「真実の口」1,987 新型コロナウィルス・・・473

前回の続き・・・。

またまた、またまた、中国の話題で申し訳が無い・・・m(_ _)m

昨日、中国の死者数を香港のデータを基に紹介した。

今回は、別の角度から見た死者数を紹介する。

中国国家統計局は、 2023 年 1 月 18 日、 2022 年末時点の人口統計を発表した。

人口統計によれば、 2022 年末の中国総人口は 14 億 1,174 万人で、前年比 85 万人の減少だった。

死亡人口は、 1,041 万人で前年比 27 万人の増加だった。

人口 1000 人当たりの死亡者数は、 7.37 人だった。

ここで、この人口統計で、パンデミック前とパンデミック後で比較すると面白いことがわかる(笑)。

【総人口】
2018 年・・・ 140,541 万人
2019 年・・・ 141,008 万人
2020 年・・・ 141,212 万人
2021 年・・・ 141,260 万人
2022 年・・・ 141,175 万人

【死亡者数】
2018 年・・・ 988 万人
2019 年・・・ 998 万人
2020 年・・・ 997 万人
2021 年・・・ 1,014 万人
2022 年・・・ 1,040 万人

【死亡率(人口 1,000 人当たりの死亡者数)】
2018 年・・・ 7.10
2019 年・・・ 7.09
2020 年・・・ 7.07
2021 年・・・ 7.18
2022 年・・・ 7.37

昨年の死亡率は、 7.37で、初めて出生率を上回って、 1976 年以降で最高となった。

とは言え、 14 億人の人口に対しての 26 万人増は微増というところだろうか?

ここで、面白い記事を見つけた。

火葬場数とその稼働率で死者数を推測しているものだ。

【中国国内の火葬炉数(中国政府・民生部のデータ)】

2019 年・・・ 6,400 台
2020 年・・・ 6,619 ( +119 )台
2021 年・・・ 7,043 ( +424 )台

【火葬された死体数(中国政府・民生部のデータ)】

2019 年・・・ 523 万体
2020 年・・・ 556 万体
2021 年・・・ 597 万体

2021 年の死亡人口が 1,014 万人公表だったので、 火葬死体 597 万体の火葬率は58.5% になり、農村を主体とする土葬された死体は 417 万体( 41.5% )と考えられる。

中国の火葬炉で 1 体の死体を焼却するのに要する時間は 30 分と言われているらしい。

ニュースにもなって、当 bliog でも寄稿しているが、ゼロ・コロナ政策が緩和された 12 月 7 日以降の死者急増で、火葬場が多忙を極め、火葬場前に行列を成している。

仮に、不眠不休の 24 時間操業で死体の焼却を行ったとすると・・・。

火葬炉 1 台当たりの 1 日の焼却数は 48 体であるから、全国にある火葬炉 7,043 台では、 1 日当たり 33.8 万体が焼却されたことになる。

ゼロ・コロナ政策が緩和された 12 月 7 日から 1 月 31 日までの 56 日間で計算すると焼却された死体の総数は 1,893 万体にのぼる・・・!

更に、火葬率が 58.5% であるとすれば、土葬死体を含めた死者の総数は 3,236 万人となる・・・!!

凄い計算をする人がいたもんだ・・・!!!

先週、木曜日の感染動向を追う。

1 月 26 日(木曜日)

次回へ・・・。