「真実の口」④ 地球温暖化?その3

いやあ、冷蔵庫でそこまで書きますか~(笑)仕方ないですねぇ。

では、“寒い”繋がりというところで、書いてみますか(^^;)ゞ

各地で、「地球温暖化で地球は大変だと叫んでいますが、現在、氷河期なんですよ。」と私が話すと、皆さん一様に目が点になったように驚かれます。

そう、現在は、第二氷河時代の間氷期なのです。

簡単に地球の歴史を振り返ってみましょう。

地球はおよそ46億年前に誕生したと言われています。

生まれたての地球は、2000度を超え非常に熱かったようです。

それから約6億年経過して、“海”が地球にできて、そこから約2億年経過した約38億年前に、ようやく生命の源が誕生します。

・・・と言っても、一つの細胞でできた単細胞で、核膜を持たず遺伝子が細胞膜の中に存在する原核生物です。

当然、地表の温度は未だ高温で紫外線が降り注ぐ状況だったので、海底深く陽の光の届かないところで生活していたようです。

それから、約32億年前に、シアノバクテリアと呼ばれる光合成を行う細菌が誕生します。

この細菌の誕生は、今までは生命を脅かす存在だった太陽エネルギーと周りに無尽蔵にあるCO2とを反応させることにより、効率的に大きなエネルギーを獲得し、細胞を大型化させることが出来るようになったのです。

そして、約27億年前、地球に重大な変化がありました。

地球の中心にある核の中で発電現象が活発におこり、地球磁場が急に強くなります。

つまり、地球を磁気のバリアが包むようになり、それまで、地球まで到達していた生命に有害な電磁波、荷電粒子(主に陽子・電子)が、磁気圏のバリアに遮られるようになりました。

このことにより、シアノバクテリアの増殖と地球の酸素濃度の上昇のスピードに拍車がかかっていきます。

しかし、ここで我々からは考えられない、環境破壊が起こります。

というのは、それまでの生物は酸素のない環境でしか生きられない嫌気性の生物がほとんどだったため、その変化に耐えることができない生物は死滅し、絶滅しました。

“酸素は細胞膜や遺伝子を傷つけ生命に害を及ぼす有毒物質だった”からです。

ここから先の進化の過程で重要なキーワードが出てくるのですが、多分、会長blogの中で“必ず”出てくると思いますので、ここはあえて触れずにおきます。

乞うご期待・・・。

そして、このCO2を消費するシアノバクテリア等の影響で、温室効果も減り徐々に地球の温度は下がっていきます。

地質時代の区分として言われる古生代初期(5億4400万 年前の頃)には、既に様々な種類の生物が誕生し、同時にその数は急激に増加していきました。

この頃の温度が35℃前後(人間の平熱位?)と推測されています。

しかし、およそ3億5千万年前から2億5千万年前にかけて第一次氷河期が訪れ、95%の生物が死滅しました。

この時の温度は22度位だそうです。

そして、この第一次氷河期が終わり、徐々に暖かくなり、2億年前からは恐竜全盛の中世代に入ります。

この時の温度が25度くらいです。

第一次氷河期とは3度程度しか変わっていませんが・・・(笑)。

しかし、この恐竜全盛の時代も、6500万年前、メキシコのユカタン半島への巨大な隕石の落下とともに終息を遂げます。

それによって吹き上げられた粉塵が地球を覆い、気温の急激な低下を招いたため、哺乳類は寒さに耐え、生き延びましたが、恐竜は絶滅しました。

地球の気温は新生代に入り一旦暖かくなりましたが、約4000万年前頃からしだいに気温が低下しています。

それぞれの氷河期と氷河期の間には数百万年続く温暖な期間がいくつかあるようですが、氷河期の間でも温暖な時期と寒冷な時期があり、寒い時期が「氷期」、より暖かい時期が、「間氷期」と呼ばれ、現代は、この第二氷河期の間氷期が、1万2000年ほど続いているだけに過ぎません。

少々、長々と説明してきましたが、では、現在の地球の平均気温は何度かというと15度前後です。

『え~っ!』と思う人がいるかも知れませんが、これが現実です。

第一次氷河期より7℃も低く、恐竜全盛の時代から10℃も低くなっているのです。

本当に地球温暖化なのでしょうか?

実際、30年位前には、“地球寒冷化”が、学説では主流で、小氷河期がくるのでは(?)とさえ言われていたようです。

事実、1940年以降、温度が下がり続けていました。

ただ、ここでもっと面白いのは、この間CO2は増え続けていたようです。

ここまで書くと、地球温暖化が何なのか?

CO2がどういう影響を与えているのか解らなくなってきますよね?

真偽の程は、皆さんの想像力にお任せしますが・・・。

古生代に、様々な種類の生物が誕生し、その数も急激に増加したという話を前述しましたが、これは、カンブリア爆発と言われるくらい様々な種が誕生し、その個体数も爆発的に増えました。

そして、現代でも、動植物の種や個体数が一番多いのは熱帯です。

私は、本当に地球の最適な温度は、人間の平熱に近い温度ではないのかと考えています。

一部の学者でこういう説を唱えている人もいますし・・・。

果たして、50年~100年の間でほんの数度上がることが地球温暖化なのでしょうか?(^_^)v

では、次は、もう少し具体的に地球温暖化のからくりに触れてみましょうか?(笑)