前回の続き・・・。
前回、前々回と 12 月 24 日(金)に開催された合同部会の“アナフィラキシー事例”、“心筋炎・心膜炎”、“血小板減少症を伴う血栓症( TTS )”について取り上げたが今回は“死亡例”を報告する。
≪死亡報告事例≫
【ファイザー社製】
1.報告状況
・前回の集計対象期間( 11 月 14 日)以降、コミナティ筋注の副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が新たに 28 件あり、令和 3 年 2 月 17 日から令和 3 年 12 月 5 日までに報告された死亡事例は計 1,343 件となった。
・なお、上記に加え、令和 3 年 12 月 6 日から令和 3 年 12 月 17 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が 22 件あり、総計 1,365 件(※注 1 )となった。
(※注 1 ) 9 月 10 日までの調査において同一症例であることが明らかとなった 14 組( No.154 と No.394 、 No.158 と No.215 、 No.367 と No.564 、 No.468 と No.511 、 No.414 と No.887 、 No.539 と No.753 、 No.569 と No.726 、 No.614 と No.688 、 No.650 と No.781 、 No691 と No.1320 、 No.770 と No.868 、 No.831 と No.1090 、 No.876 と No.907 、 No.1007 と No.1053 )については報告内容を統合し、 1 件として計上。また、 22 件( No.22 、 No.288 、 No.409 、 No.410 、 No.471 、 No.535 、 No.536 、 No.548 、 No.559 、 No.571 、 No.722 、 No.733 、 No.762 、 No.764 、 No.850 、 No.858 、 No.978 、 No.1197 、 No.1,200 、 No.1271 、 No.1292 )の取り下げがあり、以下に記す症例 No( 1 ~ 1,351 )と報告事例数( 1,315 件)は一致しない。
毎回断るが、当 Blog では、いたずらにワクチン接種後の死と接種を原因とする死を結びつけるつもりはない。
事実を事実として、認識した上で、自身のワクチン接種の判断材料にして欲しいと思うだけである。
前回までの死亡報告は、以下を参考にして欲しい。
「真実の口」1,692 新型コロナウィルス・・・195
「真実の口」1,695 新型コロナウィルス・・・198
「真実の口」1,707 新型コロナウィルス・・・210
「真実の口」1,714 新型コロナウィルス・・・216
「真実の口」1,720 新型コロナウィルス・・・221
「真実の口」1,723 新型コロナウィルス・・・224
「真実の口」1,735 新型コロナウィルス・・・236
「真実の口」1,741 新型コロナウィルス・・・242
「真実の口」1,750 新型コロナウィルス・・・250
「真実の口」1,759 新型コロナウィルス・・・259
「真実の口」1,770 新型コロナウィルス・・・267
「真実の口」1,779 新型コロナウィルス・・・276
(※注) スマートフォンの場合は、死因は右にスライドして確認できる。
No. | 年齢 | 性別 | 接種日 | 発生日 | 接種回数 | 基礎疾患 | 死因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1368 | 79 | 女 | 11/22 | 11/25 | 1回目 | 有 | 急性肺炎によるARDS |
1369 | 48 | 男 | 不明 | 10/20 | 不明 | 不明 | 前交通動脈瘤破裂 によるくも膜下出血 |
1370 | 29 | 男 | 11/19 | 11/21 | 2回目 | 有 | ブルガダ症候群による 致死性不整脈 |
1371 | 77 | 女 | 10/29 | 10/31 | 1回目 | 有 | 不明 |
1372 | 62 | 男 | 7/15 | 10/15 | 2回目 | 有 | 右急性硬膜下血腫、 脳ヘルニア、脳内出血、 血小板減少症 |
1373 | 76 | 男 | 6/11 | 8/12 | 1回目 | 無 | ヘルペス脳炎 |
1374 | 29 | 女 | 6/29 | 不明 | 1回目 | 有 | 心筋炎 |
☞ No.1374 は報告者により取り下げ。 | |||||||
1375 | 87 | 男 | 不明 | 11/5 | 不明 | 有 | 胆管癌状態悪化 |
1376 | 93 | 女 | 7月 | 11/29 | 2回目 | 不明 | 肺塞栓 |
1377 | 75 | 男 | 7/13 | 7/22 | 2回目 | 無 | 浴室内死亡 (うっ血性心不全と診断) |
1378 | 12 | 不明 | 不明 | 3日後 | 不明 | 不明 | 不明 |
1379 | 50代 | 女 | 不明 | 3週間後 | 2回目 | 無 | 肺炎 |
1380 | 62 | 男 | 10/29 | 11/3 | 1回目 | 有 | 心不全 |
1381 | 66 | 男 | 8/17 | 8/29 | 2回目 | 有 | 気管支喘息 |
1382 | 52 | 女 | 8/15 | 8/16 | 2回目 | 無 | 肺動脈血栓塞栓症心 |
1383 | 40 | 男 | 11/12 | 12/4 | 2回目 | 有 | 心不全、心筋炎疑い |
1384 | 79 | 男 | 6/25 | 8/3 | 2回目 | 有 | 脳梗塞 |
1385 | 26 | 男 | 11/13 | 12/4 | 1回目 | 無 | 無菌性髄膜炎、 ADEM疑い、 両下腿静脈血栓確認 |
1386 | 67 | 男 | 11/30 | 12/2 | 2回目 | 有 | 不明 |
1387 | 103 | 女 | 4/21~23 | 1週間後 | 1回目 | 不明 | 心不全 |
1388 | 72 | 女 | 7/13 | 1/17 | 2回目 | 有 | 不明 |
1389 | 55 | 男 | 7月 | 12/7 | 2回目 | 不明 | 不明 |
1390 | 85 | 女 | 不明 | 12/6 | 2回目 | 不明 | 不明 |
1391 | 86 | 男 | 6/8 | 6/13 | 1回目 | 有 | うっ血性心不全急性増悪 (治療抵抗性) |
1392 | 78 | 男 | 6/6 | 不明 | 1回目 | 有 | 不明 |
1393 | 73 | 女 | 7/27 | 7/30 | 2回目 | 有 | 脳出血 |
1394 | 74 | 男 | 10/31 | 12/10 | 1回目 | 有 | 肺胞出血 |
1395 | 高齢者 | 不明 | 4月 | 8月 | 2回目 | 不明 | 不明 |
1396 | 98 | 女 | 5月 | 12/5 | 不明 | 有 | 肺水腫、 急性呼吸窮迫症候群(ARDS) |
1397 | 25 | 男 | 8/15 | 8/23 | 2回目 | 有 | 急性心不全による急性心臓死 |
1398 | 79 | 男 | 7月 | 11/21 | 2回目 | 有 | 肝不全、腎不全 |
1399 | 81 | 男 | 6/17 | 11/16 | 2回目 | 有 | 血小板減少、多臓器不全、 急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、 血小板減少性紫斑病、 間質性肺炎 |
1400 | 不明 | 男 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 脳梗塞 |
1401 | 62 | 不明 | 7/24 | 7/26 | 2回目 | 不明 | 不明 |
【モデルナ社製】
1.報告状況
・前回の集計対象期間( 11 月 14 日)以降、モデルナ筋注の副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告されたて報告された事例が新たに 6 件あり、令和 3 年 5 月 22 日から令和 3 年 12 月 5 日までに報告された死亡事例は計 59 件となった。
・なお、上記に加え、令和 3 年 12 月 6 日から令和 3 年 12 月 17 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が 6 件あり、計 65 件(※注 2 )となった。
(※注 2 ) 12 月 5 日までの調査において他の新型コロナワクチン(コミナティ筋注)の症例であることが明らかとなった 1 件は除外。症例 No ( No.1~ 60 )と報告事例数( 59 件)は一致しない。
前回までの死亡報告は、以下を参考にして欲しい。
No. | 年齢 | 性別 | 接種日 | 発生日 | 接種回数 | 基礎疾患 | 死因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
58 | 41 | 男 | 10/5 | 11/7 | 2回目 | 有 | 急性肝不全、 出血制御困難(上部消化管) |
59 | 31 | 女 | 9/23 | 10/30 | 2回目 | 有 | 心突然死 |
60 | 52 | 女 | 7/28 | 10/25 | 2回目 | 有 | 腹膜播種 |
61 | 56 | 女 | 9/9 | 9/11 | 2回目 | 有 | 虚血性心疾患 |
62 | 57 | 男 | 8/10 | 10/2 | 1回目 | 無 | 消化管出血 |
63 | 38 | 男 | 9/2 | 9/13 | 1回目 | 有 | 急性心膜炎、 心筋炎からの心タンポナーデ |
64 | 不明 | 女 | 不明 | 不明 | 不明 | 有 | 腺筋症 |
65 | 30代 | 男 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 |
【アストラゼネカ社製】
1.報告状況
・前回の集計対象期間( 11 月 21 日)以降、バキスゼブリア筋注注の副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告されたて報告された事例事例はなく、令和 3 年 8 月 3 日から令和 3 年 12 月 12 日までに報告された死亡事例はなかった。
・なお、上記に加え、令和 3 年 12 月 13 日から令和 3 年 12 月 17 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が 1 件あった。
No. | 年齢 | 性別 | 接種日 | 発生日 | 接種回数 | 基礎疾患 | 死因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 57 | 男 | 11/4 | 11/4 | 2回目 | 有 | 不明 |
報告取り下げ、統合、修正も兼ねて、ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社を併せて報告する。
今回から、 5 回前までを、比較対象にする
★男女比は・・・。
・男性: 645 ➡ 765 ➡ 864 ➡ 885 ➡ 910( +25 ) 人
・女性: 561 ➡ 589 ➡ 611 ➡ 626 ➡ 641( +15 ) 人
・不明: 7 ➡ 13 ➡ 13 ➡ 15 ➡ 18 ( +3 ) 人
〔考察〕 前回、今回とファイザー社、モデルナ社ともに死亡例は少ないが、やはり、男性の死亡例が若干多い。
★年齢構成は・・・。
10 代・・・ 3 ➡ 3 ➡ 4 ➡ 5 ➡ 6 ( +1 ) 人
20 代・・・ 14 ➡ 15 ➡ 19 ➡ 26 ➡ 30 ( +4 ) 人
30 代・・・ 15 ➡ 19 ➡ 26 ➡ 31 ➡ 33 ( +3 ) 人
40 代・・・ 21 ➡ 32 ➡ 37 ➡ 40 ➡ 43 ( +3 ) 人
50 代・・・ 49 ➡ 61 ➡ 77 ➡ 84 ➡ 91 ( +7 ) 人
60 代・・・ 98 ➡ 107 ➡ 113 ➡ 116 ➡ 121 ( +5 ) 人
70 代・・・ 273 ➡ 292 ➡ 299 ➡ 304 ➡ 314 ( +10 ) 人
80 代・・・ 475 ➡ 458 ➡ 462 ➡ 468 ➡ 472 ( +4) 人
90 代・・・ 257 ➡ 262 ➡ 270 ➡ 271 ➡ 273 ( +2 ) 人
100 代・・・ 14 ➡ 14 ➡ 15 ➡ 15 ➡ 16 ( +1 ) 人
不明及び高齢者・・・ 7 ➡ 14 ➡ 16 ➡ 16 ➡ 19 ( +3 ) 人
〔考察〕 若年層の増加が続いていたが、今回は 50 代以降の死亡例が多数報告されている。 1 回目接種者が 1 億人を超え、約 80% が接種を終え、 2 回目接種ももうじき 1 億人に到達しようと言う我が国だが、政府は 3 回目接種をを前倒しにしようとしており、更には、 12 歳以下の接種も推し進めようとしている。ブレークスルー感染が当たり前になっている現在ワクチン接種の意味をもう一度考え直した方が良いのではないだろうか?本当に、医療逼迫しないためのワクチン推進なのだろうか??
★基礎疾患の有無を見てみると・・・。
・基礎疾患あり: 1,000 ➡ 1,025 ➡ 1,031 ➡ 1,048 ➡ 1,074 ( +26 )人
・基礎疾患なし: 135 ➡ 142 ➡ 143 ➡153 ➡ 159 ( +6 )人
・不明: 158 ➡ 172 ➡ 192 ➡ 203 ➡ 214 ( +11 )人
〔考察〕 前回同様、基礎疾患がある方の方が比較すると多いのは相変わらずである。
★接種回数を見てみると・・・。
・ 1 回目: 691 ➡ 714 ➡ 732 ➡ 742 ➡ 754( +12 )人
・ 2 回目: 444 ➡ 485 ➡ 517 ➡ 543 ➡ 567( +24 )人
・不明: 79 ➡ 89 ➡ 91 ➡ 93 ➡ 100( +7 )人
〔考察〕前々回、前回同様、副反応は若年層に多く、更に、 2 回目の方が強く出るようなので、接種が全年齢に渡れば渡るほど、 2 回目の死亡例が増えていくことは致し方がない。
≪合同部会のまとめ(~ 11/14 )≫
≪ファイザー社製≫
【年齢別】
・ 65 歳以上 ・・・ 1,037 ➡ 1,071 ➡ 1,111 ➡ 1,120 ➡ 1,136 ( +16 ) 例
・ 65 歳未満 ・・・ 112 ➡ 138 ➡ 155 ➡ 184 ➡ 196 ( +12 ) 例
・年齢記載なし・・・ 8 ➡ 9 ➡ 13 ➡ 11 ➡ 11 例
【症状の概要に記載された死因等(括弧内は65歳未満)】
・虚血性心疾患・・・ 104 ➡ 112 ➡ 123 ➡ 130 ➡ 134 ( 25 ) 例
・心不全・・・ 95 ➡ 101 ➡ 109 ➡ 113 ➡ 117 ( 12 ) 例
・出血性脳卒中・・・ 82 ➡ 89 ➡ 95 ➡ 100 ➡ 103 ( 35 ) 例
・肺炎(誤嚥性含む)・・・ 89 ➡ 90 ➡ 97 ➡ 99 ➡ 102 ( 2 ) 例
・大動脈疾患・・・54 ➡ 54 ➡ 55 ➡ 58 ➡ 59 ( 9 ) 例
・虚血性脳卒中・・・ 50 ➡ 51 ➡ 53 ➡ 53 ➡ 53 ( 5 ) 例
・心肺停止・・・ 43 ➡ 43 ➡ 44 ➡ 44 ➡ 44 ( 3 ) 例
・不整脈・・・ 28 ➡ 33 ➡ 36 ➡ 37 ➡ 41 ( 18 ) 例
・敗血症・・・ 30 ➡ 30 ➡ 36 ➡ 36 ➡ 37 ( 3 ) 例
・老衰・・・ 29 ➡ 28 ➡ 30 ➡ 29 ➡ 30 ( 0 ) 例
・窒息・・・ 20 ➡ 20 ➡ 21 ➡ 23 ➡ 24 ( 3 ) 例
・静脈血栓症・・・ 17 ➡ 19 ➡ 19 ➡ 20 ➡ 23 ( 6 ) 例
・呼吸不全・・・ 20 ➡ 22 ➡ 22 ➡ 22 ➡ 22 ( 2 ) 例
・がん・・・ 15 ➡ 16 ➡ 18 ➡ 19 ➡ 20 ( 2 ) 例
・間質性肺疾患・・・ 12 ➡ 15 ➡ 18 ➡ 18 ➡ 18 ( 0 ) 例
・心筋炎関連事象 ・・・ – ➡ – ➡ 13 ➡ 16 ➡ 18 ( 9 ) 例
・多臓器機能不全症候群・・・ 14 ➡ 15 ➡ 16 ➡ 16 ➡ 16 ( 1 ) 例
・溺死・・・ 15 ➡ 15 ➡ 15 ➡ 15 ➡ 15 ( 1 ) 例
・心タンポナーデ・・・ 13 ➡ 13 ➡ 13 ➡ 14 ➡ 14 ( 5 ) 例
・腎不全・・・ 11 ➡ 11 ➡ 11 ➡ 12 14 ( 2 ) 例
・消化管出血・・・ – ➡ 13 ➡ 13 ➡ 13 ➡ 13 ( 0 ) 例
・血栓症・・・ 13 ➡ 13 ➡ ? ➡ ? ➡ ? 例
・自殺・・・ 8 ➡ 10 ➡ 10 ➡ 10 ➡ 10 ( 5 ) 例
・アナフィラキシー・・・ 7 ➡ 7 ➡ 7 ➡ 7 ➡ 7 ( 0 ) 例
・不明 ・・・ 265 ➡ 271 ➡ 282 ➡ 292 ➡ 292 ( 46 ) 例
その他、状態悪化、心障害、心臓死、心突然死、心筋炎関連事象、動脈血栓症、血小板減少関連疾患、脱水、肺胞出血等
〔考察〕血栓症、心筋炎関連事象 、消化管出血、これらの因果関係は分からずじまいなのだろうか?
≪モデルナ社製≫
【年齢別】
・ 65 歳以上 ・・・ 5 ➡ 6 ➡ 7 ➡ 8 ➡ 8 ( ±0 ) 例
・ 65 歳未満 ・・・ 27 ➡ 30 ➡ 38 ➡ 44 ➡ 50 ( +6 ) 例
・年齢記載なし・・・ 1 ➡ 1 ➡ 1 ➡ 1 ➡ 1 ( ±0 ) 例
【症状の概要に記載された死因等(括弧内は65歳未満)】
・出血性脳卒中・・・ 5 ➡ 8 ➡ 8 ➡ 9 ➡ 11 ( 8 ) 例
・虚血性心疾患・・・ 8 ➡ 9 ➡ 9 ➡ 8 ➡ 8 ( 6 ) 例
・心筋炎関連事象・・・ – ➡ – ➡ 4 ➡ 4 ➡ 4 ( 4 ) 例
・心不全・・・ 2 ➡ 3 ➡ 3 ➡ 3 ➡ 3 ( 3 ) 例
・不整脈・・・ 2 ➡ 2 ➡ 2 ➡ 3 ➡ 3 ( 3 ) 例
・敗血症・・・ 1 ➡ 1 ➡ 2 ➡ 2 ➡ 2 ➡ 2 ( 2 ) 例
・アナフィラキシー・・・ – ➡ – ➡ 1 ➡ 1 ➡ 2 ( 2 ) 例
・血小板減少症を伴う血栓症・・・0 ➡ 0 ➡ 0 ➡ 1 ➡ 1 ➡ 1 ➡ 2 ( 2 ) 例
・肺炎(誤嚥性含む)・・・ 2 ➡ 2 ➡ 2 ➡ 2 ➡ 2 ( 1 ) 例
・不明 ・・・ 5 ➡ 5 ➡ 5 ➡ 10 ➡ 10 ( 9 ) 例
〔考察〕 死亡例に占める割合とはいえ急甲状腺中毒クリーゼ、急性呼吸促迫症候群、血球貪食性リンパ組織球症等の病名が姿を消した・・・。何らかの因果関係を訴求することはないのだろうか?
死亡例に関する考え方(副反応疑い報告の状況に関するまとめ)
【最新の死亡例の報告状況の整理・合同部会】
○ 副反応疑い報告制度において、ファイザー社ワクチン接種後の死亡例として報告されたものは、接種開始から 12 月 5 日までに 1,343 件であった。また、ワクチン間において被接種者の属性等に大きく差があることに留意が必要であるが、武田/モデルナ社ワクチンは 59 件であった。また、アストラゼネカ社ワクチン接種後に死亡として報告された事例はなかった。また、 3 回目接種後の事例の報告はない。
○ 報告された症状等は虚血性心疾患、出血性脳卒中等であった。これまでの審議会において、特に注目すべき疾患として、虚血性心疾患等に関し、ワクチン接種群と人口動態統計を用いた非ワクチン接種群との比較検討を行ってきたが、心筋炎関連事象を除き、これまでに、ワクチン接種群において死亡が多いことが明らかとなった疾患はない。心筋炎関連事象については、若年層において、非ワクチン接種群と比べ、ワクチン接種群に死亡が多い可能性があり、さらなる評価・分析を行っていくことが必要である。一方、若年の年代別の死亡全体の報告頻度は一般人口と比べて低かった。
○ 専門家による評価では、ファイザー社ワクチンの 1,343 件のうち、 1,335 件は情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できない( γ )、 8 件はワクチンと死亡との因果関係が認められない( β )とされた。また、武田/モデルナ社ワクチンの 59 件のうち、 58 件は情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できない( γ )、 1 件はワクチンと死亡との因果関係が認められない( β )とされた。
【死亡例に関する論点のまとめ・合同部会】
○ 現時点においては、個々の死亡事例について新型コロナワクチンとの因果関係があると結論づけることのできた事例は認めない。
○ 集団としての評価については、新型コロナワクチンの接種と疾患による死亡との因果関係が統計的に明らかとなった疾患はないが、心筋炎関連事象については、引き続き注視が必要である。
○ 引き続き集積する事例に関する情報を収集し、丁寧に評価を行っていくことにより、接種対象者の属性等に留意しつつ集団としてのデータを系統的に検討し、接種と因果関係のある疾患がないかを見極めていく。
○ 死亡例の報告に関しては、被接種者の属性や海外の報告状況も鑑みても、現時点においては引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとしてよいか。
【私の見解】
今回も、前回の 13 歳の男の子に続き、 12 歳の子どもが死亡している。しかし、性別・不明、接種日・不明、死亡日・不明、接種回数・不明と報告されている。 一応、報告として、「ワクチン接種後の死亡事例として報告されたもの。
報告症例については、別途、不慮の事故による死亡事例として発表がなされている。現時点では、当該地区において本報告以外の同年齢での死亡症例の報告はなく、接種や死亡前後に受診された医療機関の情報がないことから、追加調査は難しい。」と されているのだが、 12 歳の子どもが亡くなっているにもかかわらず、追跡調査もせず、全てが不明と報告されている。人一人の命はそんなに軽いのだろうか?もしかしたら、ワクチンの影響で意識喪失になった可能性が無いとは言えない。昨年 6 月から対象年齢が 16 歳から 12 歳以上に引き下げられ、厚生労働省は 12 歳未満への接種が承認されれば、早ければ 2 月ごろから接種を開始できる可能性があるとしている。子を持つ親は、拙速な決断はしないほうが子供のためである。
次回へ・・・。