前回の続き・・・。
マスク着用が個人の判断に委ねられるようになり、感染リスクは、当然のことながら高くなることは間違いない。
今回は、感染後の後遺症について焦点を当ててみようと思う。
新型コロナに感染し、後遺症で悩まされている方は数多くいるようだ。
症状としては、呼吸困難、長引く咳、疲労、脱毛、うつ・気分の落ち込み、不眠、ブレインフォグ(思考力・集中力の低下)など、多種多様である。
しかも、上の図のように、長い期間に影響を及ぼしていることもわかっている。
これまでの研究から、『重症になりやすい人 = 新型コロナの後遺症を残しやすい』ということも言われている。
つまり、新型コロナの後遺症リスクのある方は・・・。
喫煙者
基礎疾患のある人
肥満の人
高齢者
ワクチン未接種の人
ワクチンの追加接種をしてない人
ワクチンが後遺症に関して有効なのかどうかという点に関しては、これまで様々な研究機関で調べられてきた。
イギリスの大規模研究で、 120 万人のスマホデータを解析し、ワクチンを 2 回接種することで、感染後の後遺症リスクが半減したことを示した云々、ワクチン接種回数が増えるごとに後遺症のリスクが減った云々というものがあるそうだ・・・。
逆に、ワクチン接種歴が少ないと新型コロナの後遺症を残すリスクが高いともされているそうだ・・・。
こうなると、やはりワクチン頼みということになるのだろうか(笑)。
スウェーデンからは面白い調査結果も届いている。
睡眠時間と後遺症のリスクの関する研究結果が報告されている。
ワクチン 2 回接種済みで、睡眠時間が 6 ~ 9 時間の人を 1 としたら・・・。
➡ワクチン 2 回接種済みで、睡眠時間が 6 時間未満の人は、 1.56 倍。
➡ワクチン未接種あるいは 1 回接種のみで、睡眠時間が 6 時間未満の人は、 1.91 倍
声:「あ~、私は、罹患したらメッチャ後遺症が残るんだ(笑)。」
ただ、面白いことに、この研究では 9 時間を超えた長い睡眠時間の場合も後遺症リスクが高くなるらしい(笑)。
結局、規則正しい生活で睡眠時間を適度に取り、免疫力アップしかないのかな?
先週、後半の感染動向を追う。
次回へ・・・。