「真実の口」1,995 新型コロナウィルス・・・481

前回の続き・・・。

広島大学大学院医系科学研究科・長尾正崇教授は、ワクチン接種後に死亡し、解剖を依頼された 4 人の症例をいち早く論文にまとめている。

いずれも高熱を発して亡くなっており、死因を調べるため血液の一部を解析すると‟サイトカインストーム”、すなわち‟免疫暴走”による死亡の可能性が考えられたという。

《 2 回目のワクチン接種を受けてから 1 〜 10 日後に死亡した 4 例の解剖を経験。死亡時の体温は異常に高かったと推定された。》

《解熱剤を使用しても、接種後に 40 度を超える異常な高熱が出た場合は十分な観察と注意が必要》

埼玉県在住の東正秋さん( 73 歳)の息子・良行さん(当時 39 歳・仮名)は、 2 回目のワクチン接種後に高熱を発し亡くなった。

自宅の机の上に置かれていた体温計は 41・5℃ を示し、亡くなる直前にすさまじい高熱に襲われていたと考えられる。

おびただしい量の血栓・・・

異常な高熱・・・。

筋肉や内臓の損傷・・・。

接種直後に激しい症状を呈して亡くなった人々の事例である。

一方で、数ヵ月間にわたって後遺症に苦しみ、亡くなった人もいる。

栃木県に住む田所陽子さん( 52歳・仮名)の父・忠さん(当時 76 歳・仮名)は、 ’20 年 7 月下旬に 2 回目のワクチンを接種。その 2 週間後、「ギラン・バレー症候群」の症状が現れた。

ギラン・バレー症候群とは、筋肉を動かす末梢神経に障害が起こる難病である。

手足が動かなくなり、重症化すると呼吸困難で死に至ることもある。

田所陽子さん:

「最初は『手足がしびれて力が入らない』と訴えていました。でも父の症状は日に日に悪化していき、やがて立ち上がったり歩くのも困難になり、ついには一人でトイレにも行けなくなってしまいました。」

検査を受けても、原因は不明。

いくつも病院をたらい回しにされ、大病院にかかってようやく「ギラン・バレー症候群の疑いがある」と診断された。

その医師は陽子さんにこう告げたという。

「うちのような大きな病院でも 10 〜 15 年に 1 人診るか診ないかという珍しい病気です。ワクチンが原因である可能性は、否定できません。」

ギラン・バレー症候群は通常、すぐに死に至るほど進行の早い病気ではない。

しかしワクチン接種から 1 ヶ月後、忠さんはスマホを操作することもできなくなった。

やがて食べ物を飲み込めなくなり、さらに 1 ヶ月後の 10 月 2 日、帰らぬ人となった。

直接の死因は誤嚥性肺炎だった。

次回に続く。

先週、土曜日、日曜日の感染動向を追う。

2 月 4 日(土曜日)

2 月 5 日(日曜日)

次回へ・・・。