「真実の口」1,986 新型コロナウィルス・・・472

前回の続き・・・。

またまた、中国の話題で申し訳が無い・・・m(_ _)m

中国がゼロ・コロナ対策を撤回してから 1 ヶ月が過ぎた 1 月 21 日、中国疾病予防管理センター( CDC )首席専門家の呉尊友氏が「全中国人の 80% がすでに感染した」との分析を‟微博”に投稿し、注目を集まった。

人口約 14 億人のうちの 11 億人がこの 1 ヶ月で感染した計算となる。

中国政府の発表では、死者も急増している。

中国政府の発表によると・・・。

昨年 12 月 8 日~今年 1 月 12 日までに 59,938 人、一日換算、 1,666.6 人。

1 月 13 日~ 19 日までに、12,658 人、一日換算、 1,800 人。

1 月 20 日~ 26 日までに、6,364 人、一日換算、 909.1 人。

直近では、激減しているかのような発表だが・・・。

中国政府の、ゼロ・コロナ下における死者数は、昨年 12 月 7 日までの約 3 年間の累計死者数は 5,235 人となっている。

計算してみると、約 1 ヶ月半で、約 15 倍もの死者が報告されたことになる。

勿論、前者の数字も後者の数字も、信用している人はいないというのが本当の所だろうが・・・。

こところで、中国のワクチン接種状況は、世界的に見ても高水準である。

約 14 億人のうち、 9 割余りが 2 回のワクチン接種を済ませている。

ただし、高齢者の接種率は低めで、国家衛生健康委によると、 80 歳以上では 65.8% しか接種を完了していない。

60 歳以上で見ると、 86.42% である。

そこで、中国国務院の共同防疫メカニズム総合チームは、昨年 11 月 29 日、「高齢者の新型コロナウィルスワクチン接種強化に関する通知」(国衛明電[ 2022 ] 484 号)を発表し、 80 歳以上の高齢者のワクチン接種率の引き上げを加速し、 60 ~ 79 歳向け接種を引き続き促進する方針を示した。

ただ、同時期に、国民の反感を反らすため、ゼロ・コロナからフル・コロナへと舵を切ったのである。

面白い計算をしているサイトがあったので紹介する。

中国の不活化ワクチンを活用していた香港のデータから推測したようだ。

80 歳以上で、かつワクチン未接種の場合の死亡率は 14.3% 。

一方で、中国シノバックの不活化ワクチンを 3 回接種していた場合には 2.6%、ビオンテックの mRNA ワクチンであれば 1.3% にまで死亡率は低下。

中国の 80 歳以上の高齢者は約 2,743 万人。

未接種 23.4%
1 回接種済み 10.8%、
2 回接種済み 25.8%
3 回接種済み 40%
(中国国家衛生健康委員会、 11 月 29 日発表)

未接種の 80 歳以上の高齢者だけで見ても・・・。

高齢者数: 2,743 万人 × 感染率: 90% × 未接種率: 23.4% × 致死率: 14.3% = 約 826,076 人

約 83 万人弱とゆう計算になる。

これに、ワクチンを接種している人の死者を鑑みて見も、軽~く 100 万には超えているのはないだろうか?

現在、死者数が一番多いのは、アメリカのアメリカ 1,107,645 人( 1 月 31 日 0 時時点)である。

全世界でも、6,830,291 人(同)である。

80 歳以上だけを見て、この数字なんだから、全体で見たら、ゾッとする死者数が隠蔽されているということだろうか?

先週、水曜日の感染動向を追う。

1 月 25 日(水曜日)

次回へ・・・。