前回の続き・・・。
第 8 波のうねりが日本を襲っているのかどうかが実感が無い方が多いのではないだろうか?
9 月 26 日、新型コロナ感染者の全数把握を簡略化し、詳しい報告の対象を重症化リスクが高い人に限定する運用が、全国一律になって以降、新規感染者数にも鈍感になっている方が多いことと思う。
また、全国の死亡者数の把握が出来ている方がどれくらいいるだろうか?
私の住む大阪では夕方のニュースでは、関西エリアの死亡者数を発表はしているが、全国の死亡者全数の報道はしていない。
また、朝の全国放送を見ていても死亡者数を報道しているメディアは見られない。
第 7 波においての感染者数・死亡者数を振り返ってみよう。
新規感染者数は、 8 月 19 日(金)の 261,004 人である。
この時の一週間移動平均は、 202,093 人である。
そして、一週間移動平均がピークアウトしたのは、 8 月 24 日の 226,981.86 である。
死亡者数は、 9 月 2 日(金)の 347 人が最多である。
この時の新規感染者数は、 128,691 人で、一週間移動平均は、 147,810 人である。
そして、今回の 第 8 波では、 12 月 20 日(火)に 339 人、12 月 21 日(火)に 325 人と第 7 波の最多に迫っているのである。
第 7 波の入院者・療養者数のピークは、 8 月 11 日(木)の 1,993,062 人、お盆等の移動による再燃時の 8 月 26 日(金)の 1,985,915 人である。
そして、今回、第 8 波では、入院者・療養者数は日々増え続けているが、昨日が最多で 687,000 人と第 7 波の 3 分の 1 程度にしか至っていない。
病床使用率も見ても、全国で 51% ( 24,174 床使用/ 47,134 床)、重症病床使用率でも、
全国で 24% ( 1,346 床使用/ 5,546 床)となっている。
まだまだ、医療逼迫という状況までは至っていない。
それにも関わらず、死者数が多いということは、第 7 波のオミクロン株の時より、重症化する前、あるいは無症状からの死者が増えているということではないだろうか?
どう考えるかは貴方第である。
前週後半の感染動向を追ってみる。
次回へ・・・。