抗酸化工法研究会全国交流会の翌日、座談会を開催した。
参加は希望者のみと言う形で、新潟のホテルに場所を変えて行った。
メインは、ある工務店の方のご紹介で、この日のために、金沢からお越し頂いた環境回復農法(抗酸化農法)に取り組んでみたいという農家の方である。
・・・と言っても、環境回復農法は、何をする訳でもない。
作物の生長に必要な、土、水、空気・・・。
重要なのはバクテリアのバランスである。
人間は、バクテリアのバランスを整える手伝いをするのみである。
農家の方に、現状行っている栽培法を聞いてみた。
永年かけて、試行錯誤を繰り返し、脱農薬を試みてきたらしい。
いわゆるオーガニックである。
序でに、これからどうやって行きたいかを聞いてみた。
現状の農法では、コストが掛かりすぎる上、収量が少ないらしい・・・。
環境回復農法であれば、コストを抑え、収量のUPが計れる。
韓国や日本の栽培例を出して、環境回復農法への転換を薦めてみる。
しかし、オーガニック農法や自然農法に取り組んできた農家の方に多いのだが、試行錯誤をし過ぎた所為で、頭がガチガチになっているのである。
この方の場合は、データを重視して、その枠から抜けきることが出来ないようである。
水を変えるために、とある場所の石を導入したり・・・。
土を顕微鏡で観察し、バクテリアの繁殖を調べたり・・・。
●●農法の指導を仰いで失敗したり・・・。
更に、話を引き出してみると・・・。
様々な農法に取り組んできたは良いのだが、現在、奥様が病に取り憑かれているというのである。
どうやら、本当に我々に会いたかった真の理由は、ここにあったようだ・・・。
もちろん、環境回復農法のことを聞きたいというのも嘘ではないのだろうが・・・。
農薬を極力使わない、人体に良いはずの農法で、何故、病気になるのだろうか?
自然に対峙した時に、薬や肥料を使って、さも自然をコントロールできるかのような勘違いした人間の浅はかな知恵など役に立たない。
自然は、もっと複雑に絡みあって、存在している。
我々は、農作物も家畜も人間も、引いては地球も全て同じであるということを言っている。
全てがバランスである。
病気に罹ると言うことは、現在、行っている農法が、どこかバランスの崩れたものであるということである。
自分たちの作った作物を自身で食べて、病気になるようでは、意味がない。
環境回復農法ではあり得ない話である。
我々が、環境回復農法と銘打っているのは、この農法を取りいれることにより、栽培する作物の環境を回復させるだけでなく、周辺の環境、それどころか、そこで従事する農家の方の体内環境の回復も出来うるからである。
日本はもちろんのことだが、現在、韓国では、急速に普及して行っている。
そして、先週、中国に行ってきたのだが、中国でも環境回復農法の導入が実現しようとしている。
話は変わるが、このブログは3月27日に公開されることになっているのだが、この日、私は福島に入っている。
現地での除染作業を本格的に始動するためである。
福島の農地が、抗酸化によって蘇れば、こんなに嬉しいことはないと思う。
結果は、まった追ってご報告することになる・・・。