよ!」
U:「そうですかぁ・・・。」
私:「Uさん、Uさんは果樹や野菜を栽培する時に、どこを見ますか?」
U:「そりゃ、一番最初は、葉ですかねぇ?」
私:「農業をやられている方の殆どがそうなんですが・・・。上を見るんですよね。葉や実を・・・。」
U:「はい・・・。」
私:「生産に直結しますから、気持ちは判るんですけど・・・。私は、土を見るんですよ。土の中を想像するんですよ。」
U:「私たちも、それはなんとなく判っているんですけど、確認できないですからねぇ・・・。」
私:「簡単ですよ。土中のバクテリアが発酵型で活性化すれば、土が軟らかくなってきますから。」
U:「・・・。」
私:「そして、本当に環境回復農法に適する土になってきたら、臭いを嗅ぐと、発酵臭がしてきますから・・・。」
U:「そうなんですかあ?」
私:「はい。そんな土であれば、舐めても、美味しく感じますよ。」
U:「ああ、時々、土を食べる人いますよねぇ?」
私:「私も、食べて確認する時はありますよ。」
U:「どの範囲が柔らかくなれば良いんですか?」
私:「基本は農園全体が柔らかくなりますが、まずは、幹から枝が張る範囲を柔らかくするように土壌を作っていきましょうよ。その範囲に果樹が根を張っていますから・・・。」
U:「何をしたら良いんですか?」
私:「そうでうねぇ。基本は、えみなの撒布ですが・・・。ところで、これは何ですか?」
農園の所々に、米糠やマメガラが撒かれているのである・・・???
U:「米糠を頂いて撒いてみたんですよ。」
私:「えみなで洗いましたか?」
U:「いいえ・・・。」
私:「環境回復農法の米でなければ、農薬や肥料を使っていますよね?」
U:「ああ・・・。そう言えば、そうですよね・・・。」
私:「そういう所からケアしていかなければいけないですよ。」
U:「判りました。」
私:「折角、農薬や肥料を遠ざけているのに、自分で、別のルートで持ち込んだら元も子もないですよ・・・。」
U:「そうですね~。上からえみな水を撒けば良いですかね?」
私:「それでも良いですけど・・・。折角なんで、二次発酵させてみましょう。」
U:「どうしたら良いんですか?」
私:「本格的な堆肥作りは、次回にしますが、今回は、簡易な方法でやってみましょうか?」
U:「はい。お願いします。」
次回へ・・・。