前回、医師が患者の話に耳を貸さないという例を、私の経験も引き合いに出して紹介させていただいた・・・。
皆さんは、そんな経験は無いだろうか・・・?
多くの人は、医師に診断されると、「そうなのかなぁ・・・。」と思いこんでしまうのではないだろうか・・・?
こんな流れの中で・・・。
前回、『著書の中で、是非、取り上げておきたいことがある』と締めくくったのだが、それほど、大層なことではない・・・(笑)
ただ、私にとって、著書の中で、一番、記憶に残った記述である・・・。
当然の事だが、医師は、医師国家試験に通らなければなれない・・・!
今更ながら、当たり前の話である・・・…((φ(。・c_,・。)φ))…フムフム
そして、医師国家試験の受験資格だが・・・。
(1)学校教育法(昭和22年法律第26号)に基づく大学において、医学の正規の課程を修めて卒業した者(平成27年3月10日(火曜日)までに卒業する見込みの者を含む。)
(2)医師国家試験予備試験に合格した者で、合格した後1年以上の診療及び公衆衛生に関する実地修練を経たもの(平成27年3月10日(火曜日)までに実地修練を終える見込みの者を含む。)
(3)外国の医学校を卒業し、又は外国で医師免許を得た者であって、厚生労働大臣が(1)又は(2)に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有し、かつ、適当と認定したもの
(4)沖縄の復帰に伴う厚生省関係法令の適用の特別措置等に関する政令(昭和47年政令第108号)第17条第1項の規定により医師法の規定による医師免許を受けたものとみなされる者であって、厚生労働大臣が認定したもの
まあ、(2)~(4)はレアケースなので、単純に言えば、医学部を卒業した人間と言うことになる。
皆さんのイメージの中では、「医師国家試験は難しそう」という概念が無いだろうか?
実は、医師国家試験の合格率は、近年、90%前後を推移している・・・( ̄ b ̄)
シーーッ!!
以下が、その推移を表にしたものである・・・(´・∀・`)ヘェー
因みに、同じく国家試験で難しいものと言えば、司法試験である・・・(*-ω-)ウンウン♪
司法試験は、平成18年、司法制度改革の一環で、法曹人口の増加と一層の専門性化を図るため、法曹養成制度の改革が行われ、専門職大学院である法科大学院の設置および司法修習の制度変更とともに、司法試験の試験内容・方式も変更されているのだが・・・。
その新司法試験が行われてからの合格率の推移は以下のようになっている・・・。
年度 |
受験者 |
合格者 |
合格率 |
修習期 |
平成18年(2006年)度 |
2,091 |
1,009 |
48.25% |
新60期 |
平成19年(2007年)度 |
4,607 |
1,851 |
40.18% |
新61期 |
平成20年(2008年)度 |
6,261 |
2,065 |
32.98% |
新62期 |
平成21年(2009年)度 |
7,392 |
2,043 |
27.64% |
新63期 |
平成22年(2010年)度 |
8,163 |
2,074 |
25.41% |
新64期 |
平成23年(2011年)度 |
8,765 |
2,063 |
23.54% |
新65期 |
平成24年(2012年)度 |
8,387 |
2,102 |
25.06% |
66期 |
平成25年(2013年)度 |
7,653 |
2,049 |
26.77% |
67期 |
導入直後は、高い合格率だったが、ここ数年は25% 前後を推移している・・・o(’ー’o)ウン♪
ただ、この新司法試験導入以前は、以下リンクのようになっている・・・(「  ̄ー ̄) ドレドレ・・・
http://www.moj.go.jp/content/000055131.pdf
2~3%という本当に狭き門だったのである・・・ヽ((◎д◎ ))ゝ ひょえぇ~
全くの余談だが、我々世代にとっては、原動機付き自転車(通称:原チャリ)の免許取得は誰でも通るもので、落ちる方が難しいと言われ、受からなかったら、笑いものにされていた・・・(*´・д・)(・д・`*)ヒソヒソ
しかし、世は移ろい・・・ドンブラコ~~~~~○~~~~~ドンブラコ
私と家内の免許の更新に併せて、長女が原動機付き自転車の免許取得試験を受けに行った時のことである・・・。
我々は先に帰り、長女の合格はメールで伝えてもらったのだが、帰ってきた長女に聞くと、結構、落ちていたというのである・・・工エエェェ(´ロ`ノ)ノェェエエ工
因みに、ここ数年の合格率は以下のようになっている・・・。
年 |
受験者数 |
合格者数 |
合格率 |
平成14年(2002年) |
561,900 |
318,220 |
56.60% |
平成15年(2003年) |
514,156 |
286,609 |
55.70% |
平成16年(2004年) |
490,760 |
275,228 |
56.00% |
平成17年(2005年) |
461,752 |
259,941 |
56.20% |
平成18年(2006年) |
413,870 |
231,754 |
55.40% |
平成19年(2007年) |
403,139 |
221,106 |
54.80% |
平成20年(2008年) |
358,948 |
195,211 |
54.30% |
平成21年(2009年) |
338,319 |
187,802 |
55.50% |
平成22年(2010年) |
312,017 |
176,502 |
56.50% |
平成23年(2011年) |
290,981 |
163,699 |
56.20% |
平成24年(2012年) |
277,710 |
151,598 |
54.60% |
平成25年(2013年) |
258,796 |
142,583 |
55.10% |
近年、二人に一人の合格・・・?
ん~・・・
これに比しても、医師国家試験って、いったい・・・???
少し長くなったので、もう一回分だけ引きずらせてもらおう・・・(´-ω-`;)ゞポリポリ
次回へ・・・。