「真実の口」1,858 新型コロナウィルス・・・346

前回の続き・・・。

前回、前々回、前々々回と 2 月 18 日(金)及び 3 月 18 日(金)に開催された 2 回分の合同部会の“血小板減少症を伴う血栓症( TTS )”について取り上げたが今回は“死亡例”を報告する。

≪死亡報告事例≫

【ファイザー社製】

〔 2 月 18 日・第 76 回分〕

1.報告状況

・前回の集計対象期間( 1 月 2 日)以降、コミナティ筋注の副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が新たに 11 件(うち、 3 回目接種後の事例は 1 件)あり、令和 3 年 2 月 17 日から令和 4 年 1 月 23 日までに報告された死亡事例は計 1,382 件(うち、 3 回目接種後の事例は 2 件)となった。
・なお、上記に加え、令和 4 年 1 月 24 日から令和 4 年 2 月 4 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が 20 件(うち、 3 回目接種後の事例は 11 件)あった。

〔 3 月 18 日・第 77 回分〕

1.報告状況

・前回の集計対象期間( 1 月 23 日)以降、コミナティ筋注の副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が新たに 48 件(うち、 3 回目接種後の事例は 26 件)あり、令和 3 年 2 月 17 日から令和 4 年 2 月 20 日までに報告された死亡事例は計 1,430 件(うち、 3 回目接種後の事例は 28 件)となった。
・なお、上記に加え、令和 4 年 2 月 21 日から令和 4 年 3 月 4 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が 41 件(うち、 3 回目接種後の事例は 23 件)あった。

(※注 1 ) 2 月 20 日までの調査において同一症例であることが明らかとなった 16 組( No.154 と No.394 、 No.158 と No.215 、 No.367 と No.564 、 No.414 と No.887 、No.468 と No.511 、 No.475 と No.563 、 No.539 と No.753 、 No.569 と No.726 、 No.614 と No.688 、 No.650 と No.781 、 No691 と No.1320 、 No.770 と No.868 、 No.831 と No.1099 、 No.876 と No.907 、 No.1007 と No.1053 、 No.1072 と No.1123 )については報告内容を統合し、 1 件として計上。また、 27 件( No.22 、 No.288 、 No.409 、 No.410 、 No.471 、 No.535 、 No.536 、 No.548 、 No.559 、 No.571 、 No.687 、 No.722 、 No.733 、 No.762 、 No.764 、 No.768 、 No.850 、 No.858 、 No.978 、 No.1197 、 No.1,200 、 No.1237 、 No.1271 、 No.1292 、 No.1354 、 No.1361 、 No1374 )の取り下げがあり、以下に記す症例 No( 1 ~ 1,473 )と報告事例数( 1,430 件)は一致しない。

毎回断るが、当 Blog では、いたずらにワクチン接種後の死と接種を原因とする死を結びつけるつもりはない。

事実を事実として、認識した上で、自身のワクチン接種の判断材料にして欲しいと思うだけである。

前回までの死亡報告は、以下を参考にして欲しい。

「真実の口」1,692 新型コロナウィルス・・・195
「真実の口」1,695 新型コロナウィルス・・・198
「真実の口」1,707 新型コロナウィルス・・・210
「真実の口」1,714 新型コロナウィルス・・・216
「真実の口」1,720 新型コロナウィルス・・・221
「真実の口」1,723 新型コロナウィルス・・・224
「真実の口」1,735 新型コロナウィルス・・・236
「真実の口」1,741 新型コロナウィルス・・・242
「真実の口」1,750 新型コロナウィルス・・・250
「真実の口」1,759 新型コロナウィルス・・・259
「真実の口」1,770 新型コロナウィルス・・・267
「真実の口」1,779 新型コロナウィルス・・・276
「真実の口」1,793 新型コロナウィルス・・・284
「真実の口」1,809 新型コロナウィルス・・・298

(※注) スマートフォンの場合は、死因は右にスライドして確認できる。

No. 年齢 性別 接種日 発生日 接種回数 基礎疾患 死因
1420 91 11/5 11/5 2回目 TAFRO症候群の増悪
及び肺炎の併発
1421 94 1/13 1/15 3回目 慢性誤嚥性肺炎による
慢性呼吸不全、
脱水、
栄養不良による老衰
1422 85 6/7 12/19 2回目 器質化肺炎、細胞性免疫の過剰反応が機序とされる免疫関連有害事象、毛細血管漏出症候群、呼吸不全は肺胞内への体液漏出が主因と考えられた。
1423 65 7/19 9/29 2回目 多発脳梗塞、鼻腔癌、
呼吸不全、
肺腺癌の全身転移
1424 36 11/4 1/15 不明 不明 劇症型心筋炎
1425 82 1/8 1/9 1回目 不明
1426 88 1/19 1/20 1回目 虚血性心不全
1427 81 不明 不明 不明 間質性肺炎の急性増悪
1428 48 9/5 10/1 2回目 肺塞栓症
1429 91 1/20 1/23 3回目 不明 不明
1430 97 1/24 1/25 3回目 発熱、下痢、嘔吐で
循環動態不良に陥った可能性
1431 54 1/24 1/25 3回目 致死性不整脈
1432 95 1/27 1/28 3回目 急性呼吸不全(短時間)、吐物による気道閉塞(数分間)、
老衰
1433 86 1/17 1/18 3回目 急性循環不全
1434 68 7/9 8/7 2回目 間質性肺炎の症状悪化
1435 91 1/24 1/25 3回目 虚血性心疾患
1436 97 1/28 1/30 3回目 虚血性心疾患、
血小板減少症を伴う血栓症、
心筋梗塞
1437 78 1/24 1/24 3回目 ショック
1438 75 1/28 1/31 3回目 急性心筋梗塞
1439 70代 不明 不明 不明 不明
1440 79 不明 6/23 12/16 1回目 不明 毛細血管漏出症候群
1441 89 5/25 6/6 1回目 不明
1442 88 7/27 9/27 2回目 脳炎・脳症
1443 83 2/2 2/3 3回目 原疾患の関与が疑われるが、ワクチンの影響も否定できない。
1444 88 1/19 1/20 1回目 虚血性心不全
 ☞ ※ No.1426 と同一症例につき、 No.1426 に統合。
1445 86 2/1 2/1 3回目 不明 心疾患疑い、肺水腫疑い
1446 57 8/22 12/16 2回目 冠状動脈硬化症に
基づく虚血性心不全
1447 92 2/4 2/5 3回目 心不全の疑い
1448 89 2/3 2/5 3回目 不明
1449 82 2/7 2/8 3回目 不明 急性大動脈解離
1450 72 7/14 7/17 2回目 不明 肺動脈血栓症、塞栓症、
心筋炎、閉塞、細胞診異常
1451 73 1/21 1/23 不明 不明 脳梗塞
1452 71 7/4 7/7 2回目 不明 血小板減少症を伴う血栓症、
脳ヘルニア
1453 90 1/27 2/7 3回目 慢性腎不全の急性増悪
1454 87 8月 2/2 2回目 不明
1455 85 1/25 1/26 3回目 急性心不全の疑い
1456 75 2/1 2/2 3回目 突然死(溺死)
1457 不明 不明 不明 不明 不明 不明
1458 78 不明 不明
(接種後109日目)
2回目 脳出血、くも膜下出血、
第XIII因子欠乏症
1459 84 2/3 2/7 3回目 不明
1460 73 8/15 9/12 2回目 悪性リンパ腫の急性増悪
1461 87 2/10 2/11 3回目 基礎疾患の状態悪化、
心筋炎
1462 67 2/2 2/9 1回目 心筋炎
1463 87 1/31 2/15 3回目 不明
1464 62 8/25 8/27 2回目 熱中症
1465 83 2/7 2/8 3回目 不明
1466 84 2/4 2/5 3回目 不明
1467 87 2/16 2/16 3回目 不明
1468 73 2/16 2/18 3回目 大動脈解離疑い
1469 13 10/24 12/27 1回目 不明
1470 70代 2/5 2/11 3回目 脳卒中
1471 82 2/7 2/8 3回目 大動脈解離疑い
1472 43 8/8 2/12 2回目 左脳梗塞、
左内頸動脈の血栓形成
1473 79 7/19 7/26 3回目 不明 急性心筋炎
1474 79 2/15 2/16 3回目 慢性心不全の病態変化
(悪化)
1475 101 2/7 2/8 3回目 不明
1476 80代 2/1 2/3 3回目 不明 不明
1477 85 2/9 2/10 3回目 不明
1478 84 2/18 2/19 3回目 不明
1479 62 8/20 9/2 2回目 不明 急性心筋梗塞
1480 29 2/6 2/8 不明 不明 不整脈
1481 94 2/7 2/9 3回目 虚血性心疾患
1482 89 1/18 1/29 3回目 急性呼吸不全
1483 39 9/25 9/28 2回目 死因は不詳も、解剖によって確定診断が得られていない若年急死の原因としての致死性不整脈の可能性は残る。
1484 71 1/31 2/5 3回目 肺血症
1485 26 2/14 2/17 3回目 致死性不整脈
1486 88 2/17 2/19 3回目 致死性不整脈
1487 78 不明 2/23 不明 不明 急性心臓死、溺水、
誤嚥、冠動脈疾患
1488 67 2/18 2/19 3回目 致死性不整脈
1489 96 5/23 9/21 1回目 心筋炎
1490 78 6/20 1/4 2回目 ワクチン接種後心筋炎が亜急性期に増悪して死に至った。
1491 82 6/14 1/7 2回目 心筋炎疑い
1492 88 5/30 9/13 2回目 心筋炎
1493 89 2/8 2/10 3回目 誤嚥性肺炎、
痰による気道閉塞の可能性
1494 84 7/17 10/7 2回目 肺塞栓症による肺高血圧症、
心筋炎
1495 89 7/3 8/2 2回目 腰痛の悪化が進行して
栄養不良となり死亡
1496 85 5/14 6/9 2回目 心筋炎
1497 61 8/17 11/25 2回目 血球貪食症候群
1498 83 2/18 2/21 3回目 急性肺炎、うっ血性心不全
1499 82 2/19 2/23 3回目 心筋梗塞疑い
1500 90 6/18 8/6 2回目 心筋炎、
基礎心疾患の自然増悪
1501 88 6/11 10/24 2回目 心筋炎
1502 不明 不明 不明 不明 不明
1503 81 2/15 2/22 3回目 不明
1504 85 6/15 7/14 2回目 不明 ギラン・バレー症候群
1505 89 2/27 3/1 3回目 不明
1506 60 2/18 2/28 3回目 不明
1507 84 2/26 2/27 3回目 不明 不明
1508 93 2/24 3/1 3回目 老衰
1509 70 不明 不明
(接種翌日)
3回目 不明
1510 89 2/24 2/25 不明 不明 不明
1511 85 3/1 3/2 3回目 誤嚥性肺炎
1512 80 2/26 2/2 3回目 喘息による呼吸不全
の可能性あり
1513 75 2/25 2/27 3回目 腸管内圧上昇に伴う
嘔吐からの誤嚥、窒息
1514 83 7/15 7/17 2回目 急性硬膜下血腫

【モデルナ社製】

〔 2 月 18 日・第 76 回分〕

1.報告状況

・前回の集計対象期間( 1 月 2 日)以降、スパイクバックス筋注の副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告されたて報告された事例が新たに 1 件(うち、 3 回目接種後の事例は 0 件)あり、令和 3 年 5 月 22 日から令和 4 年 1 月 23 日までに報告された死亡事例は計 67 件(うち、 3 回目接種後の事例は 1 件)となった。
・なお、上記に加え、令和 4 年 1 月 24 日から令和 4 年 2 月 4 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が 4 件(うち、 3 回目接種後の事例は 4 件)あった。

〔 3 月 18 日・第 77 回分〕

1.報告状況

・前回の集計対象期間( 1 月 23 日)以降、スパイクバックス筋注の副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告されたて報告された事例が新たに 15 件(うち、 3 回目接種後の事例は 15 件)あり、令和 3 年 5 月 22 日から令和 4 年 2 月 20 日までに報告された死亡事例は計 82 件(うち、 3 回目接種後の事例は 16 件)となった。
・なお、上記に加え、令和 4 年 2 月 21 日から令和 4 年 3 月 4 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が 17 件(うち、 3 回目接種後の事例は 16 件)あった。

(※注 2 ) 2 月 20 日までの調査において他の新型コロナワクチン(コミナティ筋注)の症例であることが明らかとなった 1 件は除外。症例 No ( No.1~ 83 )と報告事例数( 82 件)は一致しない。

前回までの死亡報告は、以下を参考にして欲しい。

「真実の口」1,779 新型コロナウィルス・・・276
「真実の口」1,793 新型コロナウィルス・・・284
「真実の口」1,809 新型コロナウィルス・・・298

No. 年齢 性別 接種日 発生日 接種回数 基礎疾患 死因
68 39 11/13 11/16 2回目 不明 心筋炎
69 82 1/22 1/23 3回目 誤嚥性肺炎、
呼吸不全の悪化
70 96 1/26 1/27 3回目 急性心筋梗塞
71 68 1/23 1/24 3回目 不明 急性大動脈解離
72 77 1/31 2/2 3回目 溺死
73 53 2/3 2/5 3回目 不明
74 87 1/21 1/26 3回目 不明
75 94 1/7 1/11 3回目 心膜炎疑い
76 86 2/7 2/8 3回目 不明
77 76 2/12 2/14 3回目 不明 脳梗塞の疑い、
体動困難による
熱中症の疑い
78 42 2/10 2/12 3回目 重度の脱水及び
誤嚥性肺炎疑い
79 73 2/13 2/14 3回目 致死的不整脈
80 81 2/12 2/13 3回目 不明 致死的不整脈
81 80 2/8 2/8 3回目 不明 溺死
82 90 2/10 2/11 3回目 不明 不明
83 72 2/13 2/13 3回目 不明 不明
84 86 2/10 2/18 3回目 うっ血性心不全
85 84 2/14 2/16 3回目 不明
86 77 2/18 2/19 3回目 不明
87 85 2/21 2/22 3回目 不明
88 81 2/14 2/14 3回目 不明
89 97 2/18 2/21 3回目 不明 不明
90 69 2/147 2/21 3回目 溺死
91 30 11/10 11/21 2回目 心筋炎、
低酸素性虚血性脳症
肺うっ血、肺水腫、
肺胞出血
92 89 2/9 2/24 3回目 不明
93 81 2/7 2/12 3回目 横紋筋融解症
94 80 2/17 2/18 3回目 致死性不整脈
95 73 2/20 2/21 3回目 内因性心臓死
96 81 2/19 2/20 3回目 急性心機能不全
97 56 2/10 2/17 3回目 不明
98 69 2/23 2/24 3回目 急性死
99 88 2/26 3/1 3回目 不明
100 29 1/27 2/1 3回目 致死性不整脈

【アストラゼネカ社製】

〔 2 月 18 日・第 76 回分〕

1.報告状況

・前回の集計対象期間( 1 月 2 日)以降、バキスゼブリア筋注の副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告されたて報告されたた事例はなく、令和 3 年 8 月 3 日から令和 4 年 1 月 23 日までに報告された死亡事例は計 1 件となった。
・なお、上記に加え、令和 4 年 1 月 24 日から令和 4 年 2 月 4 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例はなかった。

〔 3 月 18 日・第 77 回分〕

1.報告状況

・前回の集計対象期間( 1 月 23 日)以降、バキスゼブリア筋注の副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告されたて報告されたた事例はなく、令和 3 年 8 月 3 日から令和 4 年 1 月 23 日までに報告された死亡事例は計 1 件となった。
・なお、上記に加え、令和 4 年 1 月 24 日から令和 4 年 2 月 4 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例はなかった。

No. 年齢 性別 接種日 発生日 接種回数 基礎疾患 死因
1 57 11/4 11/4 2回目 不明

報告取り下げ、統合、修正も兼ねて、ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社を併せて報告する。

★男女比は・・・。

男性862 ➡ 881 ➡ 906 ➡ 921 ➡ 982 ( +61 ) 人

女性610 ➡ 625 ➡ 639 ➡ 645 ➡ 711 ( +66 ) 人

・不明: 12 ➡ 14 ➡ 17 ➡ 17 ➡ 18 ( +1 ) 人

〔考察〕今回は、ファイザー社及びモデルナ社共に女性の死亡が多かった。

★年齢構成は・・・。

10 代・・・ 4 ➡ 5 ➡ 6 ➡ 6 ➡ 7 ( +1 ) 人

20 代・・・ 19 ➡ 26 ➡ 29 ➡ 30 ➡ 33 ( +3 ) 人

30 代・・・ 26 ➡ 31 ➡ 33 ➡ 34 ➡ 37 ( +3 ) 人

40 代・・・ 37 ➡ 40 ➡ 43 ➡ 44 ➡ 47 ( +3 ) 人

50 代・・・ 77 ➡ 84 ➡ 91 ➡ 94 ➡ 98 ( +4 ) 人

60 代・・・ 113 ➡ 116 ➡ 120 ➡ 122 ➡ 133 ( +11 ) 人

70 代・・・ 298 ➡ 302 ➡ 312 ➡ 319 ➡ 344 ( +25 ) 人

80 代・・・ 461 ➡ 467 ➡ 471 ➡ 473 ➡ 530 ( +57) 人

90 代・・・ 269 ➡ 270 ➡ 272 ➡ 274 ➡ 292 ( +17 ) 人

100 代・・・ 15 ➡ 15 ➡ 16 ➡ 16 ➡ 17 ( 1 ) 人

不明及び高齢者・・・ 13 ➡ 15 ➡ 15 ➡ 18 ➡ 18 ➡ 20 ( +2 ) 人

〔考察〕 3 回目接種が進んでいる影響で 60 代以降の死亡報告が増加した。特に、 80 代は 57 人も増加している。

★基礎疾患の有無を見てみると・・・。

・基礎疾患あり: 1,029 ➡ 1,045 ➡ 1,070 ➡ 1,081 ➡ 1,174 ( +93 )人

・基礎疾患なし: 143 ➡153 ➡ 159 ➡162 ➡ 172 ( +10 )人

・不明: 190 ➡ 200 ➡ 211 ➡ 218 ➡ 243 ( +25 )人

〔考察〕 前回同様、基礎疾患がある方の方が比較すると多いのは相変わらずである。

★接種回数を見てみると・・・。

・ 1 回目: 732 ➡ 742 ➡ 753 ➡ 756 ➡ 763 ( +7 )人

・ 2 回目: 511 ➡ 537 ➡ 562 ➡ 572 ➡ 595 ( +23 )人

・ 3 回目: – ➡ – ➡ – ➡ 2 ➡ 93 ( +91 )人

・不明: 89 ➡ 91 ➡ 98 ➡ 100 ➡ 107 ( +7 )人

〔考察〕死亡報告の 7 割以上が 3 回目接種だった。ただ、 1 回目、 2 回目の方は殆どが昨年の早い段階での死亡報告であることを考えると、 3 回目接種の比重はかなり高く感じる。また、 3 回目接種の方の接種から死亡日までの期間がかなり短い。

新型コロナワクチンにおいて死亡として報告された事例の概要

○ 新型コロナワクチンにおいて、予防接種開始後より今回の審議会までに死亡として報告された事例の概要は以下のとおりであった。

【ファイザー社製】

○ 予防接種開始 2021 年 2 月 17 日から前回の審議会( 2022 年 1 月 23 日時点)までに、副反応疑い報告において死亡として報告された事例は 1,382 件( 100 万回接種あたり 8.1 件)であり、今回の審議会( 2022 年 2 月 20 日時点、 368 日間)までに、死亡として報告された事例は 1,430 件( 100 万回接種あたり 7.8 件)であった。うち、3 回目接種後の事例は 28 件であった。
○ 症状の概要に記載された死因等は、虚血性心疾患 142 件、心不全 129 件、出血性脳卒中 108 件等であった。
○ なお、 2022 年 2 月 21 日から 3 月 4 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例は 41 件(うち、 3 回目接種後の事例は 23 )であった。

【モデルナ社製】

○ 予防接種開始 2021 年 5 月 22 日から前回の審議会( 2022 年 1 月 23 日時点)までに、副反応疑い報告において死亡として報告された事例は 67 件 ( 100 万回接種あたり 2.1 件)であり、今回の審議会( 2022 年 2 月 20 日時点、 274 日間)までに、死亡として報告された事例は 82 件( 100 万回接種あたり 2.1 件)であった。うち、 3 回目接種後の事例は 16 件であった。
○ 症状の概要に記載された死因等は、虚血性心疾患 12 件、出血性脳卒中 10 件、心筋炎関連事象 7 件等であった。
○ なお、 2022 年 2 月 21 日から 3 月 4 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例は 17 件(うち 3 回目接種後の事例は 16 件)であった。

【アストラゼネカ社製】

○ 予防接種開始 2021 年 8 月 3 日から前回の審議会( 2022 年 1 月 23 日時点)までに、副反応疑い報告において死亡として報告された事例事例は 1 件であり、今回の審議会( 2022 年 2 月 20 日時点、 201 日間)までに、死亡として報告された事例は 1 件( 100 万回接種あたり 8.6 件)であった。
○ なお、 2022 年 2 月 21 日から 3 月 4 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例はなかった。

〔考察〕 前回から、死亡症例の件数が掲載されなくなり、中身を十分に研鑽しないと死亡症例の全体像が見えにくくなってしまった。

死亡例に関する考え方(副反応疑い報告の状況に関するまとめ)

【最新の死亡例の報告状況の整理・合同部会】
○ 副反応疑い報告制度において、ワクチン接種後の死亡例として報告されたものは、接種開始から 2022 年 2 月 20 日までにファイザー社ワクチンは 1,430 件( 100 万回接種あたり 7.8 件)武田/モデルナ社ワクチンは 82 件( 100 万回接種あたり 2.1 件)であり、これまで報告された頻度と比較して大きな変化はなかった。また、アストラゼネカ社ワクチンは 1 件( 100 万回接種あたり 8.6 件)であった。死亡として報告された事例のうち、3 回目接種後の事例はファイザー社ワクチン 28 件( 100 万回接種あたり 2.2 件)、武田/モデルナ社ワクチン 16 ( 100 万回接種あたり 2.7 件)であった。
○ 報告された症状等は虚血性心疾患、心不全、出血性脳卒中等であった。
○ 専門家による評価では、ファイザー社ワクチンの 1,430 件のうち、 1,421 件は情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できない( γ ) 9 件はワクチンと死亡との因果関係が認められない( β )とされた。また、武田/モデルナ社ワクチンの 82 件のうち、 81 件は( γ )1 件は( β )とされ、アストラゼネカ社ワクチンの 1 件は( γ )とされた。

【死亡例に関する論点のまとめ・合同部会】
○ 現時点においては、個々の死亡事例について新型コロナワクチンとの因果関係があると結論づけることのできた事例は認めない。
○ 引き続き 3 回目接種後の事例についても、集積する事例に関する情報を収集し、丁寧に評価を行っていくことにより、集団としてのデータを系統的に検討していく。
○ 死亡例の報告に関しては、現時点においては、 3 回目接種後の事例も含め、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない。

【私の見解】
3 回目接種後の死亡報告が多数されるようになったのだが、かなりの数で突然死が増えている。例として、入浴中に亡くなっているのを発見、朝心肺停止の状態で発見、床に倒れているのを発見、ソファーに座ったまま意識消失、トイレで倒れているのを発見、警察が発見等々・・・。特に、今回は浴槽で発見された数がかなり多かった。ファイザー社製 5 例、モデルナ社製 6 例。ただ、接種当日ではなく、数日後の入浴時の例も多く、接種後どのていどまで入浴に注意したほうが良いのか分からない。 3 回目接種を考えている人は、罹るリスクと接種するリスクを天秤にかけて判断することをお勧めする。

次回へ・・・。