前回の続き・・・。
前回、一億総発信者というワードを用いたが、 SNS を利用されている人間はどれくらい危機感を持っているのだろうか?
これまでもTV、雑誌、インターネットなどのメディアで取り上げられていので、ご存知だと思うが、スマートフォンで撮影する場合に、位置情報を ON にして撮影していると、 Exif (エグジフ)というデータで残される。
「えっ?それなに?」と思う人は、このご時世、かなり危ない存在だと思う。
Exif とは、位置情報、撮影日時、スマーホトフォンやカメラの機種名、作者名、撮影時の設定などの情報データである。
iPhone での例が紹介されていた HP があったので見てみよう。
たった一枚の写真から、これだけの写真が分かるのである。
Android 携帯も同じである。
一般の人は興味がないかもしれないが、私のように写真をやっていたら、“撮影時の設定”という情報に対して、非常に興味が湧いてくる・・・((o(○`ε´○)o))ワクワク
絞り、露出、ISO感度、シャッタースピード、撮影方向、焦点距離までが分かるのだ・・・(笑)
私の学生時代のフィルムによる撮影では考えられない情報量の蓄積である。
SNS を利用している人が、カメラの位置情報を ON にしたまま、写真を UP しても、現在では、その対策が進み、位置情報は特定出来ないようになっているようなので安心して欲しい。
とりあえず、以下のサイトでは大丈夫らしい・・・。
Ameba
Facebook
Instagram
LINE
mixi
Twitter
その他のサイトを利用している人は自身で確認したほうが良いと思う。
特に個人 Blog を運営されている方は・・・(笑)
後、オークションを利用されている人も多いと思うが、多くのオークションサイトでは、画像の圧縮が必要になるので、そうなると元データは残らないので安心だと思う。
ヤフオク・・・ 5MB 以下
メルカリ・・・自動リサイズ
楽天オークション・・・ 500KB 以下
ただ、位置情報が分からないからと言って、無意識に画像を上げていると、簡単にあなたの生活圏がばれてしまうのをご存じだろうか?
例えば、電柱・・・(笑)。
ご存知のように、電柱には、街区表示板という現在地の案内をするためのプレートが取り付けられている。
事務所の下にある電柱では・・・。
更に、電柱の位置を表す電柱番号も表示されている。
電柱番号には、いくつかあるようで、「電力会社電柱番号」、「NTT電柱番号」などがあるようだ。
同様に、事務所の下にある電柱では・・・。
下部にあったのがコレ!
香里新町 13 東 3
ただ、関西電力のHP 解説によれば、方位は、 NORTH ・ EAST ・ WEST ・ SOUTH の頭文字である N ・ E ・ W ・ S の表記が基本らしいのだが、何故か“東”・・・(笑)
そして、上部にはコレ!!
コオリシンキタ 1 LA3
この LA は決して Los Angels ではない(笑)。
L は Left で左、R だったら Right で右を意味するようで、関西電力と違い方位で表さず、左右で表すようだ・・・。
このように二つの電柱番号があるものは共用柱というらしく、上にある方がその電柱を管理しているらしい・・・。
次に、街中にある郵便ポスト・・・。
差し出し口にはポストコードが書かれている・・・。
これも固有の番号である。
ネットで検索すれば・・・
香里中央商店街入口にあるポストと簡単に分かる!
こちらなのだが、現在 178,570 ポストが表示されているらしく、全国 181,895 ポストの 98.172%が分かるようだ・・・(^д^)スゲー!
更に、道路標識や信号・・・。
事務所の前の一方通行の道路表識である。
その前の信号である。
声:「ん?何もかいていない?」
まあ、こんな感じで書いてある信号もあるそうだ・・・。
これらの番号で警察では住所が特定できるようだ。
自動販売機もそうだ・・・!
下部に住所が特定出来るステッカーが貼られている。
あるいは自動販売機を設置している会社に問い合わせて、故障受付ナンバーを言えば住所は特定できる。
また、道路に位置情報がわかるものがある。
水道仕切弁で市が特定出来たり・・・。
下水道のマンホールのふたは自治体によってデザインが異なっているため、特定出来たり・・・。
近年では、ご当地の名産や名所を描いてアピールするデザインマンホールなるものもある。
これがブームになって、マンホールカードなるものまで産まれている。
マンホールカードとは、各地方公共団体が企画元である下水道広報プラットホーム( GKP )と共同で制作し、下水道の広報活動の一つとして市民に楽しんでもらいながら下水道に興味を持ってもらう目的で、全国各地で無料配布しているコレクションカードのことである。
こんなモノである。
http://www.gk-p.jp/wp-content/uploads/2018/12/2018-09tool3-2.pdf
478 種 407 自治体が独自のマンホールを作っている。
例えば、寝屋川市のマンホールをネットで検索すると・・・。
一番目に、こんなものがHitした!
そして、これを必殺“Google 画像検索”で検索してみる!!
使い方は簡単である・・・♪カンタン(φ(´ー`)φ)カンタン♪
「📷」アイコンをクリック。
↓
[画像のアップロード]を選択。
↓
[ファイルを選択] or [参照] をクリック。
↓
ダウンロードした画像を選択。
↓
[開く] or [選択] をクリック。
簡単に寝屋川市のマンホールと分かってしまう。
もし、見つからなくても類似の画像を辿っていけば、判明する可能性大である。
こんなサイトもある・・・(笑)
『2019 年 5 月 4 日現在、 1,741 市町村全市町村を探索。探索率100%を達成。』
・・・とあるので、全国のユーザーが歩いて撮り貯められたのだろう?
東京 23 区内のマンホールには、固有番号が付されているらしい・・・(笑)
上記の位置情報を特定できるものと、その他の写真情報を組み合わせれば、もっと位置を狭めることが可能になるようだ。
もちろん、これらはあなたのプライバシーを守るとともに、もし、事故に遭遇した場合、その位置情報を警察・消防・救急へ伝えることができる手掛かりになるので役立ててほしい・・・。
次回へ・・・。