新年早々、ヘビーな話題を取り上げさせていただく。
実は、昨年、例年にないほど、痴呆症についての相談を受けた。
勿論、抗酸化工法での実績を知ってのことである。
そんな折り、昨年12月、毎日新聞に気になる記事及び特集が掲載された・・・。
介護についての特集記事である・・・。
毎日新聞12月7日(月)朝刊の一面トップである。
『介護殺人 加害半数「不眠」』
介護している自分の家族を殺害した「介護殺人事件」について、毎日新聞が調査した記事である。
「介護殺人」
時折、ニュースで耳にするワードであるが、幸か不幸か、私の身内にはいなかったので、痛ましいニュースとして感じる程度で実感を持ち合わせていなかった・・・。
実際の所は、どうなんだろう?
毎日新聞の記事では以下のようになっている。
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警察庁によると、介護・看病疲れによる殺人事件(未遂含む)は、統計を取り始めた2007年から14年までの8年間に全国で371件発生した。
年平均では46件、8日に1件のペースで起きている計算。
殺人事件全体の3?6%を占める。
今年も11月までに40件起きている(暫定値)。
他に自殺や無理心中で亡くなった人は14年までの8年で2,272人。
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正直、この記事を読んで、衝撃を受けた・・・。
“年平均46件”
“8日に1件”
これほど多いとは思ってもいなかった・・・。
更に、記事は続く。
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一方、介護保険制度に基づく要支援・要介護者は厚生労働省の統計で全国に約615万人(今年7月末)。
自宅で介護されている人は約352万人(2014年度)に上る。
2025年にはそれぞれ約830万人、約490万人に急増すると見込んでいる。
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近い将来、介護を誰もが経験しなくてはいけなくなるということだ。
昨年8月に認知症の介護をしている方から、リアルな体験談が届けられたので当ブログで紹介させていただいた。
当初、この投稿は実名で寄稿していたのだが、この方の心の変遷に、私自身も驚かされ、実名をイニシャルに変更した経緯もある。
(当初、実名で寄稿していたのだが、この後、私との方向性があまりも違うことを言い出したので、実名をイニシャルのみに変更させていただいた・・・2015.10.13)
これまでも認知症(アルツハイマー型認知症 脳血管型認知症)の方のご家族から相談を受けて、奇跡的な回復を遂げた報告が何例もあったのだが・・・。
昨年は、このT氏の例を含めて十数件に上る相談を受け、抗酸化工法でのリフォームを奨めさせていただき、幾例も感謝の言葉を頂いている。
この寄稿時にも書いたのだが・・・。
「病気を抱える本人だけではなく、その家族の人生をも変える」
それが介護・・・。
今回、少し実態をお伝えしながら、皆で考える機会になればと思う。
次回へ・・・。