約2ヶ月にわたり、“その住宅で大丈夫?”というテーマで寄稿してきた。
有害化学物質の分解、活性酸素の消去、省エネ、害虫忌避、生活悪臭の分解、帯電防止、メンテナンスコストの半減、新築・既築を問わず施工可・・・
果たして、本当にこのような効果が得られるのか(?)という人も少なくないと思う。
巷では、様々なメリットを謳っている工法が数多く存在する。
しかし、残念ながら、ほとんどの施工法は、その効果を実感するには、実際に建ててみなければ解らない。
モデルルームという手もあるのだが、実際は、モデルルームとは環境も違うし、間取りや使用する資材も予算によって変わってくる。
もし、思ったような効果を得られなかったとしても、後の祭りである。
癒しの地であるべきマイホームに注ぎ込んだ△千万が水の泡になる可能性さえある。
抗酸化工法は、他のどの工法よりも、良いことずくめのことばかり列挙している。
さて、いざ、抗酸化工法で作って、このような効果を得られなかったとしたら、皆はどうだろう?
訴訟を起こす?
それとも、会田氏や私を恨んで、刺しに来る?
いやいや・・・それは辞めてもらいたい。
心配ご無用。
北海道から沖縄まで、今まで数万戸という抗酸化工法の家が建てられているが、そのような効果を得られなかったとの苦情は無いし、訴訟も起こされていない。
もちろん、私たちの指示する通りの抗酸化工法施工法を遵守した物に限るが・・・
中には、ちょっと手抜きした等の場合は、思った通りの効果を得られない場合もある。
しかし、今回のテーマのNo.22とNo.24に書かれている程度のことなので、それほど難しい物ではないと思う。
そうは言っても、実際に家を建てられるのは、皆様なので納得いくまで実験・体験して欲しい。
家を建てる前に、自身でその効果の実験あるいは体験が出来るというのが、巷の施工法と抗酸化工法の大きな違いである。
最初に、有害化学物質の分解の実験法。
まず、黒の油性マジックを準備する。
次に、油性マジックで手の甲、(手が嫌であれば)プラスチック製品に、何でも良いから落書きする。
臭いを嗅いでみる。
独特の臭いの元は、石油から作られたキシレン等である。
その落書きを”えみな水”で拭く。
面倒であれば、”えみな”をほんの微量ふりかけて、濡れた布あるいはウェットティッシュで拭く。
通常であれば、手の甲やプラスチック製品に油性マジックで書いたものは、なかなか消える物ではない。
しかし、“えみな”であれば、簡単に消える。
ここで、再度、臭いを嗅いで頂きたい。
油性マジックの臭いはしないはずである。
更に、このインクで汚れた布を、ペールで飼っているドジョウの水の中に入れてみる。
ついでに軽く擦り洗いして、そのまま一日放置してみた。
これが翌日である。
ドジョウは元気に泳いでいる。
また、布自体のインクも粗方落ちている。
有機溶剤が溶け出した水でも平気と言うことは、有害化学物質が分解されていると言うことだろう・・・
ちなみにこのドジョウに関しては、また、別の機会に書かせて頂く。
次回へ・・・。