「真実の口」1,977 新型コロナウィルス・・・463

前回の続き・・・。

昨日は、「 5 類」引き下げへ疑問を持つ倉持医師の考えを寄稿した。

今日は、賛成意見を取り上げてみる。

浜松市の感染症対策調整監で、浜松医療センター感染症管理特別顧問の矢野邦夫医師の話である。

静岡県内では 1 月の正月休みがあけて、感染者の急激な増加が始まった。

1 日の感染者数が最も多かったのは、 7 日の 9,475 人で、 19 日には、 4,755 人と 1 週間前より 4,000 人以上減っている。

今後について、静岡県は 13 日の記者会見で、 1 月初めの増加のペースなら 1 月 22 日からの週にも 12,300 人に、 12 月の増加ペースなら 2 月初めに 1 万人を超えるとの予測を示している。

Q.現在の感染状況と今後についてどうみているか?

「今後は減少していくと思っています。第8波は寒い地域、北海道などから始まってきて、静岡県は3週間後から追いかけているような感じです。

北海道はもう減少傾向に入っています。

おそらく静岡県も減少傾向に入ってくると思いますので、いままでの経過を見ると、増えてくるようなイメージを持つかもしれないが、今後はかなりのスピードで減少すると予想しています。」

Q.死者数が増加している状況をどうみているか?

「オミクロン株で重症化率は減ってきていますが、感染者が多いのでどうしても重症化してしまう人の数は多くなります。

ただ、中身が違っていて、 2 年前は新型コロナに感染して肺炎が重症化して亡くなられた方が多かった。

現在そういった方はほとんどいません。

基礎疾患のある方、高齢の方で、たまたま新型コロナに感染し死亡してしまったという方がほとんどです。」

Q.今回の政府の方針、今後のマスクのあり方について、どう感じるか。

「私は 2 類相当から 5 類にすることは賛成ですし、マスク撤廃も賛成です。

というのも、新型コロナができる前に、人に風邪を引き起こすコロナウイルスは4種類ありました。

これまでと同じように今回の新型コロナは 5 番目の風邪になるはずです。

単なる風邪にずっとマスクをしているというわけにはいかないので、 5 類になったころからはマスクをやめてもいいのではと思っています。」

Q.ワクチンも、治療薬も開発され、新型コロナについて多くのことが分かってきた。いま私達はどれくらい新型コロナを恐れ、どう対応すれば良いのだろうか?

「新型コロナに感染することはもうやむなし、重症化しないようにすればいいと。

オミクロン株になってから重症化しにくくなりました。

それにオミクロン株対応のワクチン接種をしてもらい、重症化しにくくなれば、それほど恐れる必要がなくなってくるのではと思っています。」

医師でも、様々な意見がある新型コロナだが、どちらの意見が正しかったのかは、数年後だろうか?

先週、土曜日、日曜日の感染動向を追う。

1 月 14 日(土曜日)

1 月 15 日(日曜日)

次回へ・・・。