「真実の口」2,351 サバイバー SeasonⅡ㊱ ~入院 6 日日 ⅱ ~

前回の続き・・・。

部屋に帰り、頭髪をバスタオルでぬぐい、序に、シャツをめくり身体を拭いているとドアがノックされた。

コンコンコン♪

配:「ササダさん。昼食をお持ちしました。」

慌てて、シャツを戻し返事をする。

私:「はい。」

配:「こちらで良いですか?」

私:「はい。ありがとうございます。」

お昼になっていたようだ。

2月12日・昼食

≪メニュー≫
全粥 330g
タラの焼き浸し
ブロッコリーの和え物
じゃが芋のそぼろあん 七分

≪栄養成分の表示≫
熱量: 450kcal
たんぱく質: 21.2g
脂質: 4.2g
炭水化物: 75.0g
塩分: 1.9g

声:「そろそろ粥ではない白米を食べたいものだ・・・・。まあ、前回は術後はずっとお粥だったことを考えるとマシな方か・・・。」

昼食を終えて、横になっていると・・・。

ドアがノックされた。

コンコンコン♪

看:「佐々田さん。午後担当の &% です。よろしくお願いします。」

私:「よろしくお願いします。」

看:「食事は全部摂れましたか?」

私:「はい。」

看:「では、下げておきますね~。」

私:「はい。お願いします。」

看:「ドレーンのチェックをしますね~。」

私:「はい。」

ドレーンの廃液量を調べて・・・。

看:「はい。ありがとうございます。」

私:「・・・。」

看:「何かありましたらお呼び下さい。」

私:「はい。ありがとうございます。」

看護師さんがトレーをもって退室する。

家内に LINE を入れる。

LINE・私:「荷物が届いていると思うから、空けて、スカーフが何点か入ってると思うから持ってきて・・・」

少し時間が空いて、

LINE・家:「あった。持ってくね。」

LINE・私:「よろしく👍」

以前にも手術のメスの入れ方をお伝えしたが・・・。

切開部

こんな感じで、切開するので、術後の傷が気になることを想定し、術前に注文していたのである。

昼過ぎからウトウトと寝たり起きたりを繰り返しているとドアがノックされた。

コンコンコン♪

◆ :「佐々田さん。如何ですか?」

◆◆ 先生の声である。

私:「ああ・・・。 ◆◆ 先生・・・。ちょっと転寝してました。」

◆ :「ああ・・・。すいません(笑)。」

私:「いえいえ。どうぞ・・・。」

◆ :「如何ですか?」

私:「特に変わりはないです。」

◆ :「患部を診させてもらって良いですか?」

私:「はい。」

ガーゼを剥がし、患部をチェックする。

◆ :「はい。ありがとうございます。順調そうですね。」

私:「午前中も ◇◇ 先生に来て頂いたんですけど・・・。」

◆ :「はい。聞いてます。」

私:「ああ・・・。そうなんですね。」

◆ :「共有していますから安心して下さい(笑)。」

私:「(笑)。」

◆ :「ちょっと正面を見て頂けますか?」

私:「はい。」

◆ :「歯を合わせたまま、口を開けて頂けますか?」

私:「はい。」

◆ :「はい。ありがとうございます。次に、閉じてもらえますか?」

私:「はい。」

◆ :「はい。ありがとうございます。次に、左にへの字に曲げられますか?」

私:「はい。」

◆ :「はい。ありがとうございます。次に、右にへの字に曲げられますか?」

私:「あれ?」

◆ :「はい。ありがとうございます。」

私:「・・・?」

◆ :「若干ですけど麻痺が出ているかもしれません。」

私:「ああ・・・。」

頭の中では、田中角栄元首相やビートたけしさんの顔がよぎっていた。

お二方は、片や病気、片や事故により、顔面に麻痺が残り、傍から見ても分かるくらいだった。

◆ :「これは時間経過と伴に落ち着いてくると思われますので、そこまでの心配はいらないと思います。」

私:「そうなんですか?」

◆ :「はい。私たちは医師なので気付きますが、一般の方では分からない程度だと思います。」

私:「ああ・・・。なら、良かった。」

◆ :「はい。」

私:「一瞬、田中元首相やビートたけしさんが頭をよぎりました(笑)。」

◆ :「ああ・・・(笑)。極々軽度だと思ってください。」

私:「わかりました。」

◆ :「何かありましたら私でも ◇◇ 先生でも良いので言ってください。」

私:「はい。」

◆ :「では、失礼します。」

私:「はい。ありがとうございます。」

◆◆ 先生が退室する。

気になった私は洗面所に行き・・・。

イーーーッ。

ウーーーッ。

・・・と口を動かしてみる。

続いて、左側をへの字にしてみるのだが、不自然である。

更に、右側をへの字にしてみるのだが、全くできていない。

声:「ああ・・・。こういうことか・・・。」

確かに、見た目だけでは分かりにくいが、口元が思うように動かず麻痺が残っているようだ。

凹 ズ━━(´・ω・`)━━ ン 凹

コンコンコン♪

家:「ごめんね~。遅くなって~。」

夕方になり、家内がやってきた。

私:「ああ・・・。大丈夫だよ、悪いな。」

家:「ロッカーに入れとくね。」

私:「うん。よろしく。」

家:「水とお茶は冷蔵庫で良い?」

私:「うん。五本ずつくらい入れといて・・・。」

家:「うん。」

収納が終わった家内に向かって・・・。

私:「 ◆◆ 先生が昼に来て、診てもらったんやけど、顔面麻痺がちょっと出ているらしい。」

家:「え~っ!」

私:「ちょっと見てて・・・。」

口をイーーーッとしたり、への字に曲げたりしてみる。」

家:「ああ・・・。言われてみればそうかも・・・。」

私:「じゃろう・・・?」

家:「でも、言われてじっくり見ないと気付かんと思うわ。」

私:「そんなもんか・・・?」

家:「うん。多分。言われるまで気付かんかったし・・・(笑)。」

私:「まあ、時間の経過とともに変わってくるとは言ってたけど・・・。」

家:「うん。」

家内に確認してもらい、幾分、安心を取り戻す。

しばし歓談した後、家内は帰る。

そして、この後、夕食が運ばれるのだが、何故だか写真がない。

・・・と言うか、この日とその翌日の画像データを紛失している(笑)。

この日はこれで終わる。

次回へ・・・。