「真実の口」1,920 新型コロナウィルス・・・408

前回の続き・・・。

7 月 8 日(金)に開催された第 81 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和 4 年度第 6 回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)における死亡例を報告する。

≪死亡報告事例≫

【ファイザー社製】

1.報告状況

・前回の集計対象期間( 6 月 10 日)以降、コミナティ筋注の副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が 28 件増加し(うち、 4 回目接種後の事例は 0 件)あり、令和 3 年 2 月 17 日から令和 4 年 6 月 12 日までに報告された死亡事例は計 1,603 件(うち、 4 回目接種後の事例は 0 件)となった。
・なお、上記に加え、令和 4 年 6 月 13 日から令和 4 年 6 月 24 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が 6 件(うち、 4 回目接種後の事例は 0 件)あった。

(※注 1 ) 2 月 20 日までの調査において同一症例であることが明らかとなった 17 組( No.154 と No.394 、 No.158 と No.215 、 No.367 と No.564 、 No.414 と No.887 、No.468 と No.511 、 No.475 と No.563 、 No.539 と No.753 、 No.569 と No.726 、 No.614 と No.688 、 No.650 と No.781 、 No691 と No.1320 、 No.770 と No.868 、 No.831 と No.1099 、 No.876 と No.907 、 No.1007 と No.1053 、 No.1072 と No.1123 、 No.1426 と No.1444 )については報告内容を統合し、 1 件として計上。また、 29 件(※注 2 )( No.22 、 No.288 、 No.409 、 No.410 、 No.471 、 No.535 、 No.536 、 No.548 、 No.559 、 No.571 、 No.687 、 No.722 、 No.733 、 No.762 、 No.764 、 No.768 、 No.850 、 No.858 、 No.978 、 No. 1186 、 No.1197 、 No.1,200 、 No.1237 、 No.1271 、 No.1292 、 No.1354 、 No.1361 、 No1374 、 NO.1522 )の取り下げがあり、以下に記す症例 No( 1 ~ 1,652 )と報告事例数( 1,603 件)は一致しない。

毎回断るが、当 Blog では、いたずらにワクチン接種後の死と接種を原因とする死を結びつけるつもりはない。

事実を事実として、認識した上で、自身のワクチン接種の判断材料にして欲しいと思うだけである。

前回までの死亡報告は、以下を参考にして欲しい。

「真実の口」1,692 新型コロナウィルス・・・195
「真実の口」1,695 新型コロナウィルス・・・198
「真実の口」1,707 新型コロナウィルス・・・210
「真実の口」1,714 新型コロナウィルス・・・216
「真実の口」1,720 新型コロナウィルス・・・221
「真実の口」1,723 新型コロナウィルス・・・224
「真実の口」1,735 新型コロナウィルス・・・236
「真実の口」1,741 新型コロナウィルス・・・242
「真実の口」1,750 新型コロナウィルス・・・250
「真実の口」1,759 新型コロナウィルス・・・259
「真実の口」1,770 新型コロナウィルス・・・267
「真実の口」1,779 新型コロナウィルス・・・276
「真実の口」1,793 新型コロナウィルス・・・284
「真実の口」1,809 新型コロナウィルス・・・298
「真実の口」1,858 新型コロナウィルス・・・346
「真実の口」1,874 新型コロナウィルス・・・362
「真実の口」1,890 新型コロナウィルス・・・378
「真実の口」1,904 新型コロナウィルス・・・392

(※注) スマートフォンの場合は、死因は右にスライドして確認できる。

No. 年齢 性別 接種日 発生日 接種回数 基礎疾患 死因
1634 88 3/1 4/13 3回目 COVID-19
1635 86 不明 不明 2回目 心筋炎
 ☞ No.1635 は他の新型コロナワクチン(スパイクバックス)の事例であることが判明したため削除。
1636 80 不明 不明 2回目 心筋炎
1637 53 ’21/8/31 ’21/9/14 2回目 胸水、肺炎、
急性呼吸不全
1638 83 5/23 5/29 3回目 肺炎
1639 63 4/21 4/22 3回目 不明 急性心機能不全
1640 17 不明 2月 2回目 原因不明の死亡、胸水
1641 76 ’21/6/29 ’22/3/7 2回目 ①PR3-ANCA陽性
②血管炎症候群
③リンパ球減少症
1642 86 2/28 4/15 3回目 慢性心不全
1643 91 3/10 3/15 3回目 不明
1644 79 5/25 5/27 不明 高熱
1645 60代 不明 2021年 2021年 不明 不明 不明
1646 50代 不明 2021年 2021年 不明 不明 不明
1647 40代 2021年 2021年 不明 不明 不明
1648 83 不明 不明 不明 誤嚥性肺炎、高熱
1649 80代 不明 不明 1回目 サイトメガロウィルス性腸炎、
イレウス
1650 60 不明 不明 3回目 不明 血管炎、喀血
1651 90代 不明 不明 2回目 血栓性血小板減少性紫斑病
(TTP疑い)、
肺出血
1652 70代 不明 不明 2回目 COVID-19
1653 87 2/4 6/2 3回目 骨髄異形成症候群疑い
1654 96 5/27 6/7 1回目 誤嚥性肺炎
1655 35 5/27 5/29 不明 不明
1656 16 ’21/8/11 ’22/2/13 1回目 胸水、腹水、
尿路感染症
1657 70 6/22 6/22 3回目 虚血性心疾患による
重症心機能低下
1658 63 4/5 6/3 3回目 肺胞出血、血管炎、
間質性肺炎急性増悪

【モデルナ社製】

1.報告状況

・前回の集計対象期間( 6 月 10 日)以降、スパイクバックス筋注の副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告されたて報告された事例が新たに 8 件増加し(うち、 4 回目接種後の事例は 0 件)あり、令和 3 年 5 月 22 日から令和 4 年 5 月 15 日までに報告された死亡事例は計 157 件(うち、 4 回目接種後の事例は 0 件)となった。
・なお、上記に加え、令和 4 年 6 月 13 日から令和 4 年 6 月 24 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が 3 件(うち、 4 回目接種後の事例は 0 件)あった。

(※注 2 ) 5 月 15 日までの調査において他の新型コロナワクチン(コミナティ筋注)の症例であることが明らかとなった 1 件は除外。症例 No ( No.1~ 158 )と報告事例数( 157 件)は一致しない。

前回までの死亡報告は、以下を参考にして欲しい。

「真実の口」1,779 新型コロナウィルス・・・276
「真実の口」1,793 新型コロナウィルス・・・284
「真実の口」1,809 新型コロナウィルス・・・298
「真実の口」1,858 新型コロナウィルス・・・346
「真実の口」1,874 新型コロナウィルス・・・362
「真実の口」1,890 新型コロナウィルス・・・378
「真実の口」1,904 新型コロナウィルス・・・392

No. 年齢 性別 接種日 発生日 接種回数 基礎疾患 死因
156 45 5/20 5/21 3回目 発熱、けいれん発作
157 40 ’21/11/1 ’21/12/27 2回目 不明 肺膿瘍、呼吸不全
脳梗塞、単純ヘルペス
158 63 3/5 3/6 3回目 不明
159 63 4/11 5/21 3回目 敗血症、痙攣発作、
てんかん重積状態、
多臓器機能不全症候群
160 79 2/10 2/11 3回目 不明 不明
161 80 2021/2月 2021/2月 3回目 不明 胸部大動脈瘤

【アストラゼネカ社製】

1.報告状況

・前回の集計対象期間( 6 月 10 日)以降、バキスゼブリア筋注の副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告されたて報告された事例の増加はなく、令和 3 年 8 月 3 日から令和 4 年 6 月 12 日までに報告された死亡事例は計 1 件となった。
・なお、上記に加え、令和 4 年 5 月 16 日から令和 4 年 6 月 24 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例はなかった。

No. 年齢 性別 接種日 発生日 接種回数 基礎疾患 死因
1 57 11/4 11/4 2回目 不明

報告取り下げ、統合、修正も兼ねて、ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社を併せて報告する。

★男女比は・・・。

男性 980 ➡ 1,037 ➡ 1,058 ➡ 1,075 ➡ 1,093 ( +18 ) 人

女性 711 ➡ 751 ➡ 774 ➡ 790 ➡ 801 ( +11 ) 人

・不明: 18 ➡ 18 ➡ 18 ➡ 18 ➡ 20 (+2) 人

〔考察〕前回は、ファイザー社は女性に偏りがあったが、今回は男女が同数程度になり、モデルナ社は男性に偏ったようだ。接種回数との絡みがあるのだろうか?

★年齢構成は・・・。

10 代・・・ 7 ➡ 7 ➡ 7 ➡ 8 ➡ 10 (+2) 人

20 代・・・ 33 ➡ 36 ➡ 38 ➡ 38 ➡ 38 ( ±0 ) 人

30 代・・・ 37 ➡ 39 ➡ 41 ➡ 44 ➡ 45 ( +1 ) 人

40 代・・・ 44 ➡ 49 ➡ 51 ➡ 55 ➡ 58 ( +3 ) 人

50 代・・・ 103 ➡ 112 ➡ 116 ➡ 117 ➡ 119 ( +2 ) 人

60 代・・・ 133 ➡ 139 ➡ 146 ➡ 156 ➡ 162 ( +6 ) 人

70 代・・・ 344 ➡ 375 ➡ 384 ➡ 391 ➡ 396 ( +5 ) 人

80 代・・・ 529 ➡ 560 ➡ 567 ➡ 574 ➡ 583 ( +9 ) 人

90 代・・・ 291 ➡ 300 ➡ 308 ➡ 316 ➡ 318 ( +2 ) 人

100 代・・・ 17 ➡ 18 ➡ 18 ➡ 18 ➡ 18 ( ±0 )人

不明及び高齢者・・・ 20 ➡ 20 ➡ 21 ➡ 21 ➡ 21 ( ±0 ) 人

〔考察〕 今回は、昨年、ワクチン接種で亡くなり、年齢が正確に分からないため●●代と公表された方が 6 人もいらっしゃった。管理がずさんな状況で、接種日も分からないのでは亡くなられた方たちも浮かばれない・・・。

★基礎疾患の有無を見てみると・・・。

・基礎疾患あり: 1,173 ➡ 1,239 ➡ 1,260 ➡ 1,283 ➡ 1,304 ( +21 )人

・基礎疾患なし: 172 ➡ 181 ➡ 184 ➡ 186 ➡ 188 ( +2 )人

・不明: 242 ➡ 288 ➡ 297 ➡ 305 ➡ 313 ( +8 )人

〔考察〕 基礎疾患がある方の方が比較すると多いのは相変わらずである。ただ、数回前からだが、基礎疾患の有無の箇所に死亡までの経過報告が書かれ、基礎疾患の有無の実態が分かりにくくなってきている。統一した報告書式にして欲しいものだ。

★接種回数を見てみると・・・。

・ 1 回目: 762 ➡ 765 ➡ 765 ➡ 766 ➡ 769 (+3) 人

・ 2 回目: 595 ➡ 607 ➡ 613 ➡ 617 ➡ 625 ( +8 )人

・ 3 回目: 2 ➡ 93 ➡ 170 ➡ 196 ➡ 210 ( +14 )人

・不明: 106 ➡ 111 ➡ 113 ➡ 115 ➡ 121 ( +6 )人

〔考察〕今回は、昨年、ワクチン接種で亡くなり、接種回数も分からないため不明と公表された方が 5 人もいらっしゃった。管理がずさんな状況で、接種回数も分からないのでは亡くなられた方たちも浮かばれない・・・。

新型コロナワクチンにおいて死亡として報告された事例の概要

〔考察〕前回、 6 月 10 日のデータから更新もされず掲載されている。厚生労働省は、ワクチン接種とその後の死亡について、事の重大さを真剣には捉えていないようだ。

以下が前回と同じの報告である。
☟ここから

【ファイザー社製】

○ 予防接種開始 2021 年 2 月 17 日から前回の審議会( 2022 年 5 月 15 日時点)までに、副反応疑い報告において死亡として報告された事例は 1,575 件( 100 万回接種あたり 7.4 件)であり、今回の審議会( 2022 年 6 月 12 日時点)までに、死亡として報告された事例は 1,603 件( 100 万回接種あたり 7.4 件)であった。うち、 4 回目接種後の事例は 0 件であった。
○ 症状の概要に記載された死因等は、虚血性心疾患 164 件、心不全 140 件、肺炎 123 件等であった。
○ なお、 2022 年 6 月 13 日から 6 月 24 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例は 6 件(うち、 4 回目接種後の事例は 0 件)であった。

★ 5 ~ 11 歳において

○ 予防接種開始 2022 年 2 月 21 日から前回の審議会( 5 月 15 日時点)までに、死亡として報告された事例が 1 件( 100 万回接種あたり 0.5 件)、 今回の審議会( 6 月 12 日時点)までに、死亡として報告された事例が 1 件( 100 万回接種あたり 0.4 件)であった。
○ 症状の概要に記載された死因等は、呼吸不全等であった。
○ なお、上記に加え、 2022 年 6 月 13 日から 2022 年 6 月 24 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例はなかった。

【モデルナ社製】

○ 予防接種開始 2021 年 5 月 22 日から前回の審議会( 2022 年 5 月 15 日時点)までに、副反応疑い報告において死亡として報告された事例は 149 件 ( 100 万回接種あたり 2.4 件)であり、今回の審議会( 2022 年 6 月 12 日時点)までに、死亡として報告された事例は 157 件( 100 万回接種あたり 2.4 件)であった。うち、 4 回目接種後の事例は 0 件であった。
○ 症状の概要に記載された死因等は、虚血性心疾患 18 件、不整脈 14 件、出血性脳卒中 12 件等であった。
○ なお、 2022 年 6 月 13 日から 6 月 24 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例は 3 件(うち 4 回目接種後の事例は 0 件)であった。

【アストラゼネカ社製】

○ 予防接種開始 2021 年 8 月 3 日から前回の審議会( 2022 年 5 月 15 日時点)までに、副反応疑い報告において死亡として報告された事例は 1 件であり、今回の審議会( 2022 年 6 月 12 日時点)までに、死亡として報告された事例も 1 件であった。
○ なお、 2022 年 6 月 13 日から 6 月 24 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例はなかった。

【ノババックス社製】

○ 予防接種開始 2022 年 5 月 25 日から今回の審議会( 2022 年 6 月 12 日時点)までに、副反応疑い報告において死亡として報告された事例はなかった。
○ なお、上記に加え、 2022 年 6 月 13 日から 2022 年 6 月 24 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例もなかった。

死亡例に関する考え方(副反応疑い報告の状況に関するまとめ)

【最新の死亡例の報告状況の整理・合同部会】

○ 副反応疑い報告制度において、 2022 年 6 月 12 日までにワクチン接種後の死亡例として報告されたものは、以下のとおりであった。
・ファイザー社ワクチン
1,603 件( 100 万回接種あたり 7.4 件) うち 4 回目 0 件( 100 万回接種あたり 0 件)
・武田/モデルナ社ワクチン
157 件( 100 万回接種あたり 2.4 件) うち 4 回目 0 件( 100 万回接種あたり 0 件)
・アストラゼネカ社ワクチン
1 件( 100 万回接種あたり 8.5 件)
・武田社ワクチン(ノババックス)
0 件( 100 万回接種あたり 0 件)

○ 報告された症状等は虚血性心疾患、心不全、肺炎であった。
○ 専門家による評価は以下のとおりであった。
・ファイザー社ワクチン
α : 0 件、 β : 10 件、 γ : 1,593 件
・武田/モデルナ社ワクチン
α : 0 件、 β : 1 件、 γ : 156 件
・アストラゼネカ社ワクチン
α : 0 件、 β : 0 件、 γ : 1 件
・武田社ワクチン(ノババックス)
α : 0 件、 β : 0 件、 γ : 0 件

【死亡例に関する論点のまとめ・合同部会】
○ 現時点においては、個々の死亡事例について新型コロナワクチンとの因果関係があると結論づけることのできた事例は認めない。
○ 死亡例の報告に関しては、現時点においては、4回目接種後の事例も含め、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない。

☝ここまで

【私の見解】
前述したが、呆れたことに、データを書き換えることもしていない。また、昨年の接種後死亡事例が今頃上げられ、その中身も年齢、接種日、、ロット番号、接種回数、基礎疾患等のほとんどが分かっていない状況である。これらを見ると、表に上がってきていない死亡報告例がまだまだあるのではないだろうか?

次回へ・・・。