「真実の口」1,874 新型コロナウィルス・・・362

前回の続き・・・。

4 月 13 日(水)に開催された第 78 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和 4 年度第 1 回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)における死亡例を報告する。

≪死亡報告事例≫

【ファイザー社製】

1.報告状況

・前回の集計対象期間( 2 月 20 日)以降、コミナティ筋注の副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が 85 件増加し(うち、 3 回目接種後の事例は 58 件)あり、令和 3 年 2 月 17 日から令和 4 年 3 月 20 日までに報告された死亡事例は計 1,514 件(うち、 3 回目接種後の事例は 86 件)となった。
・なお、上記に加え、令和 4 年 3 月 21 日から令和 4 年 4 月 1 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が 21 件(うち、 3 回目接種後の事例は 15 件)あった。

(※注 1 ) 2 月 20 日までの調査において同一症例であることが明らかとなった 17 組( No.154 と No.394 、 No.158 と No.215 、 No.367 と No.564 、 No.414 と No.887 、No.468 と No.511 、 No.475 と No.563 、 No.539 と No.753 、 No.569 と No.726 、 No.614 と No.688 、 No.650 と No.781 、 No691 と No.1320 、 No.770 と No.868 、 No.831 と No.1099 、 No.876 と No.907 、 No.1007 と No.1053 、 No.1072 と No.1123 、 No.1426 と No.1444 )については報告内容を統合し、 1 件として計上。また、 27 件( No.22 、 No.288 、 No.409 、 No.410 、 No.471 、 No.535 、 No.536 、 No.548 、 No.559 、 No.571 、 No.687 、 No.722 、 No.733 、 No.762 、 No.764 、 No.768 、 No.850 、 No.858 、 No.978 、 No.1197 、 No.1,200 、 No.1237 、 No.1271 、 No.1292 、 No.1354 、 No.1361 、 No1374 )の取り下げがあり、以下に記す症例 No( 1 ~ 1,559 )と報告事例数( 1,514 件)は一致しない。

毎回断るが、当 Blog では、いたずらにワクチン接種後の死と接種を原因とする死を結びつけるつもりはない。

事実を事実として、認識した上で、自身のワクチン接種の判断材料にして欲しいと思うだけである。

前回までの死亡報告は、以下を参考にして欲しい。

「真実の口」1,692 新型コロナウィルス・・・195
「真実の口」1,695 新型コロナウィルス・・・198
「真実の口」1,707 新型コロナウィルス・・・210
「真実の口」1,714 新型コロナウィルス・・・216
「真実の口」1,720 新型コロナウィルス・・・221
「真実の口」1,723 新型コロナウィルス・・・224
「真実の口」1,735 新型コロナウィルス・・・236
「真実の口」1,741 新型コロナウィルス・・・242
「真実の口」1,750 新型コロナウィルス・・・250
「真実の口」1,759 新型コロナウィルス・・・259
「真実の口」1,770 新型コロナウィルス・・・267
「真実の口」1,779 新型コロナウィルス・・・276
「真実の口」1,793 新型コロナウィルス・・・284
「真実の口」1,809 新型コロナウィルス・・・298
「真実の口」1,858 新型コロナウィルス・・・346
「真実の口」1,874 新型コロナウィルス・・・362

(※注) スマートフォンの場合は、死因は右にスライドして確認できる。

No. 年齢 性別 接種日 発生日 接種回数 基礎疾患 死因
1515 73 3/2 3/5 3回目 不明 急性大動脈解離、
脳梗塞、
心タンポナーデ
1516 72 5/26 3/5 3回目 不明
1517 83 2/25 2/26 3回目 不明 不整脈、溺水
1518 71 3/2 3/3 3回目 心臓死
1519 70 6/20 7/1 2回目 視床出血
1520 71 7/30 8/17 2回目 多臓器機能不全症候群、
敗血症性ショック、
急性腎障害、横紋筋融解症、
播種性血管内凝固、
細菌感染、肝障害、
代謝性アシドーシス、低血糖
1521 43 1/18 2/3 3回目 不明 不明
1522 75 3/4 3/5 3回目 心筋梗塞
 ☞ 他の新型コロナワクチン(スパイクバックス)の事例であることが判明したため削除。
1523 84 2/22 3/5 3回目 気管支肺炎、汎血球減少症、
播種性血管内凝固、肝脾腫大、僧帽弁閉鎖不全症
1524 74 2/24 2/26 3回目 不明
1525 65 2/24 3/7 3回目 DIC、敗血症
1526 73 2/21 2/28 3回目 心疾患の発作による死亡と推定
1527 85 2/17 2/21 3回目 内因性疾患(詳細不明)
1528 53 8/20 8/20 1回目 糖尿病
1529 83 2/14 2/15 3回目 不明
1530 74 1/7 1/31 3回目 虚血性心疾患疑い
1531 81 2/12 2/17 3回目 溺水
1532 82 7/29 8/15 2回目 心臓死
1533 84 3/3 3/4 3回目 慢性心不全の増悪
1534 80 2/21 3/5 3回目 急性骨髄性白血病
1535 69 11/10 11/13 2回目 急性心筋梗塞、血栓
1536 84 3/5 不明 3回目 不明 ウイルス性肺炎
1537 79 6/30 9/4 1回目 慢性活動性EBウイルス感染症
1538 88 2/22 3/8 3回目 腎孟腎炎による敗血症
1539 80 2/18 2/19 3回目 不明 極端なDICのみであり、上部消化管出血による血圧低下で水没したと推定
1540 89 3/6 3/7 3回目 溺死
1541 60 3/6 3/8 3回目 不明 不明
1542 84 3/9 3/9 3回目 不詳の内因死
1543 57 1/22 2/13 3回目 心筋梗塞
1544 71 2/28 3/1 3回目 進行性の肺腺癌
1545 79 2/18 2/20 3回目 急性心筋梗塞の疑い
1546 80 3/8 ~3/13の間 3回目 不明
1547 85 3/7 3/12 3回目 肝機能障害
1548 88 3/3 3/3 3回目 誤嚥による窒息の可能性
1549 81 3/3 3/12 3回目 不明 急性心筋梗塞破裂(推定)
による心嚢血腫
1550 85 2/26 2/28 3回目 不明 不明
1551 84 2/10 2/18 3回目 不明
1552 78 3/1 3/2 3回目 不明
1553 50 3/9 3/15 3回目 不明
1554 56 3/8 3/10 3回目 劇症型心筋炎に伴う
致死性不整脈
1555 76 3/14 3/16 3回目 不明
1556 88 3/8 3/16 1回目 虚血性心疾患による溺死
1557 79 2/27 3/2 2回目 不明 不明
1558 26 9/11 9/12 2回目 到死性不整脈の可能性
1559 30代 不明 不明 不明 不明 急性骨髄性白血病
1560 46 2/26 不明 3回目 大動脈解離、
多臓器機能不全症候群、
動脈硬化症
1561 87 2/7 2/25 3回目 不明
1562 82 3/8 3/13 3回目 誤嚥性肺炎
1563 97 3/4 3/18 3回目 不明
1564 92 6/9 7/17 2回目 肺障害、気胸、肺炎
1565 44 11/26 不明 2回目 不明 不明
1566 90 2/2 3/20 3回目 腎孟腎炎からの熱せん妄、
心筋炎、横紋筋融解症
などの可能性
1567 73 2/7 2/8 3回目 急性心筋梗塞による
急性心不全
1568 55 不明 不明 2回目 不明
1569 73 3/9 3/11 3回目 痙攣発作
1570 73 3/10 3/12 不明 不明
1571 72 2/7 2/21 3回目 脳内出血(視床出血)、血管炎
1572 74 2/14 2/22 3回目 肺炎
1573 20 3/24 3/25 2回目 不明(心肺停止)
1574 92 3/24 3/24 3回目 不明
1575 72 2/8 3/6 3回目 不明 右腎出血、
後腹膜膿腫からDICを併発
1576 75 3/17 3/18 3回目 不明
1577 36 7/23 12/5 2回目 急性循環不全
1578 78 不明 接種
2日後
不明 不明
1579 90 3/18 3/2 3回目 不明
1580 46 3/26 3/29 3回目 不明 不明

【モデルナ社製】

1.報告状況

・前回の集計対象期間( 2 月 20 日)以降、スパイクバックス筋注の副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告されたて報告された事例が新たに 38 件増加し(うち、 3 回目接種後の事例は 35 件)あり、令和 3 年 5 月 22 日から令和 4 年 3 月 20 日までに報告された死亡事例は計 120 件(うち、 3 回目接種後の事例は 51 件)となった。
・なお、上記に加え、令和 4 年 3 月 21 日から令和 4 年 4 月 1 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が 11 件(うち、 3 回目接種後の事例は 11 件)あった。

(※注 2 ) 3 月 20 日までの調査において他の新型コロナワクチン(コミナティ筋注)の症例であることが明らかとなった 1 件は除外。症例 No ( No.1~ 121 )と報告事例数( 120 件)は一致しない。

前回までの死亡報告は、以下を参考にして欲しい。

「真実の口」1,779 新型コロナウィルス・・・276
「真実の口」1,793 新型コロナウィルス・・・284
「真実の口」1,809 新型コロナウィルス・・・298
「真実の口」1,858 新型コロナウィルス・・・346

No. 年齢 性別 接種日 発生日 接種回数 基礎疾患 死因
101 74 3/2 不明 3回目 不明 不明
102 24 2/4 2/21 3回目 血栓性血小板減少性紫斑病
103 77 2/17 2/22 3回目 急性腎不全、高K血症
104 81 3/3 3/5 3回目 急性心筋梗塞の疑い
105 102 2/23 2/23 3回目 大動脈解離
106 92 3/8 3/9 3回目 心疾患疑い
107 64 3/8 3/11 3回目 不明
108 76 2/24 2/25 3回目 心臓が原因の
突然死の可能性
109 71 2/28 3/7 3回目 不明
110 70 3/13 3/14 3回目 衰弱や臥床、
打撲による横紋筋融解症、
脱水からの急性腎不全
及び高カリウム血症
111 75 3/4 3/5 3回目 心筋梗塞
112 73 3/15 3/18 3回目 不明
113 63 8/11 8/16 2回目 昏睡型急性肝不全、
心筋炎
114 82 3/11 3/11 3回目 急性心不全
115 88 2/15 2/16 3回目 不明 不明
116 86 2/21 2/24 3回目 不明 不明
117 91 2/13 2/18 3回目 誤嚥性肺炎、
間質性肺炎増悪
118 81 3/3 3/4 3回目 うっ血性心不全、
高血圧疾患
119 87 3/5 不明 3回目 不明 溺死
120 74 不明 不明 不明 肺塞栓症
121 87 不明 不明 3回目 肺炎、敗血症
122 74 3/9 3/10 3回目 不明 溺死
123 52 3/3 3/25 3回目 不明 くも膜下出血
124 93 3/17 3/19 3回目 不明
125 86 3/2 3/10 3回目 不明
126 76 2/9 2/11 3回目 不明
127 62 2/25 2/26 3回目 肺水腫疑い、心不全疑い
128 83 3/28 3/29 3回目 不明
129 54 3/29 3/29 3回目 不明 急性大動脈解離による
冠動脈狭窄
での
虚血性心機能不全
130 59 3/15 3/16 3回目 急性心筋梗塞
131 91 2/25 3/15 3回目 不明 間質性肺炎
132 57 3/17 3/30 3回目 不明 心筋炎

【アストラゼネカ社製】

1.報告状況

・前回の集計対象期間( 2 月 20 日)以降、バキスゼブリア筋注の副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告されたて報告されたた事例はなく、令和 3 年 8 月 3 日から令和 4 年 3 月 20 日までに報告された死亡事例は計 1 件となった。
・なお、上記に加え、令和 4 年 3 月 21 日から令和 4 年 4 月 1 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例はなかった。

No. 年齢 性別 接種日 発生日 接種回数 基礎疾患 死因
1 57 11/4 11/4 2回目 不明

報告取り下げ、統合、修正も兼ねて、ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社を併せて報告する。

★男女比は・・・。

男性 881 ➡ 906 ➡ 921 ➡ 981 ( -1 ) ➡ 1,038 ( +57 ) 人

女性625 ➡ 639 ➡ 645 ➡ 711 ➡ 751 ( +40 ) 人

・不明: 14 ➡ 17 ➡ 17 ➡ 18 ➡ 18 人

〔考察〕ファイザー社に比べてモデルナ社は女性の比率が高いようだ。

★年齢構成は・・・。

10 代・・・ 5 ➡ 6 ➡ 6 ➡ 7 ➡ 7 人

20 代・・・ 26 ➡ 29 ➡ 30 ➡ 33 ➡ 36 ( +3 ) 人

30 代・・・ 31 ➡ 33 ➡ 34 ➡ 37 ➡ 39 ( +2 ) 人

40 代・・・ 37 ➡ 40 ➡ 43 ➡ 44 ➡ 49 ( +5 ) 人

50 代・・・ 91 ➡ 94 ➡ 98 ➡ 103 ➡ 112 ( +9 ) 人

60 代・・・ 116 ➡ 120 ➡ 122 ➡ 133 ➡ 139 ( +6 ) 人

70 代・・・ 302 ➡ 312 ➡ 319 ➡ 344 ➡ 375 ( +31 ) 人

80 代・・・ 467 ➡ 471 ➡ 473 ➡ 529 ( -1 ) ➡ 560 ( +31) 人

90 代・・・ 272 ➡ 274 ➡ 292 ➡ 301 ➡ 309 ( +8 ) 人

100 代・・・ 15 ➡ 16 ➡ 16 ➡ 17 ➡ 18 ( 1 ) 人

不明及び高齢者・・・ 15 ➡ 18 ➡ 18 ➡ 20 ➡ 20 人

〔考察〕 3 回目接種が進んでいる影響で、特に 70 代・ 80 代の死亡報告が増加した。ただ、 20 代・ 30 代の死亡はほとんどが接種翌日の急死である。これらにワクチンとの因果化関係なしというのは腑に落ちない。

★基礎疾患の有無を見てみると・・・。

・基礎疾患あり: 1,045 ➡ 1,070 ➡ 1,081 ➡ 1,173 ( -1 ) ➡ 1,239 ( +66 )人

・基礎疾患なし: 153 ➡ 159 ➡162 ➡ 172 ➡ 181 ( +9 )人

・不明: 200 ➡ 211 ➡ 218 ➡ 243 ➡ 288 ( +35 )人

〔考察〕 基礎疾患がある方の方が比較すると多いのは相変わらずである。

★接種回数を見てみると・・・。

・ 1 回目: 742 ➡ 753 ➡ 756 ➡ 762 ( -1 ) ➡ 765 ( +3 )人

・ 2 回目: 537 ➡ 562 ➡ 572 ➡ 595 ➡ 607 ( +12 )人

・ 3 回目: – ➡ – ➡ 2 ➡ 93 ➡ 170 ( +77 )人

・不明: 91 ➡ 98 ➡ 100 ➡ 107 ➡ 111 ( +4 )人

〔考察〕死亡報告の 8 割以上が 3 回目接種だった。また、 3 回目接種の方の接種から死亡日までの期間がかなり短い。

新型コロナワクチンにおいて死亡として報告された事例の概要

○ 新型コロナワクチンにおいて、予防接種開始後より今回の審議会までに死亡として報告された事例の概要は以下のとおりであった。

【ファイザー社製】

○ 予防接種開始 2021 年 2 月 17 日から前回の審議会( 2022 年 3 月 20 日時点)までに、副反応疑い報告において死亡として報告された事例は 1,514 件( 100 万回接種あたり 7.7 件)であり、今回の審議会( 2022 年 4 月 17 日時点、 424 日間)までに、死亡として報告された事例は 1,549 件( 100 万回接種あたり 7.6 件)であった。うち、3 回目接種後の事例は 113 件であった。
○ 症状の概要に記載された死因等は、虚血性心疾患 158 件、心不全 135 件、肺炎 115 件等であった。
○ なお、 2022 年 4 月 18 日から 4 月 29 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例は 14 件(うち、 3 回目接種後の事例は 11 )であった。

★ 5 ~ 11 歳において

○ 予防接種開始 2022 年 2 月 21 日から今回の審議会( 4 月 17 日時点、 55 日間)までに、死亡として報告された事例はなかったが、 2022 年 5 月 6 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が 1 件あった。
○ 基礎疾患として、出生時重症新生児仮死、低酸素性虚血性脳症があり、生直後より人工呼吸管理をされていた事例であった。また、症状の概要に記載された死因等は、呼吸不全、心不全、心筋炎等であった。

【モデルナ社製】

○ 予防接種開始 2021 年 5 月 22 日から前回の審議会( 2022 年 3 月 20 日時点)までに、副反応疑い報告において死亡として報告された事例は 120 件 ( 100 万回接種あたり 2.3 件)であり、今回の審議会( 2022 年 4 月 17 日時点、 330 日間)までに、死亡として報告された事例は 140 件( 100 万回接種あたり 2.4 件)であった。うち、 3 回目接種後の事例は 69 件であった。
○ 症状の概要に記載された死因等は、虚血性心疾患 17 件、出血性脳卒中 11 件、心筋炎関連事象 11 件等であった。
○ なお、 2022 年 4 月 18 日から 4 月 29 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例は 6 件(うち 3 回目接種後の事例は 5 件)であった。

【アストラゼネカ社製】

○ 予防接種開始 2021 年 8 月 3 日から前回の審議会( 2022 年 3 月 20 日時点)までに、副反応疑い報告において死亡として報告された事例事例は 1 件であり、今回の審議会( 2022 年 4 月 17 日時点、 201 日間)までに、死亡として報告された事例は 1 件( 100 万回接種あたり 8.6 件)であった。
○ なお、 2022 年 4 月 18 日から 4 月 29 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例はなかった。

死亡例に関する考え方(副反応疑い報告の状況に関するまとめ)

【最新の死亡例の報告状況の整理・合同部会】
○ 副反応疑い報告制度において、ワクチン接種後の死亡例として報告されたものは、接種開始から 2022 年 4 月 17 日までにファイザー社ワクチンは 1,549 件( 100 万回接種あたり 7.6 件)武田/モデルナ社ワクチンは 140 件( 100 万回接種あたり 2.4 件)であり、これまで報告された頻度と比較して大きな変化はなかった。また、アストラゼネカ社ワクチンは 1 件( 100 万回接種あたり 8.6 件)であった。死亡として報告された事例のうち、3 回目接種後の事例はファイザー社ワクチン 113件( 100 万回接種あたり2.2件)、武田/モデルナ社ワクチン 69 であった。
○ 報告された症状等は虚血性心疾患、心不全、出血性脳卒中等であった。
○ 専門家による評価では、ファイザー社ワクチンの 1,549 件のうち、 1,540 件は情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できない( γ )9 件はワクチンと死亡との因果関係が認められない( β )とされた。また、武田/モデルナ社ワクチンの 140 件のうち、 139 件は( γ )1 件は( β )とされ、アストラゼネカ社ワクチンの 1 件は( γ )とされた。

【死亡例に関する論点のまとめ・合同部会】
○ 現時点においては、個々の死亡事例について新型コロナワクチンとの因果関係があると結論づけることのできた事例は認めない。
○ 引き続き 3 回目接種後の事例についても、集積する事例に関する情報を収集し、丁寧に評価を行っていくことにより、集団としてのデータを系統的に検討していく。
○ 死亡例の報告に関しては、現時点においては、 3 回目接種後の事例も含め、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない。

【私の見解】
前回同様 3 回目接種後の死亡報告が多数されるようになったのだが、かなりの数で突然死が増えている。今回も浴室で発見された数がかなり多かった。ファイザー社製 9 例、モデルナ社製 7 例。また、トイレ関係でも、ファイザー社製 4 例が報告されている。本当に突然死と言える。ある例では、「3回目接種翌朝、入浴中にゴンと音がしたため家族が見に行ったところ、顔をお湯につけた状態でいた」という広告もされている。更に、今回はいきなりうなり声を上げてなくなる例も散見された。前回も進言したが 3 回目接種を考えている人は、コロナに罹るリスクと接種するリスクを天秤にかけて判断することをお勧めする。

次回へ・・・。